三重工場 | 会津若松工場 | 岩手工場 | あきる野テクノロジーセンター |
社会環境報告書
岩手工場
ご挨拶
![]() 柏木工場長 |
2005年度の環境活動の結果は、これまでに実施してきた環境負荷を軽減する技術の積み重ねにより、生産活動が前年度比10数%の増加にも係わらず、計画的に廃棄物排出量(前年比3.6%)、エネルギー使用量(前年比 1.3%)を削減する事ができました。特にエネルギー使用量は、1990年度レベルまで削減が達成され、その結果と長年の省エネ活動への取り組み及びその実績が評価され、2005年度にエネルギー管理優良工場として、熱部門で「資源エネルギー庁長官賞」、電気部門で「東北経済産業局長賞」を受賞しました。 2006年度におきましてもこれまでと同様に継続的な環境負荷軽減活動を実施していく他、リスクに対する感性を向上させ、一歩先の環境活動が出来る様に取り組みます。 本ホームページには、今後も当工場の取り組みを紹介してまいりますので、ご参考いただければと存じます。 |
長官賞受賞
![]() 賞状 |
![]() 盾 |
環境方針
- 基本理念:
当拠点は、地球環境の保全を人類共通の最重要課題の一つと認識し、半導体集積回路製品(ロジックLSI、マイコン、メモリLSI等)の量産工場として、企業活動のあらゆる面で地球環境の保全に配慮し、『 環境にやさしい企業活動 』をスローガンに、全従業員をあげて行動いたします。 - 行動指針

- 環境保全活動の継続的な改善及び、環境汚染の予防に取り組みます。
- 環境関連法規、条例、協定及び、その他の要求事項等を順守します。
- 当拠点の企業活動に伴い、環境に影響を与える次の項目を、重点テーマとして取り組みます
- 重点テーマ

- 電気・燃料の効率的な使用及び削減。
- 化学物質の適切な使用及び排出量削減。
- ゼロエミッション維持及び廃棄物発生量の削減。
- 業務改善による環境負荷低減。
活動目標と結果報告
2005年度の活動目標と活動結果は下記の通りです。エネルギー消費CO2削減と廃棄物発生量削減は、目標を達成しました。しかし、その他の目標については、残念ながら未達となりました。 今年度は、目標達成に向けて、さらなる改善を進めて行きます。
| 活動目標 | 活動結果 | 達成状況 |
| 1)エネルギー消費CO2を2000年度実績比16.5%削減 |
18.8%削減 | 達成 |
| 2)CO2以外の温室効果ガス排出量を1995年度実績比+50%以内に抑制 |
+68.8%に抑制 | 未達成 |
| 3)製造工程における化学物質使用量削減施策を100%実施 |
90%実施 | 未達成 |
| 4)廃棄物発生量を2003年度実績比8%削減 |
8.7%削減 | 達成 |
| 5)業務改善19項目の実施 |
実施率65% | 未達成 |
事業活動と環境負荷
岩手工場の2005年度の環境負荷状況は下記の通りです。 2005年度は、前年度に比べ生産が増加しましたが、ボイラー運転管理の最適化、高効率 ターボ冷凍機へ更新、冷却水フリークーリングシステム導入、コ・ジェネレーションシ ステム冷凍機の運転管理の適正化に取り組んだ結果、地球温暖化の要因であるCO2の排出を前年度比で1.3%削減することが出来ました。また、アルカリ汚泥法により、フッ素含有排水の処理方法を改善し、廃棄物として発生する汚泥を約4割の削減、レジスト、剥離液を中心とした有機溶剤の削減にも力を入れてきました。
今後も計画的な改善対策を検討して、事業活動に伴う環境負荷の継続的改善に努めていきます。
| INPUT | |
| 購入電力 186,812 MWh |
前年度比 +7% |
| 重油・灯油 20,866 kl |
前年度比 -10% |
| LNG(都市ガス) 0 m3 |
前年度比 --% |
| 水 4,074,616 m3 |
前年度比 +7% |
| 化学物質 161 ton |
前年度比 -7% |
| OUTPUT | |
| 大気 CO2排出量:130,932 ton NOx排出量:82.9 ton SOx排出量:21.7 ton |
前年度比 -1.3% +25% +54% |
| 排水 3,932,570 m3 |
前年度比 23% |
| 廃棄物総発生量 1,890 ton |
前年度比 -3.6% |
| 化学物質 10.1 ton |
前年度比 +3% |
環境マネジメントシステム
当社では、2005年3月に取得した、当社および国内連結子会社を対象 とするISO14001の統合認証を海外連結子会社まで含めたグローバル統合(注1)へと統合範囲を拡大しました。 岩手工場としては2005年10月に株式会社日本環境認証機構(JACO)の 更新審査の結果、ISO14001:2004「適合」と判定されました。
富士通グループWORLD-WIDE統合認証取得年月:2006年3月23日 認証番号:EC98J2005
(注1)グローバル統合:ISO14001の統合認証を海外連結子会社まで 拡大し、当社(98拠点)と国内連結子会社90社(503拠点)、および 製造系を中心とする海外連結子会社11社(22拠点)の合計102社、約 11万7,000人(一部、関連会社従業員を含む)を活動組織とする環境 マネジメントシステムを構築しました。
- 環境監査
岩手工場では、環境負荷の削減状況、環境保全状況の総合的把握、ISO規格への適合状況を判定するため、毎年内部監査を行っています。2004年度からは、他工場の内部監査員による監査(相互監査)を強化し、9件の指摘事項がありましたが全て是正処置を完了しています。今後も多角的な視点からの監査により環境マネジメントの質の向上を努めていきます。一方では、内部監査員の力量を高める取り組みを継続的に実施していきます。 - 法令順守等
2005年度の届出・報告等に関する違反は発生していません。
環境会計
2005年度は、生産量が増加しましたが、ボイラーの効率的運転、事務所温度省エネ設定、廃棄物の有価物化、グリーンプロセス活動の継続した成果で経費を抑制することが出来ました。
環境会計は費用 12億8,256万円、効果額16億6,135万円で、費用対効果は1.3となりました。
事業エリア内費用では、除害設備設置によるPFC排ガス量の削減、IPAやキシレン等のVOC排気ガス専用除害設備の更新等を行った結果が、改善効果として表れています。また、管理活動コストと効果は、全従業員を対象として、実施した環境教育に関するものです。
2005年度 環境会計実績表(単位:百万円)
| 項目 | 範囲 | 費用 | 効果 |
| 事業エリア内費用・効果 | 公害防止・地球環境保全・資源循環等 | 1,220 | 1,648 |
| 上、下流費用・効果 | 廃製品リサイクル、グリーン購入等 | 0 | 0 |
| 管理活動費用・効果 | ISO14001、環境教育、環境広報活動等 | 62.4 | 13 |
| 研究開発・ソリューションビジネス費用・効果 | 製品への環境配慮技術の研究等 | 0 | 0 |
| 社会活動費用・効果 | 環境保全団体への寄付、支援等 | 0.2 | 0 |
| 環境損傷対応費用・効果 | 土壌、地下水汚染の修復等 | 0 | 0 |
| 合計 | 1,282.6 | 1,661 | |
従業員への環境啓発
毎年従業員への環境啓発を計画的に実施しています。
環境月間に合わせ、感性リスク教育や排ガス・排水処理施設の見学会を実施、更に2005 年度は、全従業員を対象に、「21世紀の環境問題」と題して、年間計画を立て環境教育を 実施しました。 各種環境負荷低減の取り組みについて、理解を深めることが出来ました。
![]() 施設見学会 |
![]() 環境教育 |
グリーンプロセス
半導体製造工程から発生する環境負荷を軽減するため、2003年度よりグリーンプロセ ス活動(生産に必要な化学物質の使用量削減又は環境負荷の低い物質への変更、製造設備からの廃棄物削減等)を実施しています。 2005年度は、10種類の薬品・ガスについて、単位製品当たり約13%改善(注2)しました。また、製造設備は、定期交換部品の長寿命化(2件),使用数量削減(1件)等を進めています。
(注2)約13%改善:2004年度4/4期実績比に対する2005年度実績
省エネルギー対策
2005年度のCO2排出量は、冷凍機とコ・ジェネレーションシステムの運転バランス調整を再度見直し、余分な運転マージンを明確にして、エネルギーを削減した事と、フリークーリングシステムの導入による自然エネルギーの活用等により、2004年度実績比1.3%の削減を行ない、1990年度のCO2排出レベルに対し1.3%を下回るまでになりました。2006年度も計画的な設備の導入と運転管理の更なる最適化を実施し、継続的に1990年度の排出レベルを下回るよう活動していきます。
- 主な省エネルギー施策

- ボイラー運転管理の最適化
- フリークーリングシステムの導入
- 超低圧RO膜の導入
![]() フリークーリングシステムの導入 |
廃棄物発生量の削減
2005年度は、昨年につづき生産増に伴う廃棄物増が懸念されましたが、2005年度は目標2003年度比8%削減に対し、排水処理方法の改善、廃液回収方法の改善、廃プラの有価物化を進め、8.7%削減することが出来ました。 2006年度は、2003年度比10%削減を目標に取り組んで行きます。
- 主な廃棄物の削減施策

- アルカリ汚泥法導入による排水処理汚泥削減
- EM菌によるグリストラップ汚泥削減
- 廃アルカリの有価物化
化学物質の削減
岩手工場では、「グリーンプロセス活動」を中心として化学物質の使用量削減活動を 実施しています。 今年度は、製造設備の内部部品洗浄を従来のフッ素系溶剤による洗浄からドライアイス洗浄への変更に取り組み、フッ素系溶剤の使用量を約70%削減(注3)、環境負荷低減効果として、この作業に伴うCO2排出量を約50%低減することができました。 2006年度においても引き続き、代替物質の検討と使用量の改善に取り組んで行きます。
(注3)約70%削減:2004年度4/4期実績比に対する2005年度4/4期実績
社会貢献活動
岩手県主催の「エコスタッフ養成セミナー」、「リスクコミュニュケーション実践事例 発表」への講師派遣を行ないました。
また、「金ヶ崎町クリーン作戦参加」、「金ヶ崎町環境フェア参加」、緑化活動として、「金ヶ崎町花と緑の銀行への寄付」、「植樹、草刈り作業」など、地域社会の環境活動へ継続して参加して行きます。
![]() 金ケ崎町植樹作業 |
![]() 金ケ崎町クリーン作戦 |
![]() 環境フェア |
![]() 排水放流河川掃除 |
リスク対策
2005年度は、2004年度と同様に環境リスク発生の未然予防の観点で、老朽化設備の修理の他、年々強化される環境規制への取り組みに対応するよう、使用中の除害設備(排水及び排ガス)に対し、その機能の向上を図りました。。
工場概要
操業開始 : 1980年9月
所 在 地 : 岩手県胆沢郡金ヶ崎町西根森山4-2
最寄り駅 : 北上駅 または水沢江刺駅
事業内容 : 半導体製造(ロジックLSI、FRAM等)
敷地面積 : 290,235m2
従業員数 : 約1,900名(関係会社含む)










