電源

このウィンドウには、サーバの電源の構成とステータスが表示されます。次のものが含まれます。 このウィンドウを開くには、[コンポーネント]ボタンの[電源]メニューエントリの順にクリックします。このウィンドウでは次の情報が利用できます。
 

電源接続とUPS

サーバのキャビネット(および拡張キャビネットが存在する場合はその図も)の上にある図は、構成によってUPSまたは主電源接続を表しています。色は現在のステータスを表しています(緑:OK、赤:故障)。
システムがUPS(無停電電源)に接続されている場合、その電源がモニタされ、故障した場合は一定期間バックアップ電源が供給されます。この間、開いているファイルを保存し、閉じることができます。この期間が終わるまでに電源が復旧しない場合、システムの制御されたシャットダウンが行われます。最長バッファ時間は、Server Control BoardソフトウェアによりUPSの放電時間として設定された時間の長さになります。停電中、UPSが既に供給した時間の長さが画面に表示されます。
重要!
放電時間の設定値が高すぎ、放電時間に到達する前にUPSのバッテリがほぼ空である場合、システムの制御されたシャットダウンが行われます。
Server Control Boardは、BBU(バッテリバックアップユニット)、UPS(無停電電源)、ファン、システム温度、および電源をモニタし、必要な場合には制御されたシャットダウンを開始します。
このウィンドウには、すべてのキャビネットにあるファンの位置と操作状況も表示されます。ファンについて次の色が使用されます。 ファンの番号が左上角に表示されます。
危険ステータス(黄色)は、そのファンが前回のファンのチェックをパスせず、取り替える必要があることを意味します。

内部電源ユニットとBBUを示したキャビネット図 Units and BBUs Shown

電源システムが正確に機能していれば、キャビネットビューの図の右下角に緑色のライトが表示されます。黄色または赤のライトは、不良状態を表します。
緑色のライトが2つある場合、冗長電源が利用できることを表します。
黄色のライトは、次のいずれかの劣化状態を表します。
- 冗長電源で実行する場合の、冗長性の喪失
- BBUの故障:BBUが取り外されている、BBUのヒューズがとんでいる、またはBBU自体に損傷がある
- 電源:電源が不良であるか、損傷を受けている
赤は、次に示すひとつ以上の理由から、ただちにシャットダウンする状況であることを表します。
- 利用可能な電源の数が、最小限の数よりも少ない。
- 停電:BBUまたはUPSでユニットが作動している
キャビネットにあるすべての電源ユニットには、そのステータスを示すライトがあります。次の色が使用されます。
- 薄いグレイ:このユニットは存在しないか、またはステータスが不明です。
- 緑:このユニットは正常です。
- 赤:このユニットは故障しています。
キャビネットにBBUがある場合、キャビネット図の一番上に濃いグレイの小さなボックスが表示されます。特定の拡張記憶装置を選択するには、ウィンドウの右側にある対応するオプションのボタンをクリックします。オプションボタンのとなりにあるLEDは、キャビネットの全体的なステータスを示します。表示されている番号は、キャビネットのIDです。

UPSとキャビネットの電源ステータスのサマリ

このセクションでは、すべての拡張キャビネットのサマリビューを表示します。構成される各拡張キャビネット(拡張記憶装置)の選択のためのオプションボタンもあります。
特定の拡張記憶装置を選択するには、 対応するオプションボタンをクリックします。ボタンに表示されている番号は、キャビネットのIDです。オプションボタンのとなりにあるLEDは、キャビネットの全体的なステータス、すなわちUPS(U)および電源(P)を示します。