富士通研究所

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  5. 磁気ディスク装置 ヘッド -TMRヘッドの仕組み-

ヘッド -TMRヘッドの仕組み-

TMRの仕組みについて、少し詳しく見てみましょう。


信号「0」の場合

電子には2種類の向きがあります。通常は同数入っています。それを意図的にヘッドの中で、7対3に変化させ、磁気ディスクからの漏れ磁束と同じ向きの電子だけが絶縁層である非磁性層を通ることができます。これがトンネル効果です。通ることができた電子が多いか少ないかで、信号として読み取ります。

信号「1」の場合

非磁性層として非常に薄い絶縁材料を用いると、電子は絶縁層を通過し易くなります。その効果をトンネル効果といいます(  TMRの「T」はTunnel)。GMRヘッドよりも0・1信号の電圧の差を、より大きく現すことができます。すると、1bit記録するのに必要な面積を更に小さくできるので、最終的に磁気ディスク装置の容量をグーンと大きくできます。
(注)固定層とフリー層:コバルト鉄ニッケル、非磁性層:アルミナ(絶縁材料)