RAS 支援サービス

バージョン 3.1.2

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ヘルプ索引
はじめに
ログイン
ステータスレポート表示
寿命期間設定変更
搭載日・稼働時間設定変更
サーバ稼働時間設定変更

はじめに

RAS(Reliability, Availability, Serviceability)支援サービスは、サーバの定期交換部品や消耗品の状況を監視し、定期交換部品や消耗品の交換時期になったときに通知するソフトウェアです。定期交換部品や消耗品の寿命による、サーバの故障を回避できます。

詳しい情報については、RAS支援サービス ユーザーズガイドを参照してください。



ログイン

ログイン画面からRAS支援サービスにログインします。ブラウザのURL欄に
http://servername/RASAssist/login.html
を記入するとログイン画面が表示されます。ユーザはパスワードを入力してログインします。
コマンドラインからrootとしてログインし、
/usr/sbin/RASSetPasswd -s password
というユーティリティを実行することによりこのパスワードを変更できます。



ステータスレポート表示

寿命部品のステータスレポートが表示されます。部品名、搭載日、寿命期間、稼働時間、状態などの情報が表示されます。

稼働時間が寿命期間を超えている場合、またはシステム日付が交換予定日を超えている場合に寿命超えであると判断します。寿命超えの状態は赤色で表示されます。
寿命超えの一定期間前に到達した場合、状態には寿命までの残り日数(または時間)を表示します。この状態は青色で表示されます。また、この時、搭載日・稼働時間設定変更にて該当する寿命部品の確認済チェックボックスにチェックをつけると、状態は「確認済」になります。
上記以外の場合、状態は「動作中」となります。
寿命部品の寿命超え通知、および寿命超え前の予告通知はシステムログ (/var/log/messages) にも記録されます。 ブラウザでステータスレポート表示を確認していない場合、システム管理者はシステムログをチェックすることで、この通知を認識することができます。



寿命期間設定変更

寿命期間設定変更では、各寿命部品の寿命期間を設定します。
※デフォルトの寿命期間は変更しないでください。



搭載日・稼働時間設定変更

搭載日・稼働時間設定変更では各寿命部品の搭載日、稼働時間、確認済チェックボックスの設定ができます。

新しい寿命部品を搭載した場合や寿命部品を交換した場合、搭載日や稼働時間を設定または変更します。
日付の形式はYYYY/MM/DDとなります。
寿命部品を取り外した場合は、搭載日、または、稼働時間に"-1"を入力することにより未搭載となります。



サーバ稼働時間設定変更

サーバが初めて電源ONされてから動作している時間数をサーバ稼働時間といいます。
サーバ稼働時間設定変更では、サーバ稼働時間の値を変更できます。
ServerViewが導入されている場合、システムボードから取得した値が初期値となります。
それ以外では、RAS支援サービスインストール直後のサーバ稼働時間は0となります。この場合は、実際のサーバ稼動時間を設定してください。