富士通エフサス

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導入事例レポート 静岡新聞社様

新聞制作を支えるITインフラを構築。安定稼働を実現しました。

 

静岡県内でトップ、70万部の発行部数を誇る静岡新聞社様。その制作を支えるITインフラには、高い安定性が求められます。富士通エフサスは、これまでに蓄積したネットワークの構築・運用のノウハウを活かし、新聞制作をサポートするITインフラを構築しています。


導入までの背景

紙面制作には欠かせない新聞CTS。次世代への更改の時期を迎える。

静岡新聞社様は、1941年に県下有力新聞社6社の合併によって誕生して以来、60数年間、県内トップの地方紙として走り続けてきました。1964年、東京オリンピックでのカラー写真の美しさが注目されてから、カラー印刷技術は「業界トップクラス」と評されるなど、その高い技術力は全国的にも有名です。早くから新聞制作のデジタル化、ネットワーク化を推進してきた静岡新聞社様では、新聞CTS(電子組版システム)を活用してきましたが、その第3世代「ペガサスIII」の導入に伴い、ネットワークも更改する必要がありました。

注)新聞CTS:コンピュータを使用した組版システム( Computerized Typesetting System )

株式会社静岡新聞社制作技術局 システム開発部豊泉 孝浩様



導入以前の課題

  1. 新聞CTS「ペガサスIII」導入にともなうネットワークの更改
  2. 新聞制作システムのインターネット対応
  3. セキュリティの向上とシステムの安定稼働

これまで「ペガサス」、「ニューペガサス」と2世代にわたって新聞CTSシステムを運用してきた静岡新聞社様。1998年に運用を開始した「ニューペガサス」は、機器が老朽化し、保守が難しくなっていました。さらに、記事配信を受けている共同通信社のデータ送信形式が変更になり、対応の必要も生じていました。そこで、2008年、北京五輪の後を目途に、新しい新聞CTS「ペガサスIII」へと移行することを決定。新しい新聞CTS導入に伴い、システムを支えるネットワークも更改する必要がありました。更改に際して新聞記者から出た要望が、インターネットへの接続。「ニューペガサス」までのネットワークはインターネットへの接続はできませんでした。「最高のセキュリティは接続しないこと」というポリシーを持っていたからです。しかし、情報収集のためにインターネットに接続したいという記者からの要望の高まりを受け、新しいネットワークはオープンにすることを決定。オープンにしたことによるセキュリティの向上も、課題となりました。




導入の概要

  1. シンプルな構成による信頼性の高いネットワーク構築
  2. ネットワークの冗長化によるバックアップの確保
  3. トラフィックの分離による負荷の軽減

設計・構築に際して、富士通エフサスが最も留意したのは、ネットワークの安定性と信頼性を確保すること。そこでまず、ネットワーク構成をシンプルなものにし、これまで富士通エフサスが培ってきた経験の中から、実績ある信頼性の高い機器を選んで使用しました。さらにネットワークを冗長化し、バックアップを確保。また静岡県には東海地震発生の懸念もあり、災害時の事業継続性も大きな課題となります。災害時に問題となるのは記事を送るための通信経路の確保です。そこで記者様が使用する回線にはFENICS網、公衆網、PHS、3G携帯無線、衛星通信とさまざまな通信経路を用意し、またそのバックアップも考慮しました。さらに、ネットワーク負荷を分散させるため、新聞制作の各工程を切り分けて、トラフィックを閉じこめました。これにより、新聞制作工程で一番負荷のかかる「印刷」工程で生じるネットワーク負荷が、組版や広告といった他の工程に与える影響をなくしました。

富士通エフサス 中部本部 静岡支社 カストマサービス部 LCMサービス課 正木 良治



導入の効果

インターネット接続が可能になり、ネットワーク速度が向上

プロジェクトは2年間にわたって実行されました。「システムも、それを動かすネットワークも入れ替える全社的なプロジェクトでしたので、いくつかのトラブルがありました。しかし、富士通エフサスの担当であるネットワークの部分で問題が起こり、スケジュールに影響したと言うことはまったくありませんでした」と、富士通エフサスの取り組みを高く評価しています。導入後の効果ですが、「現場で動く記者が体感している一番大きな効果は、ネットワークスピードが上がったことと、インターネット接続が可能になったこと」と、静岡新聞社様は言います。今や情報交換・情報収集に欠かせなくなったインターネットが使える環境は、記者にとっては待ち望んだものだったでしょう。他には、「ネットワークインフラですから、劇的な効果を体感することは難しい。でも今まで特に大きなトラブルもなく運用できているということは、当初の目的は達成できているのではないかと考えています」と静岡新聞社様。目には見えなくても、導入したネットワークに、高い信頼を感じていらっしゃいます。




今後の展望

機能は成熟。今後は安定稼働とセキュリティ、コストを追求

「20年以上の歴史を持つ新聞CTSは、システムとして高い完成度を持っています。機能やワークフローが急激に改善することは考えにくい」と静岡新聞社様。成熟したシステムにおいて求められるのは、安定稼働とコスト削減。「障害が起こらないこと、万一障害が起こっても原因を特定しやすく、復旧作業が容易であること。それらの特色を兼ね備えつつ、ランニングコストのかからないシステム」がこれからの課題という静岡新聞社様に、富士通エフサスはこれからも応えていきます。


株式会社静岡新聞社様
<所在地> 静岡県静岡市駿河区登呂3丁目1番1号
<社長> 松井 純氏
<設立> 1941年12月1日
<社員数> 605名
(2008年4月現在)
<ホームページ> http://www.shizuokaonline.com


本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページ の閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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