背景 | 概要 | 特徴 | 車載用通信プロトコル | ターゲットアプリケーション | Data転送方式 | CANとの相違 | 1Nodeの内部構成 | バスドライバの動作モード | バスドライバの電圧監視 | 電気信号 | Bus Guardian | トポロジー | セグメント構成 | プロトコル | 状態遷移 | エラー制御 |
FlexRayとは
バスドライバの動作モード
バスドライバ(BD)は、FlexRayノード・モジュールとチャネル(バス)との間の物理インターフェースを制御します。BDは、バスに差動信号の送信・受信機能を提供し、ノード・モジュールの双方向時分割多重化バイナリ・データ転送を可能にしています。
送受信機能以外に、BDは低電力管理、供給電圧の監視(電圧降下の検知)、およびバス故障の検知の手段を提供しています。更に、バス・ケーブルとECUの間のESD保護バリアにもなっています。
以下にBDの状態を説明します。
動作モードについて
BDの動作モードは、BD_Normal, BD_Standbyのモードがあり、更に製品によって、2つのオプションモードがサポートされます。
BD_Normalモード
BDは、バス上のデータ・ストリームを送受信することができます。BD INH1出力にNot Sleep信号が送られます。
BD_Standbyモード
BD_Standbyモードは低電力モードです。
BDは、バスとデータ・ストリームを送受信することができません。但しウェイクアップ・イベントを検出することができます。
BD INH1出力にNot Sleep信号が送られます。
BD_Sleepモード(オプション)
BD_Sleepモードも低電力モードです。
BDは、バスとデータ・ストリームを送受信することができません。但し、BDのウェイクアップ監視機能は動作中の状態です。
BD INH1出力にSleep信号が送られます。
BD_Receive_onlyモード(オプション)
BDは、バスのデータ・ストリームを受信することはできますが、送信する事はできません。
BD INH1出力にNot Sleep信号が送られます。
動作モードの状態遷移
動作モードの遷移は、バスドライバ‐ホスト間のインターフェースからのコマンド、ウェークアップ・イベントの検出、あるいは電圧降下状態によって発生します。
ホスト・コマンドの優先度は最も低く、電圧降下による強制遷移の方が最優先となります。

| 遷移 | 状態 |
|---|---|
| 1 | ウェイクアップ・イベントの検出 |
| 2 | ウェイクアップ・イペントまたは電圧降下状態の検出 |
| 3 | 電圧降下状態の検出 |
| 4-11 | ホスト・コマンド |
| 12 | ホスト・コマンドまたはVBATまたはVIO電圧降下の検出 |
| 13 | 電源投入ウェイクアップ |
ご注意
理解しやすい様に、実際のFlexRay規格の概略のみを紹介している個所もあります。
