富士通

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社会環境報告書(2006年度版)

岩手工場

ご挨拶

柏木工場長

柏木工場長

2006年度の環境活動の結果は、これまでに実施してきた環境負荷軽減技術の積み重ねにより、CO2排出量は前年比4.6%削減、廃棄物排出量も前年比9.4%削減することができました。

2005年度は、省エネ活動への取組み、及びその実績が評価されエネルギー管理優良工場として、資源エネルギー庁官賞(熱部門)、東北経済産業局長賞(電気部門)を受賞。

2006年度は、環境保全優良工場として表彰されました。

2007年度は、第5期富士通グループ環境行動計画のスタートになります。

環境負荷軽減活動は、世の中の要求が高まる一方で、改善策も難しくなってきております。全員参加によって、一層環境活動を発展させる様に取組みます。

本ホームページには、当工場の取組みを紹介してまいりますので、ご参考いただければと存じます。

環境方針

  • 基本理念:
    当拠点は、地球環境の保全を人類共通の最重要課題の一つと認識し、半導体集積回路製品(ロジックLSI、マイコン、メモリLSI等)の量産工場として、企業活動のあらゆる面で地球環境の保全に配慮し、「環境にやさしい企業活動」をスローガンに、全従業員をあげて行動いたします。
  • 行動指針
    1. 環境保全活動の継続的な改善及び、環境汚染の予防に取り組みます。
    2. 環境関連法規、条例、協定及び、その他の要求事項等を順守します。
    3. 当拠点の企業活動に伴い、環境に影響を与える次の項目を、重点テーマとして取り組みます
  • 重点テーマ
    1. 電気・燃料の効率的な使用及び削減。
    2. 化学物質の適切な使用及び排出量削減。
    3. 廃棄物ゼロエミッション維持。
    4. 業務改善による環境負荷低減。

活動目標と結果報告

2006年度の活動目標と活動結果は、下記の通りです。
エネルギー消費CO2削減、CO2以外の温室効果ガス排出量削減、廃棄物発生量削減は、目標を達成しました。 しかし、その他の目標については、残念ながら目標未達となりました。
目標達成に向けて、引き続き改善を進めて行きます。

活動目標 活動結果 達成状況
エネルギー消費CO2を2000年度実績比18.8%削減 22.5%削減 達成
CO2以外の温室効果ガス排出量を1995年度実績比+64.8%以内に抑制 +46%に抑制 達成
製造工程における化学物質使用量削減施策を100%実施 70%実施 未達成
廃棄物発生量を2003年度実績比10%削減 17.3%削減 達成
業務改善項目を100%実施 78.9%実施 未達成

事業活動と環境負荷

岩手工場の2006年度の環境負荷状況は、下記の通りです。
省エネルギー施策として、高効率ターボ冷凍機へ更新、純水製造設備の超低圧RO膜化、廃熱温水利用による純水原水加温方法変更に取り組んだ結果、地球温暖化の要因であるCO2の排出を前年度比で4.6%削減することが出来ました。

INPUT
購入電力: 192,430 MWh 前年度比: + 3%
重油・灯油: 17,887 kl 前年度比: - 14%
LNG(都市ガス):0 m3 前年度比: ± 0%
水: 4,099,150 m3 前年度比: + 0.6%
化学物質: 126 ton 前年度比: - 22%
↓
OUTPUT
大気
 CO2排出量: 124,907 ton
 NOx排出量: 108.8ton
 SOx排出量: 7.4 ton
前年度比:
 - 4.6%
 + 31%
 - 66%
排水: 3,896,680 m3 前年度比: - 1%
廃棄物総発生量: 1,713 ton 前年度比: - 9.4%
化学物質: 9.5 ton 前年度比: - 6%

(補足)化学物質の算出方法について

INPUT:工場、事業所におけるPRTR法の対象とされる化学物質の取扱量。

OUTPUT:PRTR法の対象とされる化学物質の工場の排水溝や排気口から排出される濃度を測定し、総排出量(ニッケル化合物、マンガン化合物などの場合)または総排気量(キシレン、トルエンなどの場合)を乗じて算出、 あるいは化学物質の収支量(キシレン、トルエンなどの場合)に基づき算出。


環境マネジメントシステム

2006年度は環境影響評価規定を電子デバイスビジネスグループで統一し実施しました。
これにより、事業所ごとの特徴が鮮明になり、環境負荷低減活動がより実際に則したものになりました。
また、9月21, 22日にJACO殿によるISO14001外部審査が行われ、観察1件で終了しました。
この観察事項についても是正を図り、現在、適正に運用しています。

  • 環境監査
    岩手工場では、環境負荷の削減状況、環境保全状況の総合的把握、ISO規格への適合状況を判定するため、毎年内部監査を行なっています。2006年度は、11件の指摘事項がありましたが全て是正処置を完了しています。2007年度は過去3年間の指摘事項を踏まえ、多角的な視点での監査により環境マネジメントの質の向上を努めていきます。
    一方では、内部監査員の力量を高める取り組みを継続的に実施していきます。
  • 法令順守等
    2006年度の届出・報告等に関する違反は発生していません。

環境会計

2006年度岩手工場の環境会計実績は、費用10億6,331万円に対し、効果額16億1,866万円となりました。
事業所エリア内効果は、省エネ施策実施による結果が、改善効果として表れています。
また、管理活動費用と効果は、全従業員を対象として実施した環境教育に関するものです。

2006年度 環境会計実績表(単位:百万円)

項目 範囲 費用 効果
事業エリア内費用・効果 公害防止・地球環境保全・資源循環等 1023.4 1612.3
上、下流費用・効果 廃製品リサイクル、グリーン購入等 0 0
管理活動費用・効果 ISO14001、環境教育、環境広報活動等 39.4 6.4
研究開発・ソリューションビジネス費用・効果 製品への環境配慮技術の研究等 0 0
社会活動費用・効果 環境保全団体への寄付、支援等 0.5 0
環境損傷対応費用・効果 土壌、地下水汚染の修復等 0 0
合計 1063.3 1618.7

従業員への環境啓発

毎年従業員への環境啓発を計画的に実施しています。
環境月間に合わせ、環境関連施設の見学会、環境講演会を実施、更に2006年度は全従業員を対象に、岩手工場の環境への取り組みについて、年間計画を立て環境教育を実施しました。

施設見学会

施設見学会
環境講演会

環境講演会

グリーンプロセス

2006年度は、製造ライン別にアクションアイテムを選択し、活動しました。
その結果、(1)石英洗浄方法改善によるHF・NH4OH・H2O2の使用量5%削減、(2)レジストシンナー変更による、レジスト使用量20%削減ができました。
また、製造設備のセラミックチャックのライフ延長、クリーニング周期見直しによる稼動率アップなどが出来ました。

省エネルギー対策

2006年度は、下記の様な施策により、CO2発生量が2005年度比で4.6%削減、1990年度比で5.8%削減となりました。

主な省エネルギー施策

  • 高効率ターボ冷凍機への更新
  • 超低圧RO膜の導入(純水製造設備)
  • 純水原水加温方法変更(廃熱温水利用)

2007年度は、運転管理の更なる効率化で排出レベルを削減していきます。


廃棄物ゼロエミッション(廃棄物減量化対策)

2006年度は、目標2003年度実績比10%削減に対し、排水処理汚泥削減や装置運転 管理による廃液量削減を進め、17.3%削減することが出来ました。

主な廃棄物の削減施策

  • アルカリ汚泥法導入による排水処理汚泥削減
  • EM菌によるグリストラップ汚泥削減
  • 有機排ガス処理装置運転管理による廃液量削減

今後も廃棄物ゼロエミッシヨン維持に取り組んで行きます。

化学物質の削減

「グリーンプロセス活動」を化学物質の削減活動として取り組んでおり、今年度はHF・NH4OH・H2O2の使用量5%削減、レジスト使用量20%削減ができました。

主な使用量の削減施策

  • 石英洗浄方法改善
  • レジストシンナー変更

2007年度も継続して、化学物質の削減を進めていきます。

社会貢献活動

「地域とはじめる環境報告書を読む会」を実施し、参加して頂いた地域住民の皆様へ岩手工場の環境への取り組みを紹介し、工場見学を実施しました。また、地域社会の環境活動として、金ヶ崎町クリーン作戦、金ヶ崎町緑と花の銀行への寄付、植樹、草刈作業を継続して参加して行きます。

金ヶ崎町植林作業

金ヶ崎町植林作業
金ケ崎町クリーン作戦

金ケ崎町クリーン作戦
河川清掃

河川清掃
環境報告会

環境報告会

リスク対策

環境リスク発生の未然予防の観点で、排水処理槽更新、水封水槽防液堤設置、有機排ガス処理装置機能改善工事を実施し、環境汚染の防止と機能向上を図りました。

工場概要

操業開始 : 1980年9月
所 在 地 : 岩手県胆沢郡金ヶ崎町西根森山4-2
最寄り駅 : 北上駅 または水沢江刺駅
事業内容 : 半導体製造(ロジックLSI、FRAM等)
敷地面積 : 290,235m2
従業員数 : 約1870名(関係会社含む)