富士通研究所

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小話

「ゆっくりボイス」で必要になる「有声音」について

私たちが普段発音する音には、有声音と無声音があります。
発音するときに、喉に手を当ててみてください。
「あー」「いー」「うー」などは、当てた手に喉の振動が伝わってくるでしょう。これが有声音です。
「すー」「つー」「ふー」などは、当てた手に何も振動が伝わってこないでしょう。これが無声音です。
その違いがわかったでしょうか。
少し難しくなりますが、声の波形には、ピッチ(繰り返し周期)というものがあります。人それぞれの声の特徴は異なりますが、ピッチの違いが、声の特徴として表れます。
例えば、ピッチが短いと高い声になり、ピッチが長いと低い声になります。
そして、有声音にはピッチが存在しますが、無声音にはピッチは存在しません。
「ゆっくりボイス」では、このピッチによる本人の声の特長が変わらないように声をゆっくりさせています。


音の聞きやすさの市場調査

どういう音声が聞きやすいか、というのは人によって違うものです。
それを万人に丁度聞きやすいものにするには、どのような実験をしてデータを集めたのでしょうか。
そもそも「聞きやすさ」は人間が感じ取る感覚なので、機械で調べ、良い数値が出たからといって、必ずしも聞きやすいとは限らなかったそうです。毎日の開発では、研究員が何度も聞き比べ、聞きやすいかどうか判別 していますが、製品化までには何回か一般利用者に聞いてもらい、その意見も反映させながら、より聞きやすい音を作り上げていくそうです。
そこで、研究員とは別の一般のユーザである20代から80代の人達に「聞きやすさ」を調査しました。
その結果、ゆっくり過ぎても聞き取りづらいことが分かり、「万人に聞きやすいレベル」を見つけることができました。