富士通

 背景 |  概要 |  特徴 |  車載用通信プロトコル |  ターゲットアプリケーション |  Data転送方式 |  CANとの相違 |  1Nodeの内部構成 |  バスドライバの動作モード |  バスドライバの電圧監視 |  電気信号 |  Bus Guardian |  トポロジー |  セグメント構成 |  プロトコル |  状態遷移 |  エラー制御 |


FlexRayとは

セグメント構成

FlexRayのセグメント構成は、Fixed Time Trigger方式のStatic SegmentとFlexible Time Trigger方式のDynamic Segmentとの組み合わせで構成されます。
また、Bus Guardianの動作を試験するセグメントとしてSymbol Window、クロック補正の為に使用されるセグメントとしてNetwork Idle Timeといったセグメントも存在します。各セグメントの特徴は以下です。

FlexRayのセグメント特徴

特徴 Slot長/DATA長 優先順位 Bus Guardian
Static Segment タイムトリガーでメッセージを送受信 固定長 Fixed TDMAで固定 送信タイミングが固定されているためBGにより保護される
Dynamic Segment イベントトリガでメッセージを送受信 可変長 IDの小さいものが優先された順番に送信 送信タイミングが不確定なため BGにより保護されない
Symbol
Window
BGの正常性を確認 固定長 - BGにより送信がディセーブルされる
Network
Idle Time
グローバル同期処理期間 可変長 - -

Symbol Windowは、Bus Guardianが未使用の時には使われません。

FlexRayのセグメント構成はシステム仕様にあわせて以下のようなパターンで設計する事が可能です。

セグメント構成

StaticSegmentとNTのセグメントは必須構成です。

通信サイクルとセグメント/スロットの構成

冗長性を可能とするData転送が可能なため、高い信頼性を要求されるData転送も可能です。

0~63を周期とするサイクルがあります。この一つのサイクルは、

StaticSegment, DynamicSegment, SymbolWindow, Network Idle Time

の4つのセグメントで構成されます。

StaticSegment内は、固定長であるStatic Slotの整数倍で構成され、そのStatic Slot内にStatic Frameの送受信を行います。
DynamicSegment内は、固定長であるミニスロットの集合で構成され、Dynamic Slotはミニスロットの数を変更する事により可変長にする事ができます。

 セグメントとスロットの構成
通信サイクルとSegument/Slotの構成について

スロットはIdle時間とデータの送信、受信を行うFrameから構成されています。

ご注意

理解しやすい様に、実際のFlexRay規格の概略のみを紹介している個所もあります。