- システムオープン化の現状における問題を的確に把握し、解決するためには
ITインフラ構築に関わる約1万9,000件の商談を収集・調査し、お客様視点からの分析・考察をおこなった「利用シーンレベル全集」。2008年10月の最新版では、「運用サービス」、「全体最適化」などに関する利用シーンを大幅に強化しています。
昨今、経営においては、内部統制、事業継続、環境問題などへの対応が課題であり、運用面ではIT資産の所有から利用へ、といったIT活用の転換などが進むなかで、経営課題やガバナンスの範囲が拡大し、ITインフラの最適化を考慮したシステムが求められています。これに伴い、従来のアプリケーション開発に加え、ハード/ソフト/OS/ミドル/アプリケーション/サポート&サービスを自在に組み合わせた、広範囲のインテグレーション力が必要とされています。
このようなお客様ニーズにお応えし、ITインフラの最適化に関する利用シーンを大幅に強化したのが、2008年10月にリリースした「利用シーンレベル全集」最新版です。セキュリティマネジメント、システム連携(SOA)、IT運用ガバナンス、業務・システム最適化(EA)、IT共通基盤などの各利用シーンを追加・刷新しています。

今回の強化ポイントの1つは、「運用・保守作業体系」の整備です。
これまで運用・保守に関しては、一般的に多くのITベンダーではアプリケーション保守、オンサイトサポート、Q&Aサービスなど、多くのメニューが用意されています。しかし、実際にはお客様のニーズが多岐にわたるため、お客様ごとの個別の対応になりやすく、お客様にとっては、アプリケーション開発と同様、どこまでどのようにやってくれるのかをイメージしにくいという事がありました。
そこで富士通では、運用・保守サービス全般についての作業内容を整理し、体系化し、お客様と実施内容を共有することで、安心して運用・保守サービスを受けていただけるようにしました。

強化ポイントの2つめは、全体最適化へのアプローチです。
お客様が抱える課題に対し、富士通では「利用シーンレベル全集」を活用し、お客様の開発担当、サーバ担当、ネット担当、運用担当をひとつにつなぎ、情報システムの中期計画(ロードマップ)の共通認識を確立するようご支援しています。
たとえば、IT共通基盤としてSOA基盤の導入を目指す場合は、その前にフロント基盤の整備をすることが有効で、IT投資の規模や優先度に応じて、仮想化や、サーバ・ストレージの統合、ネットワークの統合などをはかる、といったように、「利用シーンレベル全集」の活用により、中期計画の具現化が容易となります。

このように、全体像を明確にしたうえで、さまざまな利用シーンの核として、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」やUNIXサーバ「SPARC Enterprise(スパーク・エンタープライズ)」、PCサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」などの最強プラットフォームや、技術要素としてのサーバ仮想化などの提案を交え、お客様に最適なITインフラのご提供が可能となります。
また、「利用シーンレベル全集」は、お客様と当社との意識共有に利用するだけでなく、お客様が社内における関連部門との調整や、経営層への説明にもご活用いただけます。
ITインフラ最適化に対するお客様のご要望がますます多様化、高度化するなか、富士通はお客様のパートナーとしての意識を強くもち、先進技術と総合力を駆使しお客様のご期待にお応えしてまいります。
[2009年1月5日 公開]
富士通はお客様に何をご提供できるのか。富士通がお客様とともに目指す未来について、代表取締役社長 山本 正已からのメッセージです。
東日本大震災発生の直後からの富士通の取り組みをドキュメントでご紹介します。