記録密度を上げるためには、
1)磁性粒を小さくする
2)記録層を薄くする
必要がある。
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従来からの構造だと、
「熱ゆらぎ現象」により
記録情報が損失してしまう
問題が発生します。
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そこで
高密度記録媒体
“SFM構造”を開発しました。
1)磁性粒を小さくする
ディスクの表面は磁性粒の集まりです。磁性粒の写真(クリック)
信号の境界線はまっすぐに見えますが、よくみると波線状態(境界の乱れ)になっています。磁性粒を小さくすると、境界の乱れも小さくなるので、0と1の信号を細かく記録できます。

2)記録層を薄くする

信号の体積が小さいと、熱が加わった時に信号が消えてしまうことがあります。この現象を"熱ゆらぎ現象"といいます。これを防ぐため、磁性層を3層にし、体積を増やすことで信号を保持することができます。
実際に信号を記録するのは、1層目の薄い記録層の部分です。記録した後、すぐ下の磁性材料の安定化層が逆向きに転写し、さらに下の安定化層へ逆向きに転写します。すると、安定化層同士で信号を打ち消しあうため、読み取り用ヘッドで、信号を読み取る際には、一番上の記録層の情報を読み取ることになります。

上の信号を下の磁性材料に信号を逆向きに転写する性質があります。
簡単例
右図は媒体の構造を花瓶に例えています。
従来の花瓶は口が大きく、深さがあるので花をいけることができます(図1)。ところが花瓶の口を小さくし、全体のサイズを小さくすると、花をうまくいけることができません(図2)。そこで、花瓶の口は小さいまま、高さのある花瓶にすることで、花をうまくいけることができます(図3)。これと同じようなことが媒体の構造にもいえます。ディスク表面の信号のサイズが小さくても、3層構造にすることで信号が消失することはありません。
