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バスドライバの電圧監視

BDは診断情報を取得する為に、電圧監視を行なっています。但し、ECU全体の安全な動作を確保する手段ではありません。
電圧降下状態の検出は遅くとも1秒以内です。

VCC供給電圧の監視

BDは、VCC入力が実装されている場合、VCC供給電圧を監視するための手段を提供する必要があります。
VCC供給電圧閾値を下回った場合に、BDは自動的に低電力モードに切り換え、BD-ホスト間のインターフェースにエラー信号を報知させます。

VBAT供給電圧の監視

BDがVBAT端子をもつ場合、この端子の電圧を監視する必要があります。
VBAT供給電圧が閾値を下回った場合に、BDは自動的に低電力モードに切り換え、BD-ホスト間のインターフェースにエラー信号を報知させます。

VIO電圧監視

デジタルIOの基準電圧としてVIO電圧が実装されている場合、BDはVIO電圧を監視するための手段を提供する必要があります。
VIO供給電圧が閾値を下回った場合に、BDは自動的に低電力モードに切り換え、BD-ホスト間のインターフェースにエラー信号を報知させます。

注意) 閾値は、製品固有に設定されます。

以下にバスドライバの監視項目を示します。

監視項目 BDインターフェースでの動作概要
BDに電圧が供給されていない。 BDは、ホストにエラー信号を報知。(*1)
すべての供給電圧で電圧降下。 BDは、ホストにエラー信号を報知。(*1)
VBAT の電圧降下。
(uVCC は利用可能)
BDは、ホストにエラー信号を報知。(*1)
BDがチャネルへの接続を解放。
(BPとBMは遮断)
製品固有。
BP回線がGNDに短絡。 製品固有。
BP回線が供給電圧に短絡。 製品固有。
BM回線がGNDに短絡。 製品固有。
BM回線が供給電圧に短絡。 製品固有。
BP回線がBM回線に短絡。 製品固有。
エラー信号回線が遮断。 BDでは検出されない。BDは、ホストがこのエラー状態を検出できる手段を提供。
エラー信号回線がGNDに短絡。 BDでは検出されない。BDは、ホストがこのエラー状態を検出できる手段を提供。
エラー信号回線がVIOまたはVCC電圧に短絡。 BDでは検出されない。BDは、ホストがこのエラー状態を検出できる手段を提供。
TxD回線が遮断。 -
TxEN回線が遮断。 -
TxEN信号が常時アサートされる。 タイムアウトに到達後、BDはホストにエラー信号を報知。
BDが過熱状態を検知。 BDは、ホストにエラー信号を報知。
2つのチャネル終端ユニットの1つがチャネルから切り離された。 -
バス負荷が高過ぎる。 -
BDが、ホストが要求するモードになっていない。 BDは、要求モードになっていないことをホストに報知。
VIOの電圧降下。 BDは、ホストにエラー信号を報知する。
接地のロス。 製品固有。

*1) エラー信号はLowでアサートされるため、電圧供給がなくても要求信号を送信可能。

*2) BDは、バス故障を検知するための手段をホスト間インターフェースにて提供しなければならない。

ご注意

理解しやすい様に、実際のFlexRay規格の概略のみを紹介している個所もあります。