富士通研究所

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SAWフィルターについて -先端技術-

耐電力性を上げる

電極材料の見直し

従来、電極の材質はアルミ合金でした。この従来品は、電圧を上げると電極内のアルミ原子の振動が激しくなり、アルミが飛び散ってしまい、断線していました。
この現象を起こさないために電極の材料を検討しました。

アルミ合金の間に銅(Cu)を挟み3層構造にすることによって強度が上がりました。
それまで0.2Wだった耐電力性が、1.2Wに向上しました。耐久年数が50年くらいあります。

これでアンテナ分波器にかかる1Wの電圧をクリアでき、ロスも2dBに押さえられ、アンテナ分波器をSAWで作ることが実現できました。
アンテナ分波器をSAWで作ると従来の誘電体を使った分波器の8分の1の大きさで作ることができます。

右が従来のアンテナ分波器、右がSAWで作ったアンテナ分波器で、高さは、従来の4mmから2mmまで薄くできました。
もちろん富士通オリジナル技術です。性能や価格は、従来の物と変わりません。
これにより携帯電話の一層の小型化が実現されました。