HostRaid デバイス ビュー
このウィンドウには、指定したサーバのHost RAIDコントローラのドライブに関する詳細情報が表示されます。外部記憶装置ウィンドウで[デバイスの表示]ボタンをクリックすることで、このウィンドウを開くことができます。
複数のHost RAIDコントローラが有効である場合、ウィンドウ上部のコンボボックスでコントローラを選択出来ます。選択したコントローラが、このビューを開くときに指定したコントローラでない場合、コンボボックスの左側の文字列が灰色になります。
ServerViewが指定されたコントローラから適当なビューへとマッチさせられなかった場合(例:DuplexDataManagerを使用している場合)、単純に一番目が選択・表示され、文字列は灰色になります。
表示される情報は、サーバから送信される最新の最新です。その一部は毎分自動的に更新されます。
このウィンドウでは、Host RAIDコントローラについて次の情報を利用できます。
HostRaid 論理ドライブの一覧
サーバのHostRaidコントローラドライブの一覧です。
論理ドライブは、右側に表示される物理ドライブ上のパーティションの組合せです。
選択した論理ドライブに対してパーティションを持つデバイスのチェックボックス(HostRaid
物理デバイスの一覧の図のとなりにある) がチェックされます。
論理ドライブについて、次の情報が一覧に表示されます。
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番号 : ドライブはこの列で順番に番号付けされます。
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ステータス : システムドライブに対して、次のステータスが定義されます。
アクティブ : 表示されたテーブルの内容は、管理デバイスによって利用可能です。
故障 : 破滅的な故障が生じました。
警告 : 故障が生じました。
異常 : 冗長アレイに、故障したコンポーネントがあります。
リビルド : 与えられたアレイをリビルドしています。
フォーマット : アレイはフォーマットされています。
初期化 : アレイは、ゼロを書くことによって初期化されます。
変換 : 1からアレイを変換します。
検査 : 故障が発生後、アレイの検査を行います。
テストスペア : アレイに割り当てられているhot spareをチェックします。
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SCSI ID : この列には、論理的なドライブのSCSI IDが表示されます。
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サイズ : この列には、システムドライブの記憶容量がメガバイトで表示されます。
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RAID : この列には、ドライブのRAIDレベル(RAID=Redundant Array of Independent Disks)が表示されます。
次のRAIDレベルが定義されます。
RAID-0 : 連続するデータブロックが、異なる論理ドライブにかきこまれます。
これにより、アクセス時間が短縮され、性能が高まります。
RAID-1 : ドライブはミラーリングされます。
ひとつのドライブからのデータはすべて、別のドライブにも保存されます。
RAID-5 : データは、冗長記憶装置を持つ複数ドライブに配分されます。
ひとつのドライブでエラーが発生しても、すべてのデータを復元できます。
RAID-10 : RAIDレベル0と1の組み合わせ。
RAID-50 : RAIDレベル0と5の組み合わせ。
none : 未定義のRAID。スタンドアロン SCSI Disk。
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キャッシュ : キャッシュにはライトスルー、ライトバックの2つのモードがあります。
ライトスルーモードの場合は、すぐに装置に書き込まれます。
対照的に、ライトバックモードの場合は、HBAがキャッシュを装置にゆだねるより最適な時間(キャッシュがフリーの場合)で処理できるので、すぐに装置に書き込む必要はありません。
これにより性能を高めることができます。
HostRaid 物理デバイスの一覧
右側には、HostRaidコントローラに接続されているSCSIデバイスの一覧が表示されます。
この一覧は、チャネルIDとSCSI IDで順序付けされています。
各物理デバイスは、デバイスのステータスとサイズをボタンで表現されます。
ステータスの値を次に示します。
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緑色 - 最適
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黄色 - HotSpare
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赤色 - 停止
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紫色 - デバイスのS.M.A.R.T. が故障(S.M.A.R.T.がサポートされている場合)
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青色 - 不明、警告、異常
ボタンを押すと、物理デバイスビュー にあるドライブのすべての情報が表示されます。
HostRaid アダプタボタン
HostRaid コントローラの図でHostRaidボタンを押すと、アダプタに関する詳細情報を示すアダプタビューが開きます。