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「UHF帯RFID」 / ビッグデータ活用のキーデバイスとして期待

圧倒的な生産性向上と現場見える化を図る

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バーコードにはない特徴を持ち、世界的に普及が進むRFID注1タグ。現在、UHF帯注2RFID分野で国内NO.1の実績を持つ富士通では、導入検討から製品開発、システム構築、運用までの総合的な支援ができるという強みを活かし、様々な業種業態の企業に対して、UHF帯RFIDタグを活用したRFIDのトータルソリューションのご提供を進めています。

RFIDを取りまく環境

海外の流通業、小売業で普及している「RFIDタグ」とは

RFIDとは、RFIDタグと呼ばれる媒体に記憶された個体識別情報を無線通信によって読み書きする自動認識システムのことです。いま、海外の流通業、小売業等を中心に、RFIDタグの普及が進んでいます。従来は、ケースやパレット等の物流単位の商品管理に使われてきましたが、個品の管理にシフトしつつあり、アメリカの大手スーパーマーケットでは、20億枚を超すRFIDタグを取り付けて管理するプロジェクトを進めています。そのほか、特に米国・欧州のアパレル業界でタグを活用する事例が多くなっており、その他の家電、医薬品、書籍等の商品管理にも適用が拡大しています。

RFIDタグには使用する周波数帯によっていくつかの種類があります。短波帯の電波を使った「HF注3帯RFIDタグ」は、数十cm以下の距離の認証を行います。主に電子マネーや交通系のICカード、入場券、社員証等に使われています。

一方、いま注目されているのが極超短波帯の電波を使った「UHF帯RFIDタグ」です。数m程度の長い通信距離と広い指向性を有し、複数枚の一括読み取りが可能な上に、低コストで様々な形状のラベル等に対応できることから、物流センターや店舗での検品、在庫管理等、幅広く利用できます。海外では流通業、小売業を中心に、2010年にはUHF帯RFIDタグの出荷がHF帯RFIDタグに比べて2倍になり、年間数十億枚規模で使用されており、今後も大幅な成長が見込まれています。

日本でも企業の導入が進むUHF帯RFIDタグ

日本でも、最近は多くの企業で、商品管理等のバーコードに代わる手段というだけではなく、UHF帯RFIDタグを使った新しい業務改革への関心が高まっています。また、実際に導入している企業も着実に増えています。

その背景にあるのが、UHF帯RFIDタグの性能の進化やコストの低下です。

2006年度と2010年度の富士通RFID製品を比較すると、読み取り距離は4倍、またはタグサイズの30%小型化が実現しており、価格は1/4以下となっています。屋外使用や洗濯使用等の耐環境性や耐久性も大幅に向上しています。また、各分野・業務を対象にUHF帯RFIDタグを使ったソリューション構築実績が積み重なり、各業界・団体での仕様・運用の標準化も行われ、普及のための環境や制度も整備されてきています。

マーケティング情報収集や現場の生産性向上等ビジネスの利用が広がる

ここで改めてUHF帯RFIDの特徴をまとめます(図1)。

図1 UHF帯RFIDの特徴

同じ商品でも個別に管理することができる個体識別情報を持っていることから、いま話題のビッグデータ注4活用のキーデバイスとして期待されています。クラウドサービスを使い、UHF帯RFIDタグから取得した大量の個体識別情報を収集・分析することで、現場での商品の動きや状況を見える化し、そこからユーザーニーズの把握や新たな傾向の把握等、マーケティング情報を収集することでビジネスチャンスの拡大につなげることも可能になります。

また、複数同時かつ非接触での読み取り(例えばダンボール箱を開梱しなくても検品が可能)等、バーコードにない特徴を活かすことで、圧倒的な「現場の生産性向上」を図ることもできます。

注記

(注1)RFID :
Radio Frequency Identification。電波による個体識別。微小な無線チップにより人やモノを識別・管理する仕組み。
(注2)UHF :
Ultra High Frequency。極超短波。電磁波のうち極超短波帯(300MHz-3GHz)の周波数の電波をいう。
(注3)HF :
High Frequency。短波。電磁波のうち短波帯(3~30MHz)の周波数の電波をいう。
(注4)ビッグデータ :
テラバイトからゼタバイト規模の大量データ、多種多様な非構造化データを含む、リアルタイム性が高い、といった特徴があり、活用が新たなビジネス展開につながると期待されている。

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