FDDI
FDDIを使用すると、数Km離れた場所に分散配置されている多数のステーション間を接続することができます。使用する伝送メディアは、光信号を搬送し、通常はリング状に構成されている光ファイバケーブルです。FDDIでは100Mbpsの高速伝送容量を提供します。FDDIの構成要素には次のものがあります。
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物理層(PL)。たとえば、接続ケーブル、ポート、およびクロックパルス発信器があります。
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接続層。FDDIネットワーク内で隣接する2つのステーション間の接続設定を処理します。この層の1番下にある(MAC = メディアアクセス制御)層で伝送メディアへのアクセスを制御します。耐障害性対策が組み込まれているため、これより上位の層での伝送にはエラーはないとみなすことができます。
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ステーション管理システム(SMT)。個々のステーションで必要な機能を制御します。その機能には、初期化、ネットワークへのステーションの論理上の挿入、ネットワークからのステーションの論理上の削除、構成、およびエラー発生時の切り離しと可能な復旧の実行が含まれます。