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プレスリリース

2008年11月27日
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社


MPEG-2とH.264双方に対応するSDマルチデコーダーLSI新発売

~ロシア、東欧、中国などを中心に拡大するH.264 SD放送市場に対応~

富士通マイクロエレクトロニクス株式会社(注1)は、ロシア、東欧、中国などのSD(標準画質)放送向けに、MPEG-2(注2)方式とH.264(注3)方式の双方の映像圧縮方式に対応したデコード(映像の復元)処理を行なうマルチデコーダーLSI「MB86H01シリーズ」を開発し、2008年12月1日よりサンプル出荷を開始します。
   本製品は、ロシア、東欧、中国向けのテレビ、セットトップボックスを対象としたシステムLSIです。欧州やロシア、中国の一部メディアで採用されているデジタル放送規格であるDVB(注4)規格に準拠し、SD放送受信に必要な機能を1チップ化しています。
   独自開発したH.264デコーダー技術により、H.264デコーダーの消費電力を低く抑え、また、小型パッケージへも対応していることから、据え置き型製品だけでなく、テレビチューナー付パーソナルナビゲーションデバイス(PND)などのポータブル受信機への搭載も可能です。

[関連リンク]H.264映像処理LSI >> H.264映像処理LSI

ロシア、東欧、中国の一部メディアなどのデジタル放送はDVB規格に準拠しています。SD放送では映像圧縮方式としてMPEG-2方式が広く普及している一方で、ロシアや東欧においてはH.264方式の普及が見込まれています。また中国のケーブル放送ではインタラクティブVOD(Video On Demand)サービス(注5)にH.264方式が採用され始めています。
   当社はこれまで、DVB規格に準拠するMPEG-2 SDデジタル放送対応デコーダーのシステムLSIを「SmartMPEG(スマートエムペグ)」シリーズとして、欧州向けのテレビやセットトップボックス、ポータブル受信機などを中心に幅広く提供してまいりました。
   このたび、ロシア、東欧、中国などにおいてH.264方式を使用したSD放送が本格化するのに合わせ、MPEG-2方式とH.264方式の双方の映像圧縮方式に対応するSDマルチデコーダーLSI 2製品(MB86H01AA/MB86H01AB)を発売します。
   本製品は、テレビやセットトップボックスなどでのSD放送受信に必要な機能を備え、デコーダー機能ではMPEG-2デコーダー 2回路(以下、MPEG-2デュアルデコーダー)とH.264デコーダー 1回路を搭載しています。MPEG-2デュアルデコーダーにより、ツインチューナー対応パーソナルビデオレコーダーへの対応や、2つの番組を同時に表示できるピクチャー・イン・ピクチャーを実現します。また、独自開発したH.264デコーダー技術によりH.264デコーダーの消費電力を低く抑え、かつ、10ミリメートル角の小型パッケージ(FBGA 240ピン)にも対応しているため、テレビチューナー付パーソナルナビゲーションデバイス(PND)などの小型機器への搭載も可能です。さらに、外部インターフェースにはUSB2.0 High Speed OTGコントローラーを搭載し、デジタルカメラなど外部機器との接続が容易です。
当社は、今後とも、画像向けASSP製品の強化を継続して行ない、映像処理LSIを中心としたテレビ、セットトップボックス向け事業の強化を図ります。


サンプル出荷時期

製品名 パッケージ サンプル出荷時期
MB86H01AA PBGA 256ピン 2008年12月1日より
MB86H01AB FBGA 240ピン 2008年12月1日より

本製品の特長

  1. SD対応MPEG-2 デュアルデコーダー、H.264デコーダー搭載で、ロシア、東欧、中国などのデジタル放送に対応
       SDのMPEG-2デコーダーおよびH.264デコーダーの搭載で、欧州(特に西欧)での現行のMPEG-2方式によるSD放送だけでなく、ロシア、東欧などで今後普及が見込まれるH.264方式によるSD放送、また中国におけるケーブル放送のインタラクティブVODサービスなどに対応します。
       またMPEG-2デュアルデコーダーにより、ツインチューナー対応パーソナルビデオレコーダーへの対応や、2つの番組を同時に表示できるピクチャー・イン・ピクチャーを実現します。
  2. 1チップにSD放送受信に必要な機能を集積
       ARC Tangent-A4 202.5MHzをCPUとして搭載し、映像・音声のデコード機能や画像表示機能などデジタル放送を受信するシステムに必要な機能を1チップ上に集積しているため、システム構成が容易です。
  3. 小型ポータブル受信機への搭載も可能
       独自開発したH.264デコーダー技術によりH.264デコーダーの消費電力を低く抑えています。「MB86H01シリーズ」は27ミリメートル角のパッケージ(PBGA 256ピン)に加えて、10ミリメートル角の小型パッケージ(FBGA 240ピン)も取りそろえ、テレビチューナー付パーソナルナビゲーションデバイス(PND)などのポータブル受信機への搭載も可能です。

商標について

  • ARM7TDMI-S™はARM株式会社の商標です。
  • その他記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

添付資料

PDF 「MB86H01」の主な仕様(125KB)

注釈

(注1)富士通マイクロエレクトロニクス株式会社:
   代表取締役社長 岡田晴基、本社 東京都新宿区。

(注2)MPEG-2:
   映像圧縮方式の一つでMPEG規格の一部。DVDなどで広く用いられている。

(注3)H.264:
   ITU-T(国際電気通信連合・電気通信標準化セクタ)によって勧告された動画圧縮規格。MPEG-2など従来方式に比べて圧縮率の高さが特長。ISO/IEC(国際標準化機構/国際電気標準会議)では「MPEG-4 Part 10 Advanced Video Coding(通称:MPEG-4 AVC)」として規定されているが、どちらも技術的には同一のもの。

(注4)DVB:
   Digital Video Broadcasting。国際的に承認されたデジタルテレビ放送のための公開標準規格。欧州を中心とした多くの国で採用されている。

(注5)インタラクティブVOD(Video On Demand)サービス:
   ユーザーからの要求により、指定されたビデオプログラムの配信を行う双方向サービス。

関連リンク

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mb86h01

「MB86H01」

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お客様お問い合わせ先

富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 ASSP事業本部
Infotainment事業部 マーケティング部
Tel:03-5322-3354
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