三重工場 | 会津若松工場 | 岩手工場 | あきる野テクノロジーセンター |
社会環境報告書
三重工場
ご挨拶

大野工場長
三重工場は昨年、グリーンファクトリーのコンセプトに基づいた300mm第2新棟を建設し今年4月に稼動を始めました。
継続的な取り組みでは、「エネルギー消費に伴うCO2排出量の削減」、「PFC等の地球温暖化ガス排出量削減」、「化学物質使用量の削減」、「廃棄物発生量の削減」そして「グリーンプロセス活動」を推進してまいります。
当工場の従業員は、みどり多いこの地域住民でもあります。これらの取り組みを実践している環境先進企業で働いていることを意識して、地域社会に貢献できればと考えています。
今後、地域の皆様にはホームページを通じて情報提供をしてまいりますのでよろしくお願いします。
環境方針
三重工場では「富士通グループ環境方針」を受け、当工場における環境管理活動の指針と実施すべき活動を示すため、「三重工場環境方針」を制定しています。
- 基本理念
三重工場は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、「自然環境の保全に努め、環境にやさしい、よりよい企業活動を行う」事を基本理念として、当社の最先端半導体製品の量産を担う事業所であることを踏まえ、以下の方針に基づき環境管理を行なう。 - 基本方針

- 当拠点の活動、製品及びサービスが与える環境影響を自覚し、その改善を図る。
- 当拠点に適用される環境法令、自主基準及び同意するその他の要求事項を順守する。
- 環境マネジメントシステムを継続的に改善するとともに、汚染を予防する。また、下記のテーマを重点項目として取り組む。
- この環境方針の達成のため環境目的・目標を設定、見直しを実施し、当 拠点内の関係・関連会社を含む全部門全従業員をあげて環境マネジメント活動を推進する。
- 重点テーマ

- 原動設備の省エネ仕様選定、効率的運転によるCO2排出抑制の推進
- 化学物質の使用量削減、効率的利用、排出量削減の推進
- 廃棄物の発生量削減
- 環境に配慮した製品、プロセス改善の推進
活動目標と結果報告
2006年度の活動目標と活動結果は以下のとおりです。
工場増設により増加するエネルギー消費CO2、CO2以外の温室効果ガス排出量、化学物質の排出量、廃棄物発生量の抑制活動に取り組み、すべての項目で目標を達成しました。
| 活動目標 | 活動結果 | 達成状況 |
| エネルギー消費CO2を2003年度比+104%以内に抑制 | + 97% | 達成 |
| CO2以外の温室効果ガス排出量を1995年度比+251%以内に抑制 | + 158% | 達成 |
| 化学物質の排出量を2001年度比15%削減 | - 45% | 達成 |
| 廃棄物発生量を2003年度比+121%以内に抑制 | +116% | 達成 |
事業活動と環境負荷
三重工場の2006年度の環境負荷状況は下記の通りです。
300mmラインの量産開始によりINPUT、OUTPUTともに前年度比で増加していくなかで、グリーンプロセス活動等の成果により、化学物質排出量を前年度比で減少させています。ボイラー燃料は環境負荷の低いLNG(都市ガス)にしており、SOxの大気排出はありません。
2007年度以降は300mmラインの第二新棟が稼動し、毎年生産規模を拡大していく計画としておりますので、これまで以上に、抑制活動を推進していきます。
| INPUT | |
| 購入電力: 310,593 MWh | 前年度比: + 32% |
| 重油: 0kl | 前年度比: ± 0% |
| LNG(都市ガス): 3,463,562 m3 | 前年度比: + 15% |
| 水: 6,130,570m3 | 前年度比: + 46% |
| 化学物質: 133 ton | 前年度比: + 5% |
| OUTPUT | |
| 大気 CO2排出量: 134,58 ton NOx排出量: 1.7 ton SOx排出量: 0 ton |
前年度比: + 31% - 23% ± 0% |
| 排水: 4,136,823 m3 | 前年度比: + 11% |
| 廃棄物総発生量: 3,646 ton | 前年度比: + 47% |
| 化学物質: 4.38ton | 前年度比: - 2% |
(補足)化学物質の算出方法について
INPUT:工場、事業所におけるPRTR法の対象とされる化学物質の取扱量。
OUTPUT:PRTR法の対象とされる化学物質の工場の排水溝や排気口から排出される濃度を測定し、総排出量(ニッケル化合物、マンガン化合物などの場合)または総排気量(キシレン、トルエンなどの場合)を乗じて算出、 あるいは化学物質の収支量(キシレン、トルエンなどの場合)に基づき算出。
環境マネジメントシステム
当社では、2006年3月に当社および国内連結子会社と海外連結子会社までを含めたグローバル統合(注1)の認証取得をしました。 三重工場としては2006年10月に株式会社日本環境認証機構(JACO)のサーベイランス1年次審査の結果、総合的に向上していると評価されました。
(注1)グローバル統合: ISO14001の統合認証を海外連結子会社まで拡大し当社(98拠点)と国内連結子会社90社(503拠点)、および製造系を中心とする海外連結子会社11社(22拠点)の合計102社(623拠点)、約11万7,000人(一部、関係会社従業員を含む)を活動組織とする環境マネジメントを構築しました。
- 環境監査
三重工場では、環境負荷の削減状況、環境保全状況の総合的把握、ISO規格への適合状況を判定するため、毎年内部監査を行なっています。 - 法令順守等
EMS(環境マネジメントシステム)事務局により、半期毎に遵法性の確認を行なっています。また、内部監査の際に順法性の確認を行なっています。2006年度の法令・条例等に関する違反等はありませんでしたが、一部排ガス洗浄塔の届出に不備がありましたので、速やかに是正しました。
環境会計
2006年度の三重工場の環境会計実績は、費用10億6,200万円に対し、効果18億8,200万円という結果になりました。
2006年度 環境会計実績表(単位:百万円)
| 項目 | 範囲 | 費用 | 効果 |
| 事業エリア内費用・効果 | 公害防止・地球環境保全・資源循環等 | 1,043 | 1,877 |
| 上、下流費用・効果 | 廃製品リサイクル、グリーン購入等 | 0 | 0 |
| 管理活動費用・効果 | ISO14001、環境教育、環境広報活動等 | 19 | 5 |
| 研究開発・ソリューションビジネス費用・効果 | 製品への環境配慮技術の研究等 | 0 | 0 |
| 社会活動費用・効果 | 環境保全団体への寄付、支援等 | 0 | 0 |
| 環境損傷対応費用・効果 | 土壌、地下水汚染の修復等 | 0 | 0 |
| 合計 | 1,062 | 1,882 | |
従業員への環境啓発
全国環境月間にあわせ、毎年6月に従業員の環境意識の向上を目的に実施しています。 2006年度は、清掃活動、ミニ環境展、環境講演会、環境啓発スポット放送、環境ビデオ上映会、生ゴミ処理機見学ツアーに加え、環境施設見学ツアーを初めて開催しました。
![]() 施設見学会 |
![]() ミニ環境展 |
![]() 環境講演会 |
![]() ビデオ上映会 |
グリーンプロセス
グリーンプロセスは、製造工程の薬品・ガスの設計使用量と実績使用量を比較し、検証 することでコスト削減と環境負荷の低減を同時に行なう活動です。
2006年度、新棟300mmラインでは再生ウェーハの有効利用や薬品使用方法の見直し等を行ない、63%の総CG値(注2)削減(2005年度比)を達成しました。
(注2)CG値:コスト(C:金額)×グリーン(G:環境影響度)で算出される指標値
省エネルギー対策
新棟によるエネルギー使用増加に対しては、最新の省エネ設備導入によって最小限に抑制し、三重工場全体では2003年度比97%増加までに抑制しました。
主な省エネルギー施策:
- 高効率ターボ冷凍機の導入
- 排気ファンのインバータ化
- ドライポンプ省エネ対策(高効率化)
廃棄物発生量の削減
2006年度は、300mm第1棟の生産能力拡大により、廃棄物発生量が増加しておりますが、2003年度比116%増加に抑制しました。引き続き、増加している廃棄物の有効活用を推進していきます。
主な廃棄物の削減施策:
- 廃硫酸の有効活用
- 廃プラスチックの有効活用
- 生ゴミ肥料化
化学物質の削減
三重工場に新しく導入するすべての化学物質について、導入前にその安全面や防災面および環境への影響などを審査・登録する化学物質登録制度を運用し、薬品やガスの含有成分を適正把握し、使用量削減活動を推進しています。
主な使用量の削減施策:
- 硫酸、過酸化水素、塩酸、アンモニア水の使用量削減
- モノエタノールアミンの使用量削減
- ClF3等のクリーニングガス使用量削減
社会貢献活動
「まちをきれいにする運動」として工場や多度大社周辺道路の清掃活動を2006度は4回実施しました。新たな取組みとしては、桑名市が行っているアダプトプログラム(注3)に登録し、市管轄の公園の清掃も行いました。また、従業員家族にも参加いただき、多度山と熊野古道の「清掃ハイキング」を新たに実施しました。これらの2006年度活動は、総勢530名の皆様に参加いただきました。
(注3)アダプトプログラム:(ADOPT PROGRAM)は、市などが管理する道路、公園などの公共空間を、場所を決めて、市民・事業者のボランティアで、清掃・美化活動をする制度です。
![]() 桑名市アダプトプログラム |
![]() 清掃活動 |
![]() 清掃ハイキング |
リスク対策
2006年度は、環境リスク発生の未然予防を目的として、排水処理施設エリアの床補強、調整池の内面補強、危険物倉庫前の漏洩防止対策などハード的な対策を実施しました。
工場概要
操業開始 : 1984年10月
所 在 地 : 三重県桑名市多度町御衣野1500番地
事業内容 : 半導体の量産
敷地面積 : 307,000m2
従業員数 :約1,650名(関係会社含む)







