画質補正の研究には、素人が撮った「補正の必要のある写真」が欠かせませんが、たくさん集まった写真の中、何故か夜景の写真が、全く集まっていない事に気付きました。夜景は、適切な明るさの判断が特に難しい写真で、研究者の血を騒がせるような素材です。

「今すぐにでも欲しい。もう待っていられない。自分で撮りに行くしかない。」
会社の帰宅途中、早速 近くの運動公園の裏山へ行きました。そこは、小高い山でけっこう見晴らしがよく、街の光や、高速道路のオレンジ色の照明がきれいだろうと思ったからです。
そして、運動公園の中に入ろうとしたその時、管理人のおじさんがでてきました。(びっくりした…)
管理人「何しに来たの」
開発者Sさん「………ちょっと………。」
何となく「写真を撮りに来た」とは言えませんでした。暗い時間、首にカメラをぶら下げ、自転車にまたがる男。(執筆者注:開発者Sさんはスポーツサイクルで通勤)
うしろめたい事はなくとも、これはもう、かなり怪しい人物だったと思います。
管理人「もう、この時間は入れないんだよ。」
仕方なく引き返しましたが、研究者としての煮えたぎる血はおさまりません。管理人さんの目の届かない所まで戻ってがけをよじ登り、根性で写真を撮って、実際に研究素材として活用しました。

その時の血と汗の結晶の写真です。(苦労した割には、あまり上手く撮れませんでした…)
補正前

補正後
