導入事例レポート 北陸ろうきん様
石川県金沢市に本店をかまえ、北陸地方の地域経済を支える北陸労働金庫様(以下北陸ろうきん様)では、老朽化したクライアントPCの更改に際して、導入費用の削減という課題がありました。富士通エフサスはクライアントPCの導入・運用・管理まで、ライフサイクル全般の支援をひとまとめにしたサービスを提案。導入費用削減と、業務の効率化を実現しました。
導入までの背景
金融機関にとって、投資の平準化は大きな課題
北陸ろうきん様は、北陸地方の地域経済を支える金融機関として、2001年、富山・石川・福井の3労金が合併し、誕生しました。「労働金庫にとって、年度ごとの投資を平準化することは、大きな課題になっています」と北陸ろうきん様。大きな社会的責任を負っている金融機関には、なによりもまず、安定した経営が求められます。「システム導入や機器の更改などが重なると、投資額が一時的に膨らみ、それが経営を圧迫することになりかねません。年度ごとの投資額を平準化することが、金融機関の経営には不可欠なのです」と設備投資の持つ難しさを語ります。
導入以前の課題
- クライアントPC更改時の一次導入費用削減・平準化
- クライアントPC運用のコスト削減
- メンテナンスの負荷軽減
投資の平準化は、北陸ろうきん様全体における課題ですが、他にシステム部門としての課題もありました。それは運用のランニングコストと体制。以前はクライアントPCの運用・メンテナンスに専門のスタッフを置いていた北陸ろうきん様。それでも、北陸三県・34店舗にまたがる各支店に設置されているすべてのクライアントPCの状況を把握し、運用・管理することは大変難しいことでした。さらに、さまざまなベンダーの機器が混在していたことも、運用の負担を増加させる原因になっていました。「毎年100台程度のクライアントPCを導入していましたが、年ごとに採用するベンダーを変えていたため、運用・メンテナンスの方法がそれぞれ異なっていました」。複雑化するクライアントPCの環境が、運用・メンテナンスの負荷とコストを圧迫していました。ですから、新しい機器導入に際しては、一次導入費用の削減もさることながら、運用・メンテナンスといった、北陸ろうきん様にとっての「目に見えない負荷」も、同時に軽減させる提案が求められました。
導入の概要
- 「PC-LCMサービス」導入により、クライアントPCのライフサイクル全般を支援
- 運用サービスのパッケージ化によるコスト削減
- 運用体制の外部化による負荷軽減
そこで富士通エフサスが提案したのは、クライアントPCをそのライフサイクル全体にわたって運用支援する「PC-LCMサービス(注) 」。機器の導入ではなく、運用・管理サービスの契約という形をとるため、一次費用は大幅に削減されます。さらにリースとは異なり、運用やメンテナンスも含めた契約ですから、運用体制を外部化でき、北陸ろうきん様の負担を大きく軽減することができます。「解決すべき課題が一次導入費用だけであれば、リースなどの手法でもよかったのかもしれません」と北陸ろうきん様。「運用負荷の軽減まで含めての提案、という発想は私たちにもありませんでした。ですから提案を受けた時は新鮮な驚きがありました」と富士通エフサスの提案の独自性を高く評価しています。これまでとはまったく異なる考え方の提案だけに、北陸ろうきん様内部の調整にも時間がかかったそうですが、運用・管理が付加価値として付いていることが、大きな決定要因の一つになったといいます。富士通エフサスは、毎週の工程会議を通じクライアントPCの状況を一台一台把握するなど、プロジェクトの立ち上がりから積極的に関与し、また実際の導入に際してもトラブルはほとんどなかったということで、北陸ろうきん様は「本当に素晴らしい仕事をしてくれた、の一言」と、その仕事ぶりを高く評価していらっしゃいます。
注)PC-LCMサービス:お客様に配置されているパソコンの運用全般をお客様に代わって行うサービス。LCM(Life Cycle Management)をキーワードにして「企画~設計~構築~運用~撤去」までのトータルサービスを提供
導入の効果
一次導入費用だけでなく、運用のコスト・負荷も同時に削減
「エンドユーザーである職員から見たら、単にクライアントPCが新しくなった、というだけかもしれません。でも、運用担当にとっては、導入効果は大きいと感じています」と北陸ろうきん様。PC-LCMサービスの導入に際し「富士通LCMサービスセンター」に、北陸ろうきん様専用の問合せ窓口が設置されました。以前は複雑だったトラブル解決やメンテナンスのための問い合わせですが、今ではこの専用窓口に一本化されました。「これまでは、ハードウェアの故障一つとっても、ベンダーによってそれぞれ異なる方法でリストアする必要があり、リストア方法の把握などに時間がかかっていました」と北陸ろうきん様。窓口が一本化されることで、リストアのスピードが向上したそうです。さらに以前はPCのベンダー、OSのバージョンが統一されていないために、混乱もしばしばありました。PC-LCMサービス導入に伴い、クライアントPCのベンダーは富士通に、OSはWindows XPに統一することで、そうした混乱はなくなりました。「窓口の外部化・一本化と、クライアントPCの環境統一によって、運用コスト・負荷は大幅に削減された」と北陸ろうきん様。高い導入効果を感じていらっしゃるようです。
今後の展望
長期にわたるパートナーシップで、クライアントPCを適切に管理
「100点満点に近い提案をしてくれた富士通エフサスに、今後これ以上望むことはあまりないです。」と笑顔でおっしゃる北陸ろうきん様。ただ、PC-LCMサービスは、導入して終わり、というサービスではありません。むしろ導入してから始まるサービスだと言えます。「5年契約は始まったばかり。これからの対応・お付き合いに期待しています」と、富士通エフサスとの長期にわたるパートナーシップを期待していただいているようです。
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