- IFRSへの対応、ワールドワイドな業務革新・・・。世界で勝つためのグループ経営へ。
グローバルな視点が、ローカル拠点の経営を強くする。
ワールドワイドに展開する日本企業に共通する悩み。それは、本社から、世界各地のグループ会社の真の経営が見えにくい点にあります。法制度や税制に起因する勘定科目の「ゆらぎ」やデータ定義の「ずれ」をそのままにしていたのでは、経営の足並みの「ぶれ」にもつながりかねません。グループ全体の経営を“見える化”し、グローバル・ガバナンスを徹底していくための「3つのポイント」をご紹介します。
世界展開する企業にとって、各国拠点の経営状況を迅速かつ正確に把握することは絶対条件です。しかし、経営の指標となる会計情報は、税制度や法制度、商習慣の違いもあって統一化が難しく、本社に上がってくる報告の内容やレベルもまちまちなのが現実ではないでしょうか。欲しいデータが適切なタイミングで届かなかったり、マスターデータが国ごとに異なっていては、経営のリアルな“今”をワールドワイドに“見える化”することはできません。
こうした状況を解決するためにも、IFRS(国際財務報告基準)は役立ちます。グローバルな基準であるIFRSへ準拠することにより、グループ各社の経営状況を同じものさしで比較することが可能になり、制度連結のみならず、会計情報を意思決定や経営戦略の立案に素早く役立てる高い次元の管理連結が実現できます。さらに、世界共通の尺度に準じた財務諸表は海外の投資家の理解も得やすいため、資金調達の面でも有利になり、グローバル・ガバナンスの確立も推進できます。
IFRSへの対応は「目的」ではなく、各国ローカルの経営状況を把握し、適切な戦略につなげ、財務体質を強化していくための「手段」です。グループ企業をひとつの経済体としてとらえ、ひとつの会社として運営する「シングル・カンパニー・モデル」を推進していくためには、業務プロセスの標準化が欠かせません。
そして、ローカルの活動を世界共通のシナリオのもとで展開していく基盤として役立つのが、グローバルな視点に立ったERP(統合基幹業務システム)です。あらかじめ用意されているベストプラクティスやテンプレートに業務を合わせれば、ビジネスプロセスの標準化が図れ、業務上の業績評価指標(KPI)を全世界レベルで効率的に統一することができます。IFRSをチャンスととらえ、国際的な競争に打ち勝つために基幹システムの再構築を図っていく。それも、より強いグローバル企業になるための戦略のひとつと考えられます。
各国ローカルの経営状況の把握、ビジネスモデルの革新、財務体質の強化にあたっては、経営部門と経理部門、経営企画室、日本の本社と海外グループ会社など、ICT部門を含めた複数の部署と綿密にコミュニケーションを取り合って進めなければ成功は望めません。富士通は、グローバル企業のパートナーとして、プロジェクト全体を俯瞰して調整・進行するPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)を展開し、コミュニケーションプランニングや実施計画立案を支援。時には、お客様の部署間のミーティングにも参加することで、意識の統一化をお手伝いします。そして、各拠点の足並みを揃えながらお客様のプロジェクトを成功へと導きます。また、IFRSに対応する会計テンプレートや、グローバルにビジネスプロセスの標準化を推進できるERPの導入実績も豊富です。お客様の目指す戦略を世界中でサポートしていくために、富士通は、お客様の理想を共有しながら実現に向けて動きます。
[2010年11月19日 公開]
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