vol.14 福利厚生 - 次世代育成支援(くるみん)

総務部 木村さとみ
はじめに
毎週配信してきた採用メルマガも、今回で最終回となりました。
今回は、先日入社2年目を迎えた木村が、当社の福利厚生についてご紹介します。
福利厚生と一口に言ってもたくさんあります。今回は、その一つである「次世代育成支援」について焦点を絞ってご紹介したいと思います。
「次世代育成支援」とは、簡単にいえば、働きながら子育てをしやすい制度や環境をつくることです。少子化の進行に伴い、今後はこれまで以上に企業側の努力が必要とされています。
FJTHでも、社員が働きやすい環境づくりの一環として、「次世代育成支援」の制度を計画・策定し、多くの社員に利用してもらうための取り組みを行っています。
私の尊敬する先輩である、総務部の山田さんに聞いてみました。
※FJTHは「Fujitsu Tohoku systems Ltd.」の略です。
今回の内容
- 次世代育成支援(くるみん)について
- 育児休職取得者へのインタビュー
- 最後に
次世代育成支援(くるみん)について
山田さん、早速ですが当社の次世代育成支援制度の概要を教えてください。

当社は、2007年12月に次世代育成企業として認定され、「くるみん」を取得しました。
この「くるみん」を取得している企業は、宮城県内で2社です。東北地方でも4社しかないんです。
「くるみん」というのは、2005年4月施行の次世代法(注1)に基づいた子育てを支援する「一般事業主行動計画」を企業ごとに策定・実施し、計画に定めた目標を達成したことなど一定の要件を満たした企業が取得できるものです。
そこで、2005年4月から2007年3月の期間の行動計画として、
・ 男性社員 期間内に育児休職の取得実績があること
・ 女性社員 育児休職の取得率を70%以上とすること
という目標を挙げました。
それまでの制度の中では、男性社員が育児休職を取得したことがなかったので、取得しやすい制度への変更を図りました。
男性社員が育児休職を取得しやすくするための制度とは、どのようなものですか?
2006年4月に導入した新しい制度は、
「1ヶ月以内の育児休職は、積立休暇(注2)の残日数の範囲内で有給とすることができる」
「この制度により、取得する場合は、他に養育する者がいても取得できる」
といったものでした。
より詳しく説明すると、他に子どもを養育する方がいる場合(妻が専業主婦である、もしくは育児休業中であるなど)、男性社員は育児休職を取得することができなかったものが、取得できるようになりました。
また、これまで育児休職中の期間は無給(雇用保険から所得の40%の給付有り)でしたが、新しい制度の範囲内で有給で取得できるようになりました。
1ヶ月であっても、夫婦で協力して育児に専念できる期間がとれるというのは理想的ですね。また、育児休職によって収入が減り、生活が苦しくなるといった心配もないですね。
そうですね。新しい制度を導入した2006年4月から2007年3月の1年間で、男性従業員2名が育児休職を取得しました。
やはり、有給休職であることが大きなポイントだったようです。また、短い日数で取得できる、ということも魅力のようです。
2007年4月以降も、更に2名の男性社員が取得しており、現在も更に1名が取得中です。
男性社員の育児休職についてお話してきましたが、女性社員はどうなのでしょうか?
女性社員の育児休職取得状況を教えていただけますか?
先に述べた目標の、
「女性社員 取得率を70%以上とすること」は、100%の取得で達成しています。
育児休職から復帰した方の中には、育児短時間勤務を選択される方も多くいます。
現在では、約10名の方が育児短時間勤務を取得しています。
育児短時間勤務とは、一日の勤務時間を1~2時間短縮できる制度です。(通常7時間50分)「子どもの小学3年生の3月31日まで」取得することが出来ます。
男性・女性問わず育児休職を取りやすい環境づくりに取り組んでいるのですね。
男性社員が育児休職をとる制度があっても、なかなか取りにくそうなイメージがありますよね。そこで、今回、実際に2008年2月に育児休職を取得した男性社員に、感想を聞いてみました。
育児休職取得者へのインタビュー
育児休職を取った期間はどれぐらいですか?
2週間です。
今回、育児休職を取ろうと思ったきっかけは、何ですか?
一般的に、女性は産後3週間程度は安静が必要と言われているのですが、最近の病院は出産後5日程度で退院させられてしまいます。そこで退院後の自宅療養期間、私が身の回りの世話をしようと休職を希望しました。
休職中は、チームのメンバーに業務をカバーしてもらうことになるのですが、メンバーや上司が快く了解してくれたので、思い切って取得することにしました。
また、新しい制度が出来て、短い期間でも取りやすくなったことと、有給で取れるということも、取得する方向に働きました。
休暇中の1日のスケジュールを教えていただけますか?

6:30 起床、朝食の準備
7:00 朝食
7:30 子どもたちを学校に送り出す
8:00頃 朝食後の片付け・洗濯
11:30頃 赤ちゃんの沐浴
12:00 昼食の準備
13:00 昼食
13:30 昼食の後片付け

14:30 小学生の二男帰宅
15:30 小学生の長男帰宅
16:00頃 夕食の準備(レシピを見ながら調理)
18:00頃 家族そろっての夕食
19:00頃 後片付け、入浴
21:00頃 子どもたち就寝
といった感じでした。
予定がびっしりですね!育児休職を取得してみていかがでしたか?

正直言って、はじめは休職することに少し抵抗がありました。
2週間も業務から離れたことがなかったし、仕事的にも忙しくなってくる時期だったからです。しかし、チームリーダーからの勧めがあったことで、心理的にずいぶん楽に取得に踏み切ることができました。
実際取得してみると、慣れない水仕事の連続で、一時はあかぎれが出来たほどでしたが、妻にはかなり感謝されました。また、何より子どもたちとたくさん会話できたことが大きかったです。たぶんこれまでの人生の中で、一番子どもたちと会話できた2週間でした。
心あたたまるお話ですね!家族っていいなぁ~としみじみ思いました。
育児休職を取得できる制度があるだけでなく、「チームリーダーからの勧め」とあるように、職場の上司や仲間からの「支援」も重要なポイントのようですね。
最後に
山田さん、最後に当社の次世代育成支援に対する印象や想いを教えてください。
入社以来ずっと次世代育成の仕事をしていますが、一度に7名の方の産前・産後休暇(注3)や育児休職の手続きをした時は、それだけ多くの方が出産・育児のための制度を利用することに驚くとともに、その必要性を改めて感じました。
そこで、出産・育児に関する制度の手続き方法をまとめ、社内のホームページ(イントラネット)で公開しています。「妊娠がわかったとき、最初にこのページを見たよ!」と言ってもらえたりすると嬉しいです。
これからも社員ひとりひとりが主役となって、やりがいや働きがいを持てる環境の実現に向け、「ワーク・ライフ・バランス」の推進などに積極的に取り組んでいきます。
ありがとうございました。
FJTHの制度と取り組みをインタビュー形式でご紹介しましたが、みなさんはどんな印象をお持ちになったでしょうか。私は、我ながらいい会社だなぁと感動してしまいました。(笑)
FJTHはこれからも「ワーク・ライフ・バランスが実現できる」会社として、また、「仲間ひとり、おひとりを大切にし、東北地域の皆様の夢をかたちに」できる会社として、社員もお客様もともに成長していける企業を目指して邁進していきます。
注釈
- 注1 次世代法:
- 次世代育成支援対策推進法の略称。
次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、育成される環境の整備を行う「次世代育成支援対策」を進めるため、国や地方公共団体による取組だけでなく、301人以上の労働者を雇用する事業主は、平成16年度末までに「一般事業主行動計画」(以下「行動計画」といいます。)を策定し、平成17年4月1日以降、速やかに届け出なければならないとし、雇用する労働者が300人以下の事業主には、同様の努力義務があるとしています。
(厚生労働省ホームページ) - 注2 積立休暇:
- 決まった理由(3日以上連続の傷病、子の看護、ボランティア等)で取得できる有給休暇。年に5日間支給され、20日間まで積み立てることが出来る。
- 注3 産前・産後休暇:
- 産前・産後それぞれ8週ずつの休暇をとれる制度。健康保険組合から補助有り。
