画像認識
当社では、“人の視覚”をコンピュータで実現させる画像認識技術の研究開発や、実用化に向けたシステムの開発を行っています。画像認識は、まず、カメラから入力された動画像/静止画像の画像データを解析して、動き、形状や色などの情報を取り出します。その情報を監視、検査、計測などを行うシステムへとつないで、従来、人が目で見て行っていた作業の自動化を実現します。画像データのフィルタリングなどの基本的な処理に加えて、目的別の処理(例えば顔の動画像から”目”の部分を抽出して動きを捉えたり、監視カメラの映像から物の動きを追跡したりといったアルゴリズム)を組み合わせたシステムを開発しています。このような画像認識技術を活用した安心・安全な社会づくりや、手書き文字認識技術を活用した情報格差の解消などに貢献できるシステムの開発にも取り組んでいます。
映像監視
映像監視の適用例

例えば、商店街や学校にテレビカメラを設置して訪問者を監視するシステムでは、移動する物体の特徴を捉えて、アラームを発信することができます。また、河川の推移や法面の崩落を監視するといった災害の予防にも効果的です。 このようにカメラ映像から状況を監視する技術を応用し、自動車に搭載したカメラでドライバーの目の動きを監視して、居眠りやわき見をするとアラームを通知するシステムも実用化が進んでいます。
手書き文字認識
TabletPCやPocketPC、モバイルハンディターミナルなどの液晶タブレットや液晶タッチパネル、超音波ペンなど、さまざまな入力デバイスから入力された手書き文字の文字筆跡を認識して、文字列をコード化する技術を実用化し、ソリューションとして提供しています。書いている過程の筆跡・筆順などから文字を認識する方式と書いた字形から認識する方式を統合したハイブリッド方式を採用することにより、高い認識精度を実現しています。
ロボットの視覚制御

富士通サービスロボット「enon(エノン)」
当社では、ロボットに搭載したカメラの映像を認識し、必要に応じた動作を行わせるアプリケーションソフトの開発を行っています。例えば、スーパーの案内ロボットに視覚を持たせると、周りを見回して人の存在を確認して近づいたり、お客様を売り場まで案内したりといったサービスが可能になり、接客のレベルがぐんと向上します。視覚を持つロボットは、今後、サービス分野をはじめとするさまざまな分野での活躍が期待されています。
