ものづくりや社会システムにおけるさまざまな問題を対象として、モデル化、解析、最適化技術を提供します。
ものづくりから社会システムまで、製造の微細化や情報の洪水が急速に進んでおり、最適な解を効率よく求める手法の確立が重要になっています。このような背景の下、富士通研究所では、これまで試行錯誤を繰り返したり、順番に候補を適用して解いていた問題に対して、効率よく系統的に高品質な解を提供することを目的とした研究を行っています。具体的には、LSIからシステムまでをカバーする設計・検証技術、仮想試作のための3次元シミュレーション技術、数理解析による最適化技術をベースに、さまざまなものをモデル化、シミュレートし、最適に制御するための技術の研究開発を行います。
モデルベース設計:高歩留り、高性能なLSIを実現するため、製造後のLSIの性能、ばらつき範囲などをシミュレーションによって高速に見積もり、設計にフィードバックします。さらにSoC (System on a Chip) やシステムレベルの高速シミュレーション技術も開発しています。
検証・テスト:スーパーコンピュータ向けインタコネクトLSIに使われた、大規模・複雑化するハードウェアの設計の正しさを短期間で検証する技術、製造後の不良のテスト・診断などを支援する技術を開発しています。
仮想試作システムVPS (Virtual Product Simulator):製品の開発において、実物を作ることなしに、コンピュータ上の3次元リアルタイム・シミュレーションによって機器の動作や操作性の検証を行い、ものづくりを効率化します。
数理解析:設計最適化に向けて開発した世界最先端の数式処理技術を核に数理的手法全般を駆使することによって、問題の全体像を俯瞰した最適化を系統的に効率よく実現するための技術を開発しています。
