プレスリリース
2009年6月2日
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社
Smile Telecoms Holdings Limited
富士通とパートナー企業がスマイル・コミュニケーションズの新興国通話サービス向けにWiMAX VoIP フォンを提供
~アフリカや中近東市場に向け、低価格の通話サービスを提供~
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:岡田晴基、本社:東京都新宿区、以下 富士通マイクロエレクトロニクス)とSmile Telecoms Holdings Limited(CEO:Irene Charnley(アイリーン チャーンリー)、本社:モーリシャス、以下
スマイル・テレコムズ)は、モバイルキャリア、端末、半導体、およびモジュールメーカーからなるエコシステムを構築し、新興国向けWiMAX(注1) VoIP(注2)フォンおよびその通話サービスを世界で初めて実現します。富士通マイクロエレクトロニクスは複数のテクノロジーパートナーと共に、スマイル・テレコムズの子会社であるSmile Communications Limited(以下 スマイル・コミュニケーションズ)に画期的なWiMAX
VoIPフォンを提供し、スマイル・コミュニケーションズは、アフリカや中近東市場向けにWiMAX VoIPフォンおよびサービスを提供します。
なお富士通マイクロエレクトロニクスは6月2日(火曜日)、3日(水曜日)、アムステルダムにて開催される「WiMAX Forum Global Congress 09」で、WiMAX VoIPフォンを出展します(展示ブース番号:3.22)。
富士通マイクロエレクトロニクスは、エコシステムの立ち上げと運営に貢献するとともに、WiMAX VoIPフォンにチップセット・ソリューションを提供します。富士通マイクロエレクトロニクスの第二世代WiMAXソリューションは、低消費電力のベースバンドSoC(注3)、トリプルバンド(注4)対応RFトランシーバー(注5)と専用電源ICによって構成されています。また、WiMAX Forumの認証取得済みの第一世代品と共通のプロトコル・スタック(注6)およびコネクション・マネージャなどのソフトウェア群も同時に提供されます。
スマイル・コミュニケーションズは、このVoIPフォンを使って、最初にウガンダにて通話サービスを開始する予定です。
スマイル・テレコムズのCEOであるアイリーン チャーンリー氏は、「スマイル・テレコムズは富士通マイクロエレクトロニクスとそのパートナー企業との協力で、新興国の通話サービスがまだ十分に提供されていない市場に、低価格でのサービスを提供する、というビジョンを達成することができました。彼らの技術力、製造力の高さと適切なプロジェクト・マネージメントにより、迅速に競争力あるコストで画期的な端末を完成させることができました。」とコメントしました。
このWiMAX VoIPフォン開発には、テクノロジーパートナーとしてSychip Inc.(社長兼CEO: 備前達生、本社:米国、以下 サイチップ)、FDK株式会社(代表取締役社長:小野統造、本社:東京都港区、以下 FDK)、および I-Sirius
Pte. Ltd.(社長兼CEO: Cheang Chee Ming(チャン・チー・ミン)、本社:シンガポール、以下 アイ・シリウス)が参加しました。
サイチップは、実績あるVoIP用チップおよびソフトウェアを、富士通マイクロエレクトロニクスのWiMAXチップセットと最適な形に組み合わせて提供します。WiMAXモジュールを担当するFDKは、富士通マイクロエレクトロニクスの第二世代品となる低消費電力WiMAX
チップセットをベースに、小型のWiMAX モジュールを提供します。アイ・シリウスは、低コスト端末の開発および製造のノウハウを提供し、低価格VoIPフォンを実現させました。
各社は、新興国市場に低価格でユビキタスなコミュニケーションサービスを提供する、という共通のビジョンのもと、パートナーシップを強化し、新たな市場を開拓する製品を完成させました。
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 モバイル事業部 事業部長の阿波賀氏は「当社がデジタルディバイドの解消を必要としている市場をターゲットとして、このような大きなプロジェクトに参加できたことは、非常に意義があることと理解しています。スマイル・コミュニケーションズの要求する短期間の開発には、サイチップ、FDK、アイ・シリウスとの力強いコラボレーションが欠かせませんでした。」とコメントしました。
最初の製品は、バッテリー駆動のデスクトップ端末で、Linux OSを採用し、簡潔なユーザーインターフェースを備えています。今回の協業の成果をもとに、今後、同じコア技術を用いたモバイルハンドセットなどのVoIP製品が市場に投入される予定です。
【注釈】
(注1)WiMAX:
ここで使用した規格は、IEEE802.16e-2005(Mobile WiMAX)に準拠した無線通信規格です。
(注2)VoIP:
Voice over Internet Protocolの略称で、音声を各種符号化方式で圧縮しパケットに変換した上でIP(Internet Protocol)ネットワークでリアルタイム伝送する技術です。
(注3)ベースバンドSoC:
無線ネットワークにおいて通信処理を行うデバイスです。
(注4)トリプルバンド:
WiMAXの主要3周波数帯に対応した2.3/2.5/3.5GHz帯のことを指します。
(注5)RFトランシーバー:
RFはRadio Frequency(高周波帯域)の略。 高周波帯域を利用した無線の送受信機です。
(注6)プロトコル・スタック:
ネットワーク上である機能を実現するために必要なプロトコルを選び、階層状に積み上げたソフトウェア群のことです。
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ASSP事業本部モバイル事業部マーケティング部
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