VMware vSphereと富士通のプラットフォームによる仮想環境で、
新しいWebサービスを迅速に立ち上げ、競争力を強化
パブリッククラウドの利用を視野に入れた仮想基盤の導入
株式会社キャリアブレイン様 導入事例
医療・介護機関向け人材紹介事業を展開するキャリアブレインでは富士通のサーバ「PRIMERGY RX300 S6」とストレージ「ETERNUS DX60」をプラットフォームに、VMware vSphereでサーバを仮想化、新しいサービスを短期間で提供できるような環境を構築しました。これによって、競争力の強化が実現すると共に、パブリッククラウド利用も将来の選択肢のひとつにすることが可能になりました。
[ 2011年8月9日掲載 ]
【導入事例概要】
| 業種: |
医療介護情報サービス業 |
| ソリューション: |
VMware vSphereによる仮想化ソリューション |
| 製品: |
ESXサーバ:PPIMERGY RX300 S6
管理サーバ:PRIMERGY RX200 S6
バックアップサーバ:PRIMERGY RX300 S6
ストレージ:ETERNUS DX60
仮想化ソフト:VMware vSphere |
【課題と効果】
| 1 |
新しいサービスの迅速な立ち上げ |
 |
新規サーバ導入と比べて、1ヶ月のサービス開始期間短縮による競争力強化 |
| 2 |
ラックスペースの削減 |
 |
ラックスペースと消費電力の削減によるコストの引き下げ |
| 3 |
バックアップ態勢の設備 |
 |
システム二重化とバックアップによる可用性と信頼性の向上 |
| 4 |
システムの二重化 |
 |
リモートでのサーバ設定による業務負荷の軽減 |
| 5 |
業務負荷の軽減 |
 |
将来のパブリッククラウド利用に向けた土台の整備 |
本事例に関するお問い合わせ
導入の背景
新サービスの迅速な立ち上げによる競争力強化を目指す
キャリアブレインは全国約45万の医療・介護機関と450万人余に上る医療・介護従事者を対象に情報サービスを展開している企業です。同社は医療・介護従事者の転職を支援する人材紹介と独自取材によるニュース配信を軸に事業を進めています。その中心になるのが求人サイト「CBネット」と医療介護ニュースサイト「CBニュース」の運営です。
CBネットは登録会員約17万人、年間5万人が新規に登録しており、求人情報の定型フォーマットにとらわれない求人動画やメディカルブログ、スカウトなどの多彩な機能とドクター向け、ナース向けなどのサブサイトによるきめ細かな情報の提供や携帯電話サイトへの対応で、登録者からは情報量の多いサイトとして、高い評価を受けています。

橋田 哲尚氏
株式会社キャリアブレイン
顧客サービス部
マネージャー
キャリアブレイン 顧客サービス部 マネージャー 橋田 哲尚氏は「1999年に設立されたキャリアブレインは、医療・介護機関向け人材紹介分野のパイオニアですが、最近では色々な会社の参入などによって、競争が激化しています。そのため、新しいサービスをスピーディーに立ち上げて、会員のニーズに応えていくことが必要になっています。
ところが、それを支える当社データセンターでは新たなサイト立ち上げのたびに必要なサーバを追加してきたため、サーバが乱立する状況になっていました。その結果、管理が煩雑になると共に、メインのサーバ以外は冗長化されておらず、可用性の面でも問題を抱えていました」と語ります。
導入のポイント
「富士通トラステッド・クラウド・スクエア」での検証で、システム構築の道筋を確認
そこで、キャリアブレインでは、新しいサービスの迅速な立ち上げとラックスペースの削減、バックアップ態勢の整備とシステムの二重化、業務負荷の軽減の5つを目的にして、データセンターに設置されているサーバを仮想化することにしました。
キャリアブレイン 顧客サービス部 品質管理課 マネージャー 長尾 優毅氏は「新しいサービスを始めようとしても、どの位収益があがるかなかなか分かりません。サービスを立ち上げるための新規のサーバを購入することは、コスト面から容易に判断することができず、導入判断までに時間が掛かり、さらにサーバの納期もあるため、スピード感がなくなってしまいます。ところが仮想環境であれば、物理サーバにリソースの余裕さえあれば、新しいサービスを費用をかけず、すぐに立ち上げることができます」と説明します。

長尾 優毅氏
株式会社キャリアブレイン
顧客サービス部 品質管理課
マネージャー
そして、様々な検討を行った結果、キャリアブレインでは仮想化ソフトとして、VMware vSphereを採用することにしました。
VMware vSphereを選んだ理由は仮想環境で稼働させるシステムのほとんどのOSがLinuxであること、そしてVMware vSphereはベンダーがハードウエアプラットフォームワンストップサポートしていることでした。加えて、使いやすさや将来の可能性もVMware vSphereを選んだ大きな理由でした。「OSがLinuxなので、仮想化ソフトはvSphereとXenServerの2つに絞って検討したのですが、以前から試験的に利用していたXenServerと比べると、vSphereのインターフェースの方がはるかに使いやすいと感じました。また、vSphereを採用しているパブリッククラウドで将来的に仮想マシンを移行できるサービスが始まると聞いていたので、vSphereで仮想化しておけば、そのまま仮想化されたシステムを移行できることもあって、vSphereに決めました」(長尾氏)。
その上で、プラットフォームの選定に入り、比較検討した結果、富士通製品を導入することにしました。富士通に決めたのは、価格が他社見積もりに勝っていたこと、検証を中心とした導入前サポート、トラブル対応を中心とした保守サービスが優れていたことです。「コスト削減の観点からi SCSI接続にすることを考えましたが、今まで使ったことがなく、不安がありました。そこで、「富士通トラステッド・クラウド・スクエア」の検証サービスを利用し、構築環境と同様の環境を準備して頂き、検証を行って安定的に稼働することを確認しました。これがなければ、自前でのシステム構築は難しかったと思います。その意味で、富士通で十分な検証を行えたことに大変感謝しています」(橋田氏)。
システムの概要
サーバ提供が1 ヶ月早くなり、
全てのシステムの完全二重化とラックスペースの削減を同時に実現
こうして、VMware vSphereによる仮想環境が北海道にあるデータセンターに構築され、2010年9月に稼働を始めました。新しい環境は仮想サーバ用プラットフォーム「PPIMERGY RX300S6」2台と管理サーバ用の「PRIMERGY RX200S6」、バックアップサーバの「PRIMERGY RX300 S6」、それらにiSCSIで接続されたストレージ「ETERNUS DX60」から構成されています(図)。これによって、20台あったサーバは7台に集約され、仮想環境ではサブサイト用Webサーバを中心に、メールサーバ、DNSサーバなど13台の仮想サーバで、30ほどのシステムが稼働しています。

そして、当初の計画通り、新しいサービスの提供を計画した時に、直ちにサーバが準備できるようになり、競争力の強化に大きく役立っています。「仮想環境の運用が始まった直後、著名な医師が研修医に向けて医療現場での対応や今後の展望などを語る『ドクターアカデミー』という動画サイトを立ち上げました。従来のように、サーバの空きの確認や新しいサーバを立ち上げる必要がなく、1日もあれば、サーバの設定ができるようになったため、サーバ提供は最低でも1 ヶ月は早くなりました。また、すべての仮想マシンはVMware HAで冗長化され、高い信頼性を持ったシステムとして、安心して使うことができます」(橋田氏)。
また、ラックにギリギリまでサーバを詰め込んで使っていたのが、サーバの集約によって、VMware HAで完全二重化してもスペースが余りました。そこで、メインサイト強化のためのハードウェアを新たに追加することができ、ラック内の温度も大幅に下がりました。さらに、今までは新しいサーバの導入時には札幌まで出向いて設定作業を行っていましたが、東京からリモートでサーバの設定ができるため、出張や作業にとられる時間を減らすこともできました。
今後の展望
サーバを増強、パブリッククラウド利用も将来の選択肢に
キャリアブレインでは現在、2台稼働している仮想サーバ用のPRIMERGYをさらに1台追加して、仮想サーバを分散させると共に、新しいサービスの立ち上げを余裕を持って、行えるようにしていく計画です。さらに、同じVMware vSphereで稼働しているパブリッククラウド・サービスの利用も将来的な選択肢のひとつとして視野に入れて、仮想環境を運用していく考えです。
【株式会社キャリアブレイン様 会社概要】
| 本社所在地 |
東京都港区浜松町1-18-16 住友浜松町ビル7F |
| 設立 |
1999年7月 |
| 資本金 |
5,000万円 |
| 事業内容 |
医療・介護従事者、医療・介護機関向けに、有料職業紹介事業及び就職・転職サイト「CBネット」運営事業、医療介護ニュース「CBニュース」配信事業を展開。
 |
| ホームページ |
株式会社キャリアブレイン様 ホームページ
|
PCサーバ PRIMERGYに関する資料請求・お見積もり・ご相談


当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。


受付時間 9時~17時30分
(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)