背景 | 概要 | 特徴 | 車載用通信プロトコル | ターゲットアプリケーション | Data転送方式 | CANとの相違 | 1Nodeの内部構成 | バスドライバの動作モード | バスドライバの電圧監視 | 電気信号 | Bus Guardian | トポロジー | セグメント構成 | プロトコル | 状態遷移 | エラー制御 |
FlexRayとは
背景
現在、自動車のさまざまな制御を行う車載ネットワークはCANおよびLINが世界標準規格として普及しており、ボディ制御、温度調整制御、ダッシュボード制御、ナビゲーション、各種センサー制御、モーター制御、シャシー制御などに用いられています。しかし次世代の自動車として、より安全性、快適性が追求されるようになり、車内の制御システムはデータ量の増加、複雑化が進み、より高速でかつ信頼性の高いネットワークが求められています。そこで今、次世代車載向け通信プロトコルFlexRayが世界中で注目されております。
これからの自動車に求められているもの
次世代の自動車に求められるものとして、エコロジー化による燃費の向上。省スペース化を図ることで外観よりも広い車内、というような快適性の向上による運転支援。そして、安全性の向上を実現する為に複数ECUによる複合制御が求められています。これらは、きめ細かい制御へと進化する必要があり、車内のさらなる電子制御化、つまりX-by-Wire(注1)化へと進んでいきます。

(注1) 油圧などの機械的な制御機能を、電子制御によって実現する技術。
新しい通信プロトコルはなぜ必要か?
- CANネットワークの限界
CANでの性能が限界。より高速なプロトコル要求が発生。CANは最大1Mbpsが限界です。 - リアルタイム通信
高い信頼性・データレートが求められています。 - 油圧制御に替わる電気制御
パワートレインやセーフティ系にX-by-Wireの適応が考えられています。
富士通は、2004年11月にボッシュ社よりFlexRayのライセンスを取得しました。
FlexRay IPを用いたFlexRayスターターキット(MB2005-01)の市場提供を開始し、2005年9月には、FlexRay IPを搭載したASSPを提供いたしました。
更に2006年には、当社32ビットのFRコアにFlexRay IPを搭載したマイクロコントローラーの出荷を予定しています。
また、富士通は、標準化団体であるFlexRayコンソーシアムのAssociate memberとして、更にAUTOSARやJasParにおける正規会員として標準化活動を実施しています。
ご注意
理解しやすい様に、実際のFlexRay規格の概略のみを紹介している個所もあります。
