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本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

 

Japan

 

Tips

ネットワークの設定に関して


PRIMERGY FTモデルでのネットワーク構成時のご注意
対応機種 FTモデル全機種
PDFPRIMERGY FTモデルのネットワーク構成時のご注意

業務用/監視用 LAN の IP アドレス設定方法
対応機種 TX200FT(W2K)
TCP/IP の設定画面を開くには、それぞれ以下のように操作します。

【業務用LANの設定】

  1. CoServer1 または CoServer2 のどちらかに管理者権限でログオンします。
  2. FTvirtual Server Desktop 画面から FTvirtual Server にログオンします。
  3. 「スタート」 ボタン - 「コントロールパネル」 - 「ネットワーク接続」 を右クリックし、[開く] を実行します。
  4. 業務用LAN (デバイス名が Endurance Ethernet Redirector)に対応する接続名を右クリックし[プロパティ] を実行します。
  5. 「インターネット プロトコル(TCP/IP)」を選択し、[プロパティ] をクリックします。

【監視用 LAN の設定】

  1. 管理者権限で CoServer OS 上にログインします。
  2. CoServer OS上の 「スタート」 ボタン - 「コントロールパネル」 - 「ネットワーク接続」を右クリックし、[開く] を実行します。
  3. [Management LAN] というネットワーク接続名を選択し、[右クリック] - [プロパティ] を実行します。
  4. 「インターネット プロトコル(TCP/IP)」を選択し、[プロパティ] をクリックします。
対応機種 TX200FT(W2K)以外のFTモデル
TCP/IP の設定画面を開くには、それぞれ以下のように操作します。

【業務用LANの設定】

  1. CoServer1 または CoServer2 のどちらかに管理者権限でログオンします。
  2. Virtual Server Desktop 画面から Virtual Server にログオンします。
  3. 「スタート」 ボタン - 「コントロールパネル」 - 「ネットワーク接続」 を右クリックし、[開く] を実行します。
  4. 業務用LAN (デバイス名が Marathon(Endurance) Ethernet Redirector)に対応する接続名を右クリックし [プロパティ] を実行します。
  5. 「インターネット プロトコル(TCP/IP)」 を選択し、[プロパティ] をクリックします。

【監視用LANの設定】

  1. 管理者権限でCoServer OS上にログインします。
  2. CoServer OS上の 「スタート」 ボタン - 「コントロールパネル」 - 「ネットワーク接続」を右クリックし、[開く] を実行します。
  3. [CoServer Management] というネットワーク接続名を右クリックし、[プロパティ] を実行します。
  4. 「インターネット プロトコル(TCP/IP)」を選択し、[プロパティ] をクリックします。

サーバ内ネットワークのIPアドレス変更方法
対応機種 TX200FT(W2K)
以下の順序で IP アドレスを変更します。異なる順序で操作した場合、FTシステムに障害が発生する場合がありますので、必ず以下の順序で操作してください。
  1. CoServer1 の C-Link1
  2. CoServer2 の C-Link1
  3. CoServer1 の C-Link2
  4. CoServer2 の C-Link2
  5. CoServer1 の VNP
  6. FTvirtual Server の VNR1
  7. CoServer2 のVNP
  8. FTvirtual Server の VNR2
IP アドレスの変更が完了したら、Endurance Configuration を再起動します。
対応機種 TX200FT(W2K)以外のFTモデル
以下の順序で IP アドレスを変更します。異なる順序で操作した場合、FTシステムに障害が発生する場合がありますので、必ず以下の順序で操作してください。
  1. CoServer1 の CoServer Link1
  2. CoServer2 の CoServer Link1
  3. CoServer1 の CoServer Link2
  4. CoServer2 の CoServer Link2
  5. CoServer1 の Virtual Network
  6. Virtual Server の Virtual Network1
  7. CoServer2 の Virtual Network
  8. Virtual Server の Virtual Network2
IP アドレスの変更が完了したら、Configuration(Endurance Configuration) を再起動します。

ネットワークコンポーネントを追加した場合
対応機種 FTモデル全機種
ネットワークモニタドライバなど、ネットワークコンポーネントを新規に追加した場合、内部通信用の接続を含め、すべての接続に対して、追加したコンポーネントが有効になります。ネットワークコンポーネントを追加する必要がない内部接続については、ネットワーク接続のプロパティを開いてチェックを外してください。

CoServer上での新しい接続を追加した場合
対応機種 FTモデル全機種
CoServer 上で仮想プライベート接続 (VPN) などの新しい接続を追加すると、その接続においてすべてのネットワークコンポーネントが有効になりますが、以下のコンポーネントはチェックを外して無効に設定してください。
  • Marathon(Endurance) Datagram Service(MtcDgs)
  • Marathon(Endurance) Ethernet Provider(MtcEthP)
  • Marathon(Endurance) CoServer Communications Client
重要:上記コンポーネントを有効にしたまま運用を続けると、FT 制御機能が正しく動作しません。予期しないシャットダウンや再起動、ハングアップなどの原因となります。

追加した LAN カードが Virtual Server から見えない
対応機種 FTモデル全機種
CoServer でのリダイレクト設定に続いて、Virtual Server上で仮想ネットワークカードを追加する必要があります。詳細は各装置の「ユーザーズガイド」の5章「LANカード増設時の設定と デバイス追加」 を参照してください。

注意:TX150FT S2はLANカードを増設できないため、上記の記述の対象外です。

内部 LAN および外部 LAN のセグメントの重複について
対応機種 FTモデル全機種
重要:内部通信用にセグメントを4つ使用していますが、これら4つのセグメント、および外部のセグメントはすべて互いに重複しないように設定してください。
  • 内部通信用のセグメントが互いに重複すると、内部の通信を使用する CoServer バックアップツールなどのアプリケーションが動作しない場合があります。

  • 外部のセグメントと内部通信のセグメントが重複すると、PRIMERGY FTモデルが外部との通信ができない場合があります。


監視用 LAN について
対応機種 TX200FT(W2K)
重要:監視用 LAN を接続せずに運用した場合、FT 制御に問題が発生する場合があります。必ず接続してください。

監視用 LAN (Management LAN) は、CoServer OS から外部にアクセスするためのネットワーク接続で、PRIMERGY FTモデルは、以下のような制御のための通信路として監視用 LAN を使用しています。

  • FT1、FT2 が互いの動作に支障がないかを確認します。

  • ハードウェア障害通知 (SNMPトラップ) を FTvirtual Server や他の管理端末に通知します。

監視用 LAN が接続されていない場合、これらの制御に問題が生じる場合があります。したがって、監視用 LAN は必ず接続して運用してください。
対応機種 TX200FT(W2K)以外のFTモデル
重要:監視用 LAN を接続せずに運用した場合、FT 制御に問題が発生する場合があります。必ず接続してください。

監視用 LAN (CoServer Management) は、CoServer OS から外部にアクセスするためのネットワーク接続で、PRIMERGY FTモデルは、以下のような制御のための通信路として監視用 LAN を使用しています。

  • FT1、FT2 が互いの動作に支障がないかを確認します。

  • ハードウェア障害通知 (SNMPトラップ) を Virtual Server や他の管理端末に通知します。

監視用 LAN が接続されていない場合、これらの制御に問題が生じる場合があります。したがって、監視用 LAN は必ず接続して運用してください。

LANの接続方式および接続速度の設定
対応機種 FTモデル全機種
LANの接続方式 (全二重/半二重)、および接続速度 (10Base-T/100Base-TX/1000Base-T) の設定は、ハードウェアの設定となりますので、Virutal Server 上ではなく、CoServer 上のネットワークアダプターに対して設定します。

この設定は、CoServer1、CoServer2 の両方で、必ず同一にしてください。同一の設定でない場合は、ハードウェアの障害時にネットワーク接続が切断されることがあります。 予約アダプターの接続名は、通常 「Redirected0」 になっています。各 CoServer の Redirected0 に対して、以下の手順で設定画面を開いて設定します。

  1. コントロールパネルを開き、「ネットワーク接続」をダブルクリックします。
  2. 設定する接続名 (Redirected0 など) を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
  3. 接続の方法の [構成] をクリックし、[詳細設定] をクリックします。
  4. Duplex Mode / Link Speed などの項目で接続方式、接続速度を選択します。

監視用LANのスイッチに関する留意点
対応機種 FTモデル全機種
ユーザーズガイドで、業務用LAN に接続するスイッチの要件として、以下の項目を挙げていますが、これらの項目は、監視用LANにもあてはまりますので、同様にご留意ください。
レイヤー2より上の層のフィルタリングをしない (L3 スイッチやルータなどの接続で注意)。

Virtual Server上の業務用LANのMACアドレスに関する留意点
対応機種 FTモデル全機種
Virtual Server上の業務LANのMACアドレスは、ライセンス番号および仮想LANアダプター番号から一意なグローバルMACアドレスが自動で割り当てられます。ローカルMACアドレスを業務LANに割り当てて使用することはできません。ローカルMACアドレスを使用しなければならない環境で、FTモデルの使用を検討されている場合は、ご注意ください。

everRun(Endurance) Manager上でFT1、 FT2の業務用LANが 縮退/分断する現象について
対応機種 FTモデル全機種
冗長化された業務用LAN の片方が障害などにより切断され、リンクアップし直した場合などに、everRun(Endurance) Manager上で正常な業務用LAN 側も一時的に縮退/分断したように表示される場合があります。

PRIMERGY FTモデルでは、冗長LAN が正常に機能し、切り替え後も通信できることを保証するため、アダプターやケーブルの状態だけではなく、合流点までの通信経路についても常に監視しています。
冗長化された2つのLAN アダプター間で、マルチキャストパケットを送信し、対となるアダプターの受信状態を見ることで、以下の確認を常に行なっています。
  • 両方のLAN アダプターからの通信がL2 層で合流でき、合流点で経路の切替りえができる
  • 両方のLAN アダプターから合流する点までの経路に問題がない
これらが確認できない場合、LANアダプターの切替えを行なっても、外部の経路が切り替わらず、正常に通信できない可能性があります。everRun(Endurance) Manager では、この状態を以下のように「縮退/分断状態」と表示します。


FTモデル起動時や、修理したLANアダプターの組み込み時、LAN アダプター間で通信状態の確認が終了するまで、一時的に「縮退/分断状態」となります。確認終了後、自動的に「正常」になります。
ネットワーク環境によっては、STP による経路の再構成や、MAC アドレステーブルの消去が完了して経路が変更されるまでに時間がかかり、この間LAN アダプター間の通信ができないため、長時間「縮退/分断状態」と表示されることがあります。
継続して「縮退/ 分断状態」となる場合は、以下の点を確認してください。
  • 冗長化された2つのLAN アダプターから合流点までの経路に異常がないかどうか。
  • 合流点の2つの通信経路が接続されるポート間で L2 層の通信ができるかどうか。
STP にて冗長経路を構成している場合は、合流点は動的に変化しますのでご注意ください。

注意:Endurance ソフトウェア のバージョンがV6.1.1以上の場合が上記に該当します。
バージョンの確認方法については「everRun(Endurance) ソフトウェアのService Pack適用状況とバージョンを確認する方法について」を参照してください。

追加搭載したLANカードの未サポート構成について
対応機種 FTモデル全機種
追加でLANカードを搭載した場合、以下のような構成をしないでください。
  1. 業務用LANの設定(リダイレクト)をしないまま使用する。
  2. 業務用LANの設定(リダイレクト)を完了した後、LANカードを無効化して運用する。
  3. CoServerの監視用LANとして追加し、使用する。