色が違って見えるのは「色ってどうして違って見えるんだろう」で説明しました。人間は太陽光が物体に反射した波長によって、いろいろな色を認識しますが、犬は基本的に赤色しか認識できません(犬に直接聞いたわけではないので、いろいろな人が行った実験の推測にすぎませんが・・)。
しかし犬は人間と違って、光を感じる細胞が7~8倍あります。少しの光でも物体に反射した光を感じることができます。その結果、人間が暗くて歩きづらい場所でも、犬はスイスイと歩いて行けます。また、色を認識できないかわりに嗅覚にすぐれ、食べられる物・食べられない物を鼻で判断します。更に、動いている物体に、とても敏感に反応することもできます。
犬が苦手な人は、綱のついていない犬がいたら逃げずに、じっとして犬の興味を引かないようにするといいですよ。目もあわさないようにね。
ミツバチ ![]()
ミツバチにも色覚があることがわかりました。1973年にノーベル医学・生理学賞を受賞したK.von Frisch(フォン・フリッシュ)氏の実験結果でわかったことです。その実験とは、青色の紙を白から黒までの色々な明るさの灰色紙の中に混ぜて置き、青い紙の上にだけ砂糖水を入れたガラス皿を置いておくと、ミツバチは青い紙の皿に集まるようになります。紙を新しい紙に変えても、紙の上にガラス板をおいても、砂糖水を入れなくとも、青い紙に集まってきます。色々な明るさの灰色紙も用意されているので、明るさを手がかりにしていないことがわかります。
また、青い紙を赤い紙に置き換えてみると、黒や灰色の紙にも集まりました。つまり青系の色は区別できても、赤系は区別できなかったというわけです。
これらの実験により、ミツバチの視覚についてはわかってきたのは
1)赤い色は見えない
2)橙、黄、緑は区別できずに黄色に見え、青は見える
3)人間の目には見えない300~400nmの紫外線が見える、 という結果でした。
犬と人間とミツバチがそれぞれに見える色
