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KDN様(ドイツ) 導入事例
「富士通サーバをインフラとしたSAP環境が、可用性、性能、柔軟性の向上に加え、リソースの最適化や運用の効率化など、KDNがお客様のために求めていたものすべてを提供してくれました」
KDN-Dachverband kommunaler IT-DienstleisterのDeputy Managing Director、Alfred Meinerzhagen氏
[ 2009年2月10日掲載 ]
KDNの概要 |
顧客サービスにおけるKDNの課題 |
採用したソリューションの概要 |
プロジェクトの概要 |
ソリューションの適用効果 |
地方公共団体向けのITサービスプロバイダーを統括する協会として2004年に設立されたKDN。将来を見据えたITサービスを、地方公共団体およびそのデータセンターなどの協会メンバーへ提供している。協会全体としての目標は、最適なIT品質、経済性、効率性を同時に実現することである。
新たなSAPソリューションの導入
システムを停止することなくいつでもSAPの機能を追加できる、SAP NetWeaverとSAP ERP 2005をベースとしたシステム環境
ビジネスの継続性
SAPサービスの連続運転
最高レベルのデータセキュリティ
災害対策ストレージソリューション
KDNは常に最先端のIT活用に取り組んでいる。そのため、SAP NetWeaverとSAP ERP 2005(ECC 6.0)のほとんどのコンポーネントを利用し、地方公共団体の新会計基準に対応したITサービスを顧客へ提供するにあたり、「富士通シーメンス・コンピューターズ(FSC)」に着目したのは自然な流れだった。
KDNが採用したFSCのソリューションは、富士通独自の革新的なテクノロジーを結集し、64ビットの高性能インテル Itanium プロセッサーを搭載した基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」が核となっている。他にもインテル Xeon プロセッサー を搭載したPCサーバ「PRIMERGY」や、FSCのストレージシステム「FibreCAT CX3」が採用された。
今後は、KDNのITシステムに関する経験やノウハウ、SAPの3システムランドスケープ(開発/検証/本番環境)をLinuxに統一して運用することのコスト削減効果、いつでも性能増強できるスケーラブルでフェイルセーフなSANなどが、顧客へITサービスを提供する際の強みとなる。

SAP NetWeaverを使用した新会計基準への対応
デュアルコアのインテル Itanium プロセッサーを搭載した基幹IAサーバ「PRIMEQUEST 540」、デュアルコアまたはクアッドコアのインテル Xeon プロセッサー を搭載したPCサーバ「PRIMERGY RX300 S3」の導入
SAPのオペレーティングシステムをSUSE Linux Enterprise Server 9に統一
災害対策ストレージ環境の構築:FSCのストレージシステム「FibreCAT CX3」と、DWDM(高密度波長分割多重方式)を使用したMirrorViewによる、リモートロケーションでのデータミラーリング
業界標準テクノロジー(SAP、IA、Linux)の採用による運用、保守コストの低減
信頼性、拡張性の高いインフラ(「PRIMEQUEST」、「PRIMERGY」、「FibreCAT CX3」)の導入によるビジネスの継続性向上
KDNは協会メンバーに対するシステムインテグレーターとしての役割を果たすと同時に、地方公共団体におけるITサービスの品質と経済性の継続的な向上に対し全責任を負っている。従って、信頼性と将来性のあるテクノロジーの確立がKDNの最優先課題となっている。
KDNの顧客であるGemeinsame Kommunale Datenverarbeitung (GKD) Rhein-Sieg/Oberbergと、City of HagenがSAP NetWeaverを使用した新会計基準の導入を決定すると、他の全ての協会メンバーはSAPに関するノウハウを得られることを期待した。そこで、SAPプロジェクトの展開計画をKDNへ提案したのがFSCだった。
KDNは、FSCのSAPコンピテンスセンターおよびエンタープライズサーバ部門から派遣されたエキスパート達と連携して作業を進めることで、カスタムソリューション――64ビットテクノロジーをベースに、SAPの3システムランドスケープ(開発/検証/本番環境)をすべてSUSE Linux Enterprise Serverで運用――を開発することができた。さらに、システムの信頼性や拡張性、個々の顧客環境に応じたセキュリティに関しては、すべての要求を満たすために業界標準のテクノロジーを採用した。そうしたテクノロジーの一例として挙げられるのが、高性能インテル プロセッサーを搭載した「PRIMEQUEST」と「PRIMERGY」である。 「PRIMEQUEST」は、富士通独自のチップセットとインテル Itanium プロセッサーによりメインフレーム並みの信頼性と性能を有しているため、KDNではSAPとデータベース運用のインフラとして採用した。
また、DWDMを使用したMirrorViewによって約30km離れた2カ所に設置した「FibreCAT CX3」をミラーリング運用し、データの高い可用性を確保している。
KDNの経営メンバーであるAlfred Meinerzhagen氏は、ソリューションの適用効果を次のように説明する。「『PRIMEQUEST』による最高レベルの信頼性、『PRIMERGY』によるアプリケーションサイドで増大するパフォーマンス要求に応える柔軟性、『FibreCAT CX3』による高性能かつフェイルセーフなストレージ環境が、KDNの課題を解決してくれました。しかも、すべてのSAPインフラに業界標準のLinuxを採用するという完全に均一なソリューションによって、お客様へ運用面での大幅なコスト削減効果を提供できました」
KDNでは多くのメリットを享受できたことに満足し、すでにSAPインフラの拡張に着手しているという。