サーバ、ワークステーション機器等の廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意

[ お客様各位 ]

2003年9月9日
2008年6月30日[更新]
富士通株式会社

サーバ、ワークステーション機器等 を使用していた状態のまま廃棄・譲渡すると、ハードディスク内のデータを第三者に読み取られ、予期しない用途に利用される恐れがあります。機密情報や重要なデータの流出を防ぐためには、サーバ等を廃棄・譲渡する際に、ハードディスク上のすべてのデータを消去することが必要となります。

ところが、ハードディスク上のデータを消去するというのは、それほど容易なことではありません。ハードディスクを初期化(フォーマット)したり、OS上からファイルを削除する操作をしただけでは、一見データが消去されたように見えますが、ただ単にOS上でそれらのデータを呼び出す処理が出来なくなっただけあり、悪意を持った第三者によってデータが復元される恐れがあります。

従って、お客様の機密情報や重要なデータをハードディスク上に保存していた場合には、上に挙げるような操作をするだけでなく、市販のデータ消去ソフト(注1)を利用したり、または、データ消去のサービスを利用する等して、これらのデータを完全に消去し、復元されないようにすることをお勧めします。

お客様が、廃棄・譲渡等を行う際に、ハードディスク上の重要なデータが流出するというトラブルを回避するためには、ハードディスクに記録された全データを、お客様の責任において消去することが非常に重要となります。

なお、ソフトウェア使用許諾(ライセンス)契約により、ソフトウェア(OSやアプリケーション・ソフトウェア)の第三者への譲渡が制限されている場合、ハードディスク上のソフトウェアを削除することなくサーバ等を譲渡すると、契約違反となる可能性があるため、そうした観点からも十分な確認を行う必要があります。

弊社では、お客様の機密情報や重要なデータの漏洩を防止するため、お客様がサーバ、ワークステーション機器等を廃棄・譲渡する際にハードディスク上のデータやソフトウェアを消去するサービスを提供しておりますので、是非ご利用下さい。

(注1) 対象製品によっては、市販のデータ消去ソフトは存在しない場合があります。

データ消去サービス

撤去/リプレース時、業務で日頃利用しているサーバ/PC等のハードディスクなどに残存するデータをお客様先で確実に消去します。消去作業終了後は消去証明書を発行します。

以上