開発にあたってのノウハウ
6. 高速データアクセスを行うには(RAMと接続されているバスの関連)
FRシリーズはデータバスと命令バスが分離したハーバード・アーキテクチャを採用しております。各種リソースはバスコンバータを介して接続されています。
バス配置とRAM

命令専用のバスをI-Bus、データ専用のバスをD-Busと呼びます。
それぞれのバスに接続されたRAMをここではI-RAM、D-RAMとそれぞれ呼びます。
I-RAMには命令(CODE領域)を配置することができます。D-RAMにはデータ(DATA/STACK領域等)を配置することができます。D-RAMには命令を配置することはできません。これはD-RAMがデータバスに接続されている為です。
それぞれのバスに接続された領域は、それぞれ1cycleアクセスが可能となり、より高速な処理を必要とする場合には積極的に使用することをお薦めします。
F-Busは命令、データが共存できるプリンストンバスを採用しています。バスコンバータを介してI-Bus、D-Busに接続されています。F-Busに接続されたRAMをここではF-RAMと呼びます。また、各種リソースはバス幅変換アダプタを介してR-Bus経由で接続されています。
F-RAMは命令/データ領域のどちらでも配置することができます。ただし、バスコンバータを介しているため、I-Bus、D-Busに比べアクセスサイクルがかかります。
ソフト開発において、上記を考慮してリンカ配置を設定してください。
例えば、よりアクセスが頻繁に起こるデータ領域は同じ内部RAMでもD-RAMへ配置することでよりパフォーマンスの向上が期待できます。
