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環境経営報告書(2004年度版)
富士通グループでは、1998年度から環境保全に関わる費用と効果を定量的に把握し、環境投資と効果を評価する「環境会計」を導入しています。電子デバイス部門においても、各工場で製造工程のコストダウン活動と連携した環境負荷低減活動(グリーンプロセス活動)を推進し、投資と効果を環境会計に反映した環境経営を実施しています。
下記は、電子デバイス部門の主要拠点の「2005 環境経営報告書」です。本報告書は、2004年度の環境活動を中心に、経済的側面、社会的側面における活動とともに記載しています。工場名を選択して下さい。
- 2008 環境経営報告書(2007年度版)
- 2007 環境経営報告書(2006年度版)
- 2006 環境経営報告書(2005年度版)
- 2004 環境経営報告書(2003年度版)
- 2003 環境経営報告書(2002年度版)
三重工場
ご挨拶
![]() 門馬秀夫 三重工場長 |
三重工場は昨年、グリーンファクトリーのコンセプトに基づいた300mm新棟を建設致しました。今年9月の量産出荷を控え、環境へ配慮しながら準備を進めています。継続的な取り組みでは、「エネルギー消費に伴うCO2排出量の削減」、「PFC等の地球温暖化ガス排出量削減」、「化学物質使用量の削減」、「廃棄物発生量の削減」そして「グリーンプロセス活動」を推進してまいります。 なお、今年2月に京都議定書が発効されましたので、地球温暖化対策には特に力を注いでまいります。 当工場の従業員は、みどり多いこの地域住民でもあります。これらの取り組みを実践している環境先進企業で働いていることを意識して、地域社会に貢献できればと考えています。 今後、地域の皆さまにはホームページを通じて情報提供をしてまいりますのでよろしくお願いします。 |
環境方針
三重工場では「富士通グループ環境方針」を受け、当工場における環境管理活動の指針と実施すべき活動を示すため、「三重工場環境方針」を制定しています。
- 基本理念
三重工場は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、「自然環境の保全に努め、環境にやさしい、よりよい企業活動を行う」ことを基本理念として、当社の最先端半導体製品の量産を担う事業所であることを踏まえ、以下の方針に基づき環境管理を行う。 - 基本方針

- 当拠点の活動、製品及びサービスが与える環境影響を自覚し、その改善を図る。
- 当拠点に適用される環境法令、自主基準及び同意するその他の要求事項を遵守する。
- 環境マネジメントシステムを継続的に改善するとともに、汚染を予防する。また、下記のテーマを重点項目として取組む。
- この環境方針の達成のため環境目的・目標を設定、見直しを実施し、当拠点内の関係・関連会社を含む全部門全従業員をあげて環境マネジメント活動を推進する。
- 重点テーマ

- 原動設備の省エネ仕様選定、効率的運転によるCO2排出抑制の推進
- 化学物質の使用量削減、効率的利用、排出量削減の推進
- 廃棄物の発生量削減
- 環境に配慮した製品、プロセス改善の推進
活動目標と結果報告
2004年度の活動目標と活動結果報告は下記の通りです。
| 活動目標 | 活動結果 | 達成状況 |
| エネルギー消費CO2を2003年度比で3%削減(新設分除く) | 3.9%削減 | 達成 |
| 化学物質排出量を2001年度比で5%削減 | 47.2%削減 | 達成 |
| 廃棄物発生量を2003年度比で3%削減(新設分除く) | 2.6%削減 | 未達成 |
事業活動と環境負荷
三重工場の2004年度の環境負荷状況は下記の通りです。
300mmライン新設によりINPUTでは電力と水が、OUTPUTでは大気のCO2排出量と廃棄物総発生量が前年度比で増加しています。
ボイラー燃料を重油から環境負荷の低いLNG(都市ガス)に切替え、大気のSOx排出量が前年度比で削減されています。
| INPUT | |
| 購入電力 180,862 MWh |
前年度比 +21% |
| 重油 1,109 kl |
前年度比 -59% |
| LNG(都市ガス) 1,862 m3 |
前年度比 --- |
| 水 3,800,738 ton |
前年度比 +23% |
| 化学物質 141 ton |
前年度比 +1% |
| OUTPUT | |
| 大気 CO2排出量:81,205 ton NOx排出量:4.3 ton SOx排出量:1.8 ton |
前年度比 +19% +3% -28% |
| 排水 3,295,476 ton |
前年度比 +22% |
| 廃棄物総発生量:3,031 ton リサイクル率: 99.5% |
前年度比 +80% |
| 化学物質 4.3 ton |
前年度比 -28% |
環境マネジメントシステム
三重工場としては1996年12月にISO14001:1996/JISQ14001:1996を取得し、環境マネジメントシステムの全社統合(注)を行ない、「富士通株式会社」として2004年3月に認証取得しました。さらにこの度、統合範囲を富士通グループへ拡大し、改めて「富士通グループ」として承認取得しました。
富士通グループ統合認証取得年月:2005年3月16日、認証番号:EC98J2005
(注)全社統合:環境活動を経営と同じ枠組みで実施することを目的に認証範囲の対象を営業/ソフト・サービス部門へ拡大し、事業所毎に取得していた認証を全社として一本化しました。
- 環境監査
三重工場では、環境負荷の削減状況、環境保全状況の総合的把握、ISO規格への適合状況を判定するため、毎年内部監査を行なっています。 - 法遵守 等
EMS(環境マネジメントシステム)事務局により、半期毎に遵法性の確認を行なっています。廃ガス濃度管理において一部不備がありましたが、速やかに是正いたしました。
環境会計
2004年度の三重工場の環境会計実績は、費用7億628万円に対し、効果17億3,591万円という結果となりました。
2004年度 環境会計実績表(単位:万円)項目 範囲 費用 効果
| 項目 | 範囲 | 費用 | 効果 |
| 事業エリア内コスト | 公害防止コスト、省エネルギー対策、温暖化防止、廃棄物減量化対策などのためのコスト | 64,911 | 172,396 |
| 上、下流コスト | 生産・サービス活動に伴なって上流または下流で生じる環境負荷を抑制するためのコスト | 0 | 0 |
| 管理活動コスト | 環境負荷測定、緑化推進など管理活動における環境保全コスト | 5,716 | 1,195 |
| 研究開発コスト | 研究開発活動における環境保全コストおよび環境ソリューション・ビジネスに関わるコスト | 0 | 0 |
| 社会活動コスト | 環境保全を行う団体などへの寄付、支援など社会活動における環境保全コスト | 1 | 0 |
| 環境損傷対応コスト | 土壌、地下水汚染などの修復コスト、環境保全に関わる補償など環境損傷に対応するコスト | 0 | 0 |
| 合計 | - | 70,628 | 173,591 |
従業員への環境啓発
全国環境月間に合わせ、毎年6月に従業員の環境意識の向上を目的に実施しています。2004年度は、環境講演会、ミニ環境展、三重県主催のエコポイント活動への参加、清掃活動、環境啓発スポット放送やポスター掲示による意識高揚等を実施しています。
![]() 環境講演 |
![]() ミニ環境展 |
![]() 清掃活動 |
グリーンプロセス
グリーンプロセスは、製造工程の薬品・ガスの設計使用量と実績使用量を比較し、検証することでコスト削減と環境負荷の低減を同時に行なう活動です。2004年度は、2003年度実績比で単位製品当たり19%のCG値(注)削減を達成しました。また、2004年度より新たに、製造設備のメンテナンスパーツにCG値を設定し、改善に取組みました。
(注)CG値:コスト(C:金額)×グリーン(G:環境影響度)で算出される指標値
省エネルギー対策
2004年度のエネルギー使用量は、2003年度実績比で3%削減の目標に対し、3.9%削減しました。
- 主な省エネルギー施策

- ボイラー燃料を重油からLNG(都市ガス)へ切替
- 高効率ターボ冷凍機の導入
- 工場内の照明間引きによる消費電力の削減
廃棄物発生量の削減
富士通環境行動計画に基づき、廃棄物の削減、再資源化活動に取り組んでいますが、2004年度は2003年度比80%の増加となりました(この増加は、昨年新棟を建設した際に発生した廃棄物を含みます)。2005年から本格稼動する新棟の廃棄物についても発生量抑制施策を実施し、2004年度比17%削減を目標として積極的に推進します。
- 主な廃棄物の削減施策

- 生ゴミ肥料化
- 廃プラスチックの有効活用
- 新聞、雑誌の有効活用
化学物質の削減
三重工場に新しく導入するすべての化学物質について、導入前にその安全面や防災面および環境への影響などを審査・登録する化学物質登録制度を運用し、薬品やガスの含有成分を適正把握し、使用量削減活動を推進しています。
- 主な使用量の削減施策

- モノエタノールアミンの使用量削減
- アンモニア水の使用量削減
- 薬品購入量の削減(例 : 使用済硫酸、スラリーの再生利用)
- 過酸化水素水の使用量削減
- キシレンの使用量削減
- シクロヘキサノンの使用量削減
社会貢献活動
2004年度は、毎年行なっている工場周辺道路に加え、多度町役場周辺道路と桑名市管理の公園清掃、河川の清掃活動にも参加しました。
また、地域企業による工場訪問や、創立20周年記念行事および新棟完成記念イベントで、近隣住民の方や従業員家族等に「環境の取組み」について紹介し、生ゴミの有機肥料も無料配布しました。
![]() 公園清掃 |
![]() 河川清掃 |
![]() 地域企業訪問 |
![]() イベント |
リスク対策
2004年度は、雨水マスのpH異常時や排水処理異常時の処置訓練、薬品・燃料油漏洩時の処置対応訓練などを実施し、万一の場合に備えています。
工場概要
操業開始 : 1984年(S59)10月
所 在 地 : 三重県桑名市多度町御衣野1500番地(2004年12月6日に多度町と長島町が旧桑名市と合併)
最寄り駅 : JR関西線「桑名駅」もしくは 近鉄名古屋線「桑名駅」
事業内容 : 半導体の量産
敷地面積 : 307,000m2(93,000坪)
従業員数 : 約 1,400名(関係会社含む)








