シャーシには、シャーシの管理機能を司るマネージメントブレード(MMB)が搭載されており、シャーシ内のサーバブレードを含んだ制御と管理をします。また、サーバブレードには、一般サーバと同様にiRMCが実装されており、ServerView Agentsによってサーバブレードのハードウェア監視をします。 サーバブレードの監視情報は、シャーシのMMBによってまとめられます。シャーシが持つハードウェア、電源のON/OFF制御や冷却FANなどはMMBによって管理されます。
BX900 / BX400では、Web コンソールとして知られる、インタラクティブな使いやすいサーバ管理用の Web ユーザインターフェースに加え、シャーシに標準搭載したLCDパネル(
)で、サーバ状態の見える化と操作が可能です。リモート運用とLCDパネルの操作ビューは日本語に対応した分かりやすい統一ビューが搭載されており、例えば、リモート画面を見ながら、マシンルーム側と会話をするといった状況でも、正確な状況判断、誤操作防止等を強力に支援します。
BX400 はオプションで搭載可能。フロアスタンドキット適用時は標準搭載。

また、BX400では、ServerView Management Blade Frontend(WebUI)に2つのモードを用意しており用途に応じて使い分けが可能です。
BX400のマネジメントブレードは消費電力制御モードのひとつとして低騒音モード(Low Noise Mode)をサポートします。通常、サーバブレードの温度上昇に対してファンの回転速度を上昇させることで冷却を行いますが、騒音値も同時に上昇させてしまいます。低騒音モードでは、ファンの回転速度を上昇させる代わりに、自動的にサーバブレードを低消費電力モードとすることで、サーバブレードの発熱を抑え、冷却を行うよう制御します。温度が下がればサーバブレードは自動的に通常の動作に戻ります。

BX400のマネジメントブレードは消費電力制御モードのひとつとしてエンフォースドモード(Enforced Mode)をサポートします。エンフォースドモードでは、BX400のマネジメントブレードは管理者があらかじめ設定した消費電力値の範囲で動作するよう、サーバブレードに対して低消費電力モード、最高性能モードの切り替えを適宜指示しながら自律的に制御を行います。これにより、低消費電力を実現しながらサーバブレードを極力シャットダウンすることなく業務の継続が可能になります。

PRIMERGY SAS スイッチブレードにより複数サーバブレードから1台のSX980S1を共有できるだけでなく、1台のサーバブレードから最大で3台のSX980S1(最大27TB)に接続するなど柔軟な内蔵ストレージ拡張が可能です。また、外部SANストレージおよびLTOライブラリへのSAS2.0(6Gbps)による低コストで安定した接続を実現します。

ストレージブレード上のディスクボリュームを仮想化し、同一シャーシ内の複数サーバブレードから共有できるストレージ環境を構築することが出来ます。
業界標準プロトコル(iSCSI、CIFS、NFS)をサポートし、Data ONTAPの高度なストレージ管理機能を利用することで、ブレードシステムの効率的なストレージ構成 / 運用を実現します。

ブレードサーバにはLANスイッチをブレードとして収納できますが、その設定にはネットワーク管理の知識が必要でした。BX900 / BX400で提供するスイッチブレードでは、通常のスイッチとして動作するモードとIntelligent Blade Panel(IBP)のモードを切り替えることができます。IBPのモードでは、業務や部門別に、サーバブレードとスイッチブレードのアップリンクを対応づけたパーティションを簡単かつ安全に設定できます。また、仮想マシンに対応するため、パーティションの中を、さらに細かく分割することも可能です。

コンバージド・ネットワーク・アダプタ拡張ボードをサーバブレードに搭載し、スイッチブレード(10Gbps 18/8)、もしくはLANパススルーブレード(10Gbps 18/18)と組み合わせることによりCEE(Converged Enhanced Ethernet)機能を提供します。本CEE 機能により、外部FCoE 対応スイッチとの接続が可能となり、サーバとストレージを接続するFC-SANネットワークとサーバとクライアントを接続するLANネットワークを同じ物理ネットワーク上に統合できます。LAN / SANネットワークの統合により、ハードウェア投資、電力、管理コストの低減を実現できます。

大規模環境では、全てのサーバ資源を1人の管理者が運用するのではなく、全社共有資源の管理者、各部門専用資源の管理者といったように複数の管理者により運用する場合があります。これまでのブレードサーバでは、シャーシ管理者は全ての資源にアクセス・各種設定ができるようになっていたため、部門間のセキュリティや権限を付与することができませんでした。
BX900 / BX400では、マネジメントブレードにユーザーID管理機能を新たにサポートし、シャーシ内で複数管理者が存在する場合の運用を可能にしました。

運用には資産管理面での作業工数にも着目しなければなりません。ブレードサーバを導入している多くのお客様から、サーバの小型化により資産情報やサーバ固有名称等を記載するスペースをとることができないとの声をいただいておりました。BX900 / BX400は、このような声をもとにシャーシ / サーバブレードに資産管理タグラベルを搭載。工場出荷時に貼付する品番 / Serial No.をプレプリントしたうえで、お客様情報の記載できるスペースを空けております。

サーバ導入や増設、交換時に必ず必要となるBIOS / ファームウェアの初期設定は、これまで1台1台設定が必要になっていました。また、サーバ管理をするうえで、様々な世代のサーバごとに設定情報が違っていると管理工数増大につながるため、全てのサーバは同じ設定情報であることが望まれます。
BX900 / BX400は、このような課題に対し、BIOS / ファームウェア情報をマネジメントブレードに保存しておき、任意のサーバに配布する機能を標準搭載。(ファームウェア情報については外部メモリ(USB)での保存 / 一括配布も可能)サーバ導入や増設に伴う初期設定作業を大幅に短縮できます。

BX400のシャーシにはDVD / Blu-rayドライブをオプション搭載可能なほか、フロントサイドI/OモジュールにUSBポートを装備しています。これらはシャーシ内のすべてのサーバブレードで共有が可能で、マネジメントブレードにより接続を切り替えることが可能です。一度DVDメディアを挿入した後は、ServerView ManagementBlade Frontendを使ってリモートから切り替えを行う事で、インストール作業が簡単になります。

BX400のフロントサイドI/Oモジュールに搭載された前面LANポートから直接マネジメントブレードにネットワーク接続できます。例えばBX400のフロアスタンド型を事務所の机の下に設置したような場合にはBX400シャーシ背面のLANポートに接続するのは困難となりますが、前面LANポートに接続することで、かんたんに作業が可能です。その他、ラックマウント型でもラックの背面に回る必要がないため、作業の負荷が下がります。

ブレードサーバは交換に特殊な工具は不要です。このため、システム拡張時のサーバ追加や構成変更など機器の交換時間を大幅に削減することが可能です。
また、仮想化環境では、ServerView Resource Coordinator VEを利用することで、サーバ交換時に他のサーバに退避していた仮想サーバを1オペレーションで元の配置に戻すことができます。
ICTリソースの有効活用と運用の効率化を実現するソフトウェア、ServerView Resource Orchestrator(サーバービュー リソース オーケストレーター)の利用
サーバ交換や予備機へのリカバリー処理等の構成変更時に、MACアドレスやWWN(World Wide Name)が変わってしまうため、LANやSAN環境の設定を変更する必要があり、これまではネットワーク管理者やSAN管理者と連携した設定作業が必要でした。BX900 / BX400では、ServerView Resource Coordinator VEおよびServerView Virtual-IO Managerを使うことにより、MACアドレスやWWNアドレスを管理し仮想化することが可能となり、設定作業の手間と時間を大幅に削減します。

仮想化環境で複雑になっていくサーバ管理の運用コストを削減するためには、物理サーバと仮想サーバの統一的な管理の実現が必要です。ServerView Resource Coordinator VEなら、物理サーバと仮想サーバのマッピングやネットワークの接続状況が一つのツールで分かりやすく表示されます。現状の構成が自動的に反映されるため、常に最新状況をすばやく把握できます。

ServerView Resource Coordinator VE により、サーバ導入や増設の際には、セットアップしたサーバのシステムイメージを使用したOSインストールが可能になり、サーバセットアップにかかる手間と時間を大幅に軽減します。また、仮想化環境の運用では、サーバのCPU縮退やメモリ1ビットエラーのような故障予兆(
)の検出時に、仮想サーバの退避・サーバ切り替え・縮退解消までの一連の動作を自動的に行います。これにより、業務停止のリスクを低減します。
当社の定める規定値での故障予兆判断であり、すべての故障を予兆できるわけではありません。

ServerView Resource Coordinator VEは、サーバの稼働状態をアイコンで視覚的にわかり易く通知します。万一のサーバ故障時には予備サーバへ自動的に切り替えることでサーバを復旧します。複数ある業務が予備サーバを共有でき、コストと可用性の両立を実現します。

ブレードサーバの構成イメージを分かりやすくビジュアルに表示します。直感的でわかりやすい操作性の実現により、電源ON / OFF、リブート等の操作や稼働状態の把握を容易にして、かんたん運用を実現します。
