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社会環境報告書

会津若松工場

工場長のご挨拶

平野雅道 工場長

平野雅道 工場長

当工場は1997年2月に地元会津若松市で初めてISO14001認証を取得した環境先進事業所です。それ以降も環境マネジメントによる継続的改善を進めて、地球温暖化防止、廃棄物発生量の削減、そして化学物質の排出量削減などの環境保全活動について全社員が一丸となって取組んでいます。また、2003年度より「グリーンプロセス活動」をスタートし、製造段階における化学物質等の投入量を最少化する活動を進めています。
2007年度は、地球温暖化防止(CO2及びCO2以外の温室効果ガス削減)や廃棄物削減において成果を上げるとともに、工場周辺清掃活動や地域清掃活動などの地域貢献活動も積極的に展開してきました。

今後とも地域の一員として、環境活動の重要性を認識しながら地域と一体となった環境経営を目指していきます。

本ホームページが、当工場の環境の取り組みについてご理解いただく上で、皆様のお役に立てましたら幸いに存じます。

環境方針

  • 基本理念
    会津若松工場は、雄大な磐梯山、白鳥が訪れる猪苗代湖など恵まれた自然の中でパソコン, 携帯電話, 家庭電化製品などの頭脳となる半導体を製造する事業所です。
    この美しく豊かな自然を子供たちの世代に引継ぐために、当工場は「環境を大切にするより良い企業活動」を基本理念として、環境に配慮した生産活動を追及する「グリーンファクトリー」の実現を目指していきます。
    また、環境関連法規, 自主基準, 及び同意するその他の要求事項を遵守するとともに、ISO14001による環境マネジメントシステムの継続的改善と汚染予防を進め、以下を基本に環境対策の先進的な取り組みを社員全員参加で取り組みます。
    1. 自然を大切にする
    2. 環境のきまりを守る
    3. より良い環境づくりを常に進める
  • 重点テーマ
    1. 地球温暖化防止の推進
    2. 化学物質の使用量及び排出量削減
    3. 廃棄物の発生量削減
    4. 環境意識向上と地域との連携
    5. 業務改善による環境負荷低減

活動目標と結果報告

2007年度の活動目標と活動結果は下記のとおりです。
全項目目標を達成しています。

活動目標 活動結果 達成状況
エネルギー消費によるCO2排出量を2005年度実績以下に抑える 省エネ活動の成果などにより、2.3%削減 達成
CO2以外の温室効果ガスの排出量を1995年度実績比+72.6%増以下に抑える 製造工程におけるPFC使用量削減活動などにより+61.8%以下に抑制 達成
化学物質の使用量削減活動の推進及び揮発性有機化合物〔VOC〕の排出量を現状値以下に抑える 製造工程における揮発性有機化合物〔VOC〕の使用量削減活動などにより現状値以下に抑制 達成
廃棄物発生量を2005年度実績比7.9%減に抑える 廃硫酸の有償化等により12.6%削減 達成

環境負荷と事業活動

INPUT
購入電力: 176,172 MWh 前年度比: + 0.1%
重油: 1,878 kl 前年度比: - 17.2%
LNG(都市ガス): 0 m3 前年度比: ± 0%
水: 2,514,846 m3 前年度比: - 1.4%
化学物質: 167.6 ton 前年度比: + 0.4%
↓
OUTPUT
大気
 CO2排出量: 77,388 ton
 NOx排出量: 151.0 ton
 SOx排出量: 31.3 ton
前年度比
 - 0.7%
 - 5.2%
 - 9.5%
排水: 2,409,222 m3 前年度比: + 2.3%
廃棄物総発生量: 1,946 ton 前年度比: - 8%
化学物質: 5.9 ton 前年度比: - 1.7%

(補足)化学物質の算出方法について

INPUT:工場、事業所におけるPRTR法の対象とされる化学物質の取扱量。
OUTPUT:PRTR法の対象とされる化学物質の工場の排水溝や排気口から排出される濃度を測定し、総排出量(ニッケル化合物、マンガン化合物などの場合)または総排気量(キシレン、トルエンなどの場合)を乗じて算出、 あるいは化学物質の収支量(キシレン、トルエンなどの場合)に基づき算出。

環境マネジメントシステム

富士通グループでは、2005年3月に取得した、富士通および国内連結子会社を対象 とするISO14001の統合認証を海外連結子会社まで含めたグローバル統合(注1)へと統合範囲を拡大しました。

富士通グループWORLD-WIDE統合認証取得年月:2006年3月23日 認証番号:EC98J2005

会津若松工場としては、2007年12月に株式会社日本環境認証機構(JACO)の更新審査の結果、ISO14001:2004「適合」と判定されました。

  • 環境監査:
    会津若松工場としては、環境負荷状況,環境保全状況の総合的把握,ISOへの適合状況を判定するため、毎年内部監査を行っています。
  • 法令順守等:
    法令、条例等の変更内容および順守状況を定期的に確認しています。
    2007年度は、法令、条例等に関する違反はありませんでした。

(注1)グローバル統合: ISO14001の統合認証を海外連結子会社まで拡大し、当社(98拠点)と国内連結子会社90社(503拠点)、および製造系を中心とする海外連結子会社11社(22拠点)の合計102社、約11万7,000人(一部、関連会社従業員を含む)を活動組織とする環境マネジメントシステムを構築しました。

環境会計

2007年度の環境会計実績は、費用10億9,100万円に対し、効果10億9,400万円という 結果となりました。効果金額で大きいものは、従来から取組んでいるグリーンプロセス活動です。(グリーンプロセスの項参照)

2007年度 環境会計実績表(単位:百万円)

項目 範囲 費用 効果
事業エリア内費用・効果 公害防止・地球環境保全・資源循環等 551 1,079
上、下流費用・効果 廃製品リサイクル、グリーン購入等 0 0
管理活動費用・効果 ISO14001、環境教育、環境広報活動等 53 15
研究開発・ソリューションビジネス費用・効果 製品への環境配慮技術の研究等 0 0
社会活動費用・効果 環境保全団体への寄付、支援等 0 0
環境損傷対応費用・効果 土壌、地下水汚染の修復等 487 0
合計 1,091 1,094

社員への環境啓発

全国環境月間を中心に、社員の環境意識向上を目的に各種活動を実施しています。全員参加による環境活動を推進しており、富士通グループ環境スローガン募集では1544点もの応募があり、その中から3点の作品が入賞しました。1点は最優秀賞を受賞し電子デバイス部門スローガンとなりました。また、外部講師を招き開催した環境セミナーでは、福島県の森林の現状や森林の働き、私たちにできること等について講演いただき、森林の重要性について学びました。ビデオ上映による学習会も開催し、容器リサイクル等身近な環境について学び、意識の高揚を図りました。

環境セミナー開催

環境セミナー開催

グリーンプロセス

当工場では、2003年度より製造工程で投入する化学薬品及びガス類を削減するグリーン プロセス活動を展開しており、原単位当たりの薬品・ガスの使用量削減に大きな成果を上げています。

省エネルギー対策

これまでは原動部門の省エネ活動が中心でしたが、今年度より生産設備の省エネ活動や蛍光灯の間引き等、活動範囲を広げて取り組んでいます。

主な省エネルギー施策:

  • 純水RO超低圧化
  • 生産設備の電源単一化
  • 蛍光灯間引きエリアの拡大
純水RO超低圧化

純水RO超低圧化
蛍光灯間引きエリアの拡大

蛍光灯間引きエリアの拡大

廃棄物ゼロエミッション(廃棄物減量化対策)

2006年度実施しました排水処理方法の改善による汚泥の削減効果があらわれたことと、廃硫酸の有価物化により、2006年度比で7.9%削減をすることができました。これにより、第5期環境行動計画目標(2009年度末まで2005年度比5%削減)を達成しており、今後も活動を継続していきます。

主な廃棄物の削減施策:

  • 廃硫酸の有償化
  • 廃プラスチック類や金属屑の分別による有償化

化学物質の削減

グリーンプロセス活動による薬品使用量削減活動を展開し、新規設備の導入による使用薬品の変更及び処理条件の見直し・変更等を実施し薬品の使用量を削減しています。

主な使用量の削減施策:

  • IPAの削減
  • 洗浄液の削減

社会貢献活動

地域への貢献活動として、毎年、河川敷清掃活動や一斉清掃活動へ参加しています。
また、工場周辺の清掃活動を年に数回実施し、地域の美化推進を図っています。
健康づくり行事及び全国労働衛生週間行事・環境行事の一環として「クリーン健康ウォーク」を開催し、母成峠から戊辰戦争の道をたどり散策しながらゴミ拾いを実施しました。社員による継続的な取り組みとして、工場周辺へのラベンダー苗の植付けや、構内花壇作りを実施しています。その取り組みが認められ、県の花いっぱい推進運動の一環である「花いっぱいコンクール(福島民友新聞社, 県緑化推進委員会, 農林中央金庫主催)」において、特別賞(県緑化推進委員会長賞)を受賞しました。
花の時期には工業団地内に紫色の花が咲き、地域の方にも潤いを与えています。

工場周辺清掃活動

工場周辺清掃活動
ラベンダー苗の植付け

ラベンダー苗の植付け
コンクール入賞

コンクール入賞

リスク対策

環境リスク発生の未然予防を目的として、これまで廃液受槽の予備槽化や内面補強、埋設配管の更新等に取り組んできましたが、2007年度は浄化槽配管の改善工事を実施しています。また敷地内の各所に観測井戸を設けて地下水の状況を定期的にモニタリングしています。

工場概要

操業開始 : 1984年10月
所 在 地 : 福島県会津若松市門田町工業団地3番地
事業内容 : 半導体製造(ロジックLSI等)
敷地面積 : 147,000m2
従業員数 : 約1,600名(関係会社含む)