広い土地を遊ばせておくより、コンパクトな土地を有効に使う、そんな技術。
サーバやストレージの使用率を上げつつ物理的な台数を減らせれば、必然的に電力消費量も減らすことができます。そこで有効なのが仮想化です。実はこれまで多くのマシンは将来を見越して容量的にゆとりをもたせて導入されることが多く、実際にはその容量の内のかなりの部分が遊休状態。これらをアイドル状態にしておくだけでもかなりの電力を使ってしまいます。ならばその無駄を無くし必要な分だけ効率的に活用できるようにしたい。ここでは2種類の仮想化技術についてご紹介します。
「サーバ統合」は、複数のサーバを物理的な1台のサーバの中にまとめようとする手法です。通常、サーバ導入時は将来を見越して容量的にゆとりを持たせておくことが多いものの、日常的なCPU使用率は低くロスが大きいというのが現状です。仮想化では、使用率の低いサーバを仮想的な1台のサーバの中に集約できますので、使用率の向上とともに消費電力を抑えることができます。また、サーバ台数が減れば、データセンター等で使われる冷却装置にかかる消費電力も削減できます。

関連リンク :
富士通の仮想化への取り組み
富士通の仮想化技術・製品
「シン・プロビジョニング」とは、ストレージの容量を仮想化し物理ディスク以上のボリューム容量をサーバに割り当てる技術です。最初から将来を見据えた容量の物理ディスクを用意してしまうと、それだけストレージの初期投資や消費電力が大きくなってしまいます。そこでサーバ側には求められる仮想ボリュームを割り当て、実際に使われた分だけ物理ディスクに割り当てるようにすることで、無駄なディスクや未使用領域を最小限に抑えることができます。結果的に消費電力等を抑えることが可能になります。
関連リンク : ストレージ容量の仮想化 「シン・プロビジョニング」