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社会環境報告書

岩手工場

工場長のご挨拶

俵山佳也 工場長

俵山佳也 工場長

2008年からは京都議定書の約束期間(2008年~2012年)がはじまりますが、岩手工場では、富士通グループを通じて第5期環境行動計画を掲げ、地球温暖化防止、廃棄物削減などさまざまな環境負荷低減活動に取り組んでいます。

2007年度は、これまでに実施してきた施策の積み重ねによりエネルギーCO2排出量を前年度比 1%、廃棄物排出量を前年度比 4% 、化学物質(PRTR物質)を前年度比 1%削減しました。

また、2004年より推進してきましたリスクコミュニケーション 「地域とはじめる環境報告書を読む会」の活動が認められ、PRTR大賞2007 優秀賞を受賞しました。

持続可能な社会にするには、できること、やらなければならない事がまだまだあります。

岩手工場は、社会の一員として一層環境活動を発展させるよう取り組んで参ります。

本ホームページにて2007年度の当工場の取り組みを紹介します。

PRTR優秀賞受賞 盾・賞状

PRTR優秀賞受賞 盾・賞状

環境方針

  • 基本理念:
    当拠点は、地球環境の保全を人類共通の最重要課題の一つと認識し、半導体集積回路製品(ロジックLSI, マイコン, FRAM等)の量産工場として、企業活動のあらゆる面で地球環境の保全に配慮し、「環境にやさしい企業活動」をスローガンに、全社員をあげて行動いたします。
  • 行動指針
    1. 環境保全活動の継続的な改善及び、環境汚染の予防に取り組みます。
    2. 環境関連法規、条例、協定及び、その他の要求事項等を順守します。
    3. 当拠点の企業活動に伴い、環境に影響を与える下記の項目を、重点テーマとして取り組みます。
  • 重点テーマ
    1. 電気・燃料の効率的な使用及び削減。
    2. 化学物質の適切な使用及び排出量削減。
    3. 廃棄物ゼロエミッション維持。
    4. 業務改善による環境負荷低減。

活動目標と結果報告

2007年度の活動目標と活動結果は、下記の通りです。
計画通りに実施し、全ての目標を達成しました。

活動目標 活動結果 達成状況
エネルギー消費によるCO2排出量を2005年度実績比2.4%削減 5.6%削減 達成
CO2以外の温室効果ガス(PFC)の排出量を1995年度実績比+46%に維持 +43%に抑制 達成
揮発性有機化合物(VOC)の排出量を2000年度実績比+10%に維持 1%削減 達成
製造工程における化学物質使用量削減施策を4件以上実施 6件実施 達成
地域社会貢献活動を4件実施 6件実施 達成
業務改善項目を10件以上実施 13件実施 達成

環境負荷と事業活動

岩手工場の2007年度の環境負荷状況は、下記の通りです。
省エネルギー施策として、純水製造設備の省エネ化、ファシリティ設備の運転管理 効率化により、地球温暖化の要因であるエネルギーCO2の排出を前年度比で1%削減 することが出来ました。

INPUT
購入電力: 204,788 MWh 前年度比: + 6%
重油・灯油: 15,194 kl 前年度比: - 15%
LNG(都市ガス):0 m3 前年度比: ± 0%
水: 4,113,440 m3 前年度比: + 0.3%
化学物質: 118 ton 前年度比: - 6%
↓
OUTPUT
大気
 CO2排出量: 123,910 ton
 NOx排出量: 64.4 ton
 SOx排出量: 10.7 ton
前年度比:
 - 1%
 - 41%
 + 45%
排水: 3,704,929 m3 前年度比: - 5%
廃棄物総発生量: 1,645 ton 前年度比: - 4%
化学物質: 7.9 ton 前年度比: - 1%

(補足)化学物質の算出方法について

INPUT:工場、事業所におけるPRTR法の対象とされる化学物質の取扱量。OUTPUT:PRTR法の対象とされる化学物質の工場の排水溝や排気口から排出される濃度を測定し、総排出量(ニッケル化合物、マンガン化合物などの場合)または総排気量(キシレン、トルエンなどの場合)を乗じて算出、あるいは化学物質の収支量(キシレン、トルエンなどの場合)に基づき算出。


環境マネジメントシステム

2007年度は、環境影響評価規定の有害性調査・緊急時の評点を見直し、電子デバイスビジネスグループで統一し、実施しています。今後も環境負荷低減活動がより実際に則したものになるよう、改善を進めていきます。

  • 外部監査
    9月6日、7日に認証機関(JACO様)によるISO14001外部審査が行われ、軽欠点1件、観察1件の指摘事項がありましたが、是正を図り、現在、適正に運用しています。
  • 環境監査
    岩手工場では、環境負荷の削減状況、環境保全状況の総合的把握、ISO規格への適合状況を判定するため、毎年内部監査を行っています。2007年度の指摘件数は、3件と一昨年、昨年より大幅に減少しており、環境マネジメントシステムの仕組みが浸透し、維持管理が出来ている結果が表れています。
    2008年度は、「維持」のワンランク上の「向上」を目指し、活動をしていきます。
  • 法令順守等
    2007年度の届出・報告等に関する違反は発生していません。

環境会計

2007年度岩手工場の環境会計実績は、費用8億2,250万円に対し、効果額 14億9,803万円となりました。

2007年度 環境会計実績表(単位:百万円)

項目 範囲 費用 効果
事業エリア内費用・効果 公害防止・地球環境保全・資源循環等 785 1,487
上、下流費用・効果 廃製品リサイクル、グリーン購入等 0 0
管理活動費用・効果 ISO14001、環境教育、環境広報活動等 37 11
研究開発・ソリューションビジネス費用・効果 製品への環境配慮技術の研究等 0 0
社会活動費用・効果 環境保全団体への寄付、支援等 0.5 0
環境損傷対応費用・効果 土壌、地下水汚染の修復等 0 0
合計 822.5 1,498

社員への環境啓発

毎年6月の環境月間に合わせ、環境関連施設の見学や講演会を実施し、社員への環境啓発に取り組んでいます。

環境講演会

環境講演会
環境関連施設見学会

環境関連施設見学会

グリーンプロセス

岩手工場では、富士通独自の指標(CG指標)を用いて、改善アイテムの抽出、現場からの気づきを見える化し、経済面、環境面の無駄取りを実施しています。
2007年度は23件の施策(アイテム)を導入し、環境負荷低減に取り組みました。(例:ガス使用量削減、純水使用量削減)

省エネルギー対策

2007年度は、下記の様な施策により、CO2発生量が2005年度比で5.6%削減、1990年度比で6.8%削減となりました。

主な省エネルギー施策:

  • 純水製造設備の省エネ化

廃棄物ゼロエミッション(廃棄物減量化対策)

2007年度は、2005年から実施している排水処理汚泥削減や装置運転管理による廃液量削減を進め、前年比-4%削減することができました。

今後も廃棄物ゼロエミッシヨン維持に取り組んで行きます。

化学物質の削減

PRTR対象物質として2-アミノエタノール、キシレン、フッ化水素及びその水溶性塩を計上しています。
化学物質の代替化等により、昨年比 取扱量6%削減、水域、大気への排出量1%削減することが出来ました。

社会貢献活動

2007年度は行政(岩手県、金ヶ崎町)と協力し、次の活動に取り組みました。

  • 地域とはじめる環境報告書を読む会
  • 金ヶ崎町環境推進大会(環境活動紹介)
  • 金ヶ崎町クリーン作戦(町の清掃作業)
  • 金ヶ崎町緑と花の銀行(植物の寄付、草苅作業)
環境報告書を読む会

環境報告書を読む会
金ケ崎町クリーン作戦

金ケ崎町クリーン作戦
金ヶ崎町緑と花の銀行草刈

金ヶ崎町緑と花の銀行草刈

リスク対策

環境リスク発生の未然予防の観点で、排水薬品配管(硫酸)の鋼体化、排水地震対策 などを実施し、環境汚染の防止を図りました。

工場概要

操業開始 : 1980年9月
所 在 地 : 岩手県胆沢郡金ヶ崎町西根森山4-2
事業内容 : 半導体製造(ロジックLSI、FRAM等)
敷地面積 : 290,235m2
従業員数 : 約1860名(関係会社含む)