まずはご紹介しますね。
富士通で長年オフコンに携わり、解決してきた課題は数知れず。社内では「歩くオフコン」とも呼ばれるオフコンのエキスパート、"レジェンド"葛西さんです！

歩くオフコン！
そんな方に来ていただけるとは心強いです～。

はじめまして、葛西です。
お客様はオフコンを長年運用してこられて、そこにお客様固有の多くの資産をお持ちだと思います。しかも多くの投資をしてこられたはずですよね。
一方で、昨今ビジネス環境が急激に変化してきています。ビジネスのスピードがどんどん加速し、そのため営業スタイルが多様化し、さらにデータ活用など新たなニーズが出てきているという状況です。
このようなビジネス環境にあって、オープン化ももちろんひとつの選択肢です。ですが、既存資産をそのまま活かしながらパソコンやスマートデバイスなどと連携させることもできるんですよ。

オフコンの資産をそのままで？
そんなことができるんですか？

はい、例えばパソコンのブラウザからオフコンを操作することができるんですよ！端末ごとにエミュレータをインストールする必要はありません。

これはいつものオフコンの画面…
ほんとにブラウザに表示されてる！

あっ、メインフレームと同じあの黒い画面だ！

動作も軽快ですね～。ブラウザからの操作だとレスポンスに影響があるかと思いましたが、今までと変わらずサクサク動いてます！
ブラウザからオフコン画面を見られるのは画期的ですけど、さらに、オフコン内のデータをCSVやEXCELに出力したいっていう要望があるんですよ。そんなことってできるんでしょうか？

もちろん可能ですよ！CSVデータにして様々な分析ツールにデータをわたす事もEXCELへの出力も可能です。

項目を指定して出力もできますか？

はい、もちろんです！
例えば全ての項目の中から、「商品大分類」「商品名」「得意先名」「受注金額」だけを指定してみましょう。すると…、このようにCSV形式でデータが出力されました！

おぉ～、操作も簡単ですね！

また直接EXCELにデータを取り込んで資料作成などに活用することも出来ますよ。例えばそうですね、EXCELのグラフ機能などを活用してちょちょいと加工すると…
ご覧ください、ビジュアルで分かりやすい営業報告資料の完成です！

いいですね～！
こういうの営業からずーーっとリクエストされていたんですよ～。

営業もきっと喜んでくれると思います！
…あっ！そうえいばもうひとつ営業からリクエストがあるんでした…。それが「外出先からオフコン上のデータを見たい」って言うんですよ～。
外出先でお客様から注文があった際に、その場で在庫を確認したいらしいんです。でも営業は普段は社給のスマートフォンしか持ち歩いてないですし、それはさすがに厳しいですよね～。

うーん、それはちょっとムリなんじゃないですかね～。スマホからオフコンを見るなんて…
ってアレ？？でも最初に「パソコンやスマートデバイスのブラウザから操作できる」って言ってたような？？

そのとおり！よく覚えてたわね。
ブラウザさえあれば、パソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンなどのスマートデバイスでも、オフコン上のデータを参照することができるんです！

えーっ！
この画面がオフコンなんですか？信じられない！

営業部門のご希望どおり、外出先から在庫情報などを確認できるので、ビジネスがぐんとスピードアップしますよ！

今のオフコンの資産を活用して、ここまでできるなんて。
これで経営層と営業部門からのリクエストはばっちりクリアです！

実はまだ課題があるんです…。我々情シスの悩みなんですが…。
COBOLプログラムの資産管理でひじょ～～に困っているんです！

それ分かります！！
歴代のCOBOLプログラムが大量にあって、どのファイルがどのプログラムで使われているのか分からなくなっているんじゃありませんか？EXCELで版数や修正を管理をしていたけど、それももう限界がきていて…

そう！
おっしゃるとおりです～！！

お客様と同じように、COBOLプログラムの管理で悩んでいる情シスさんは多いですね。
…というか、なんで門田さんそんなにCOBOLの開発やメンテナンスに詳しいの？

（コソッ）先輩は年齢不詳、経歴不明なんですよ…

ご安心ください、そのお悩みも解消できです！
今までとは比較にならないぐらい便利かつ簡単に、COBOLプログラムの管理をすることができるツールがあるんです。しかも先ほどと同じようにWebブラウザから参照できるんですよ。
例えばこちらの画面では、ファイルとプログラムの相関関係を表示しています。

このツールはどこのお客様にも評判がいいんです。
特に情シス部門に大好評ですね。

うわー！！これこれ！これが分かるとすっごい便利です！
プログラムで使用しているファイルはすぐ分かるんですけど、その逆を管理するのはすごい手間で…。例えばファイルのレイアウトを修正したら、プログラムもあわせて修正しないといけないんですけど、管理ができてないから洗い出すのだけでもう大変で…。

結局プログラムに修正漏れがあって、更に大変なことになったりするんですよね～。

そうそう、まさにその展開です！

うわー、すっごい意気投合してる…

…ほんと、なんで門田さんそんなにCOBOLの開発やメンテナンスに詳しいの？

いやー、これで課題はすべて解決ですね！社内のあちこちからのリクエストや陳情をさんざん聞いてきたので、肩の荷が下りた気分です。

そうですね。
でも実はもうひとつ、オフコン業務をクラウド化するという解決方法もあるんですよ。

え？く、クラウドですか？
オフコンですよ？

オフコンとクラウド、確かに意外な組み合わせですよね。でもクラウド化にはいろんなメリットがあるんですよ。
このクラウドサービスは、お客様のオフコン業務をまるっと富士通のデータセンターに移行・運用するものです。お客様にはネットワーク経由でシステムを使用していただきます。現在保有されているデータやアプリケーションなどは、すべてそのまま継続してご利用いただけますよ！

FUJITSU Cloud Service for オフコン

お客様のオフコンシステム環境を富士通のデータセンターで運用

なるほど～、クラウド化ですか。思ってもみなかったですけど、それもひとつの方法ですね。
でもクラウド化すると業務画面のレスポンスに影響があるんじゃないですか？ネットワークを経由して操作するわけですから…

いいえ、レスポンスには影響はありません！サクサク動くんです！
今のインターネットは、スピードも全く問題ないのですよ。

ほんとだ～、これなら問題ナシです。

さて、オフコンの課題の解決策として、オープン化以外の2つの方法をご紹介してきました。
「今のオフコン資産を活かす方法」と「クラウド化」…、いかがでしたでしょうか？

そうですね、オープン化しかないと思っていたところに、今のオフコン業務が活かせると分かって、更にクラウド化という方法まで…！それぞれのメリットがあることがよく分かりましたので、どの解決策を採用するか一度社内で検討したいと思います。
今日は本当に勉強になりました。ありがとうございます！

こちらこそ！
検討結果のご連絡お待ちしております！

こんにちは！オフコンシステムの件、ご検討結果はいかがでしょうか？

先日はどうもありがとうございました。
社内で色々と検討した結果、クラウド化するということに決定しました！

ほほー、クラウド化ですか！
理由をお聞かせ願えますか？

やはり保守や運用などのコストが削減できるという点にとてもメリットを感じましたね。
経営層や営業からのリクエストに応えてビジネスをスピードアップしつつ、クラウド化することで我々情シスの手間がかかっていた部分も削減出来るし災害対策にもなる、一石二鳥でオフコン活用が出来ると思ったんです！

なるほど。クラウド化のメリットを評価いただきありがとうございました。
それではさっそく今後のスケジュールなどについて検討していきましょう！

はい、よろしくお願いします～！