富士通エフサス

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導入事例レポート 新ふくしま農業協同組合様

導入事例レポート 新ふくしま農業協同組合様


周囲を山に囲まれた盆地・福島市。福島県中通り地方の北部に位置する県庁所在地福島市は、果樹の名産地としても知られ、農業が盛んな地域でもあります。 福島市・川俣町・飯野町の1市2町の農業を支える『新ふくしま農業協同組合(以下、JA新ふくしま)様』は、JA会員である生産者が作る新鮮な農作物を安価に提供する直売所を運営されています。

その直売所と生産者を結び、直売所の活性化を図れると期待されているのが、富士通エフサスが提案し、導入された『ファーマーズマーケットシステム』です。今回は、JA新ふくしま様のシステム活用例をご紹介します。


お客様紹介

果樹名産地の農家を支えるJA新ふくしま様

福島県の中心地・中通り北部に位置する福島市、川俣町、飯野町の1市2町の農業を支えるJA新ふくしま様。1万2000人を超える組合員が登録する、農業協同組合です。

JA新ふくしま様では、7つの直売所を運営し、新鮮な農作物を近隣住民に安価に提供し、生産者の生活向上をサポートされています。取材に伺った8月上旬は、まさに特産の桃の旬。そのお忙しい中、JA新ふくしまでシステム管理と営農指導を担当する安田様にお話を伺いました。

組合概要
新ふくしま農業協同組合様
<所在地> 〒960-0185
福島市北矢野目字原田東1-1
<代表> 経営管理委員会 会長
吾妻 雄二氏
<正組合員> 12,059人
<准組合員> 11,562人
※ 2007年1月現在
<ホームページ> http://www.shinfuku.jp/


導入以前の課題

生産者からの要望で新システムの導入を検討

JA新ふくしま様は、近隣住民に新鮮で安価な農作物を提供する直売所を運営されています。直売所は、土日になると駐車場が満杯になるほど盛況で、直売所の売り上げは順調に伸び、さらに直売所を増やして欲しいという要望に応えて、直売所の数が増えてきました。

JA新ふくしま様が利用されていた従来のシステムは、本店で利用していた旧システムに直売所を繋ぎ、各店舗の実績を集めるというもの。旧システムは、本来本店でのみ利用するという前提で構築されたため、複数の店舗を繋いで情報を集める仕組みではなく、その日の売り上げを集計することも非常に時間がかかるという状況でした。

直売所が順調に増えていく中、2007年始めに、JA川俣飯野と合併して直売所がさらに増加。4月19日に新規直売所がオープンして合計7店舗になる時期に合わせて、新システムの導入を検討開始されました。




JA新ふくしま 営農部 直販課 生産指導普及担当 安田 一宏 様

JA新ふくしま会員の営農指導から直売所の運営、各店舗を結ぶシステムの管理までを担当されているJA新ふくしま営農部直販課の安田一宏様。 桃の出荷真っ盛りのお忙しい中、取材に快く応じてくださいました。

「昨今の携帯電話やパソコンの普及を受けて、直売所に農産物を提供している生産者様からも、売り上げ情報が携帯やパソコンで得られるようにして欲しいという要望が高まりました」と、導入検討時を振り返る安田様。新システムは、その生産者の声に答えられるものである必要がありました。



導入の概要

ファーマーズマーケットシステムで売り上げを見える形に

従来のシステムは、INS回線で各店舗を繋ぎ、売り上げを集計するというもの。「売り上げデータがなかなか集まらず、その日の深夜にやっとわかるというもので、翌日見た方がいいんじゃないかという笑い話が出るほどでした」と安田様。生産者に情報提供ができるような状態ではなかったとのことでした。

また、直売所は朝持ち込まれた商品を並べるため、午前中に売り上げが集中し、午後には商品を追加しないと品薄になるという問題もありました。

そこで、富士通エフサスは、本店から各店舗の販売状況が容易に確認でき、生産者へ適宜売り上げ情報をお知らせできるファーマーズマーケットシステムを提案しました。

7つの直売所と生産者を結ぶファーマーズマーケットシステム

JA新ふくしま様の拠点となる本店に管理サーバ(データベース)、Webサーバ(イントラネット用)、CTIサーバ(音声/FAX案内用)を導入し、各店舗を常時接続回線で結びました。

このシステムでは、生産者、品目マスタの一元管理からPOSシステムへの商品マスタの反映、各店舗の売り上げデータの集中管理をシステム化。各マスタ情報や売り上げデータはJA新ふくしま様のイントラWeb上で確認できるのと同時に、各生産者に対しても音声やFAX、メールなどで売り上げ速報を提供する仕組みも構築しました。

ファーマーズマーケットシステム利用イメージ図

静岡県での実績と信頼感が導入の決め手

JA新ふくしま様に提案したファーマーズマーケットシステムは、生産者にタイムリーに情報を提供したいというご要望を満たすもので、すでに静岡県での導入実績がありました。

「やはり静岡県で多数の店舗を管理している実績があるのが、導入の決め手でしたね。信頼感がありました」と安田様。

静岡県での実績によるノウハウで、2007年1月末の提案から、約3ヶ月という短期間での構築を可能にしました。

また、すでに導入済みであった「生産履歴管理システム」のラベル発行機との連携により、生産者のラベル発行操作を変えることなくそのままの運用ができ、さらに生産履歴管理システムと同じネットワーク回線が利用できるなど、効率的なシステム導入を実現しました。

導入の効果

新システムの導入により会員数が増加!

JA新ふくしま様は、ファーマーズマーケットシステムを導入することで、直売所に農作物を提供する直売所会員(生産者)へ売り上げ実績をタイムリーにお知らせできるようになりました。

「システム導入時は、全生産者様へ新システムの導入をチラシで通知しました。旧JA川俣飯野では、生産者様に説明会を開きましたが、告知と同時にあっという間にメール会員が増えました」(安田様)。このように、すぐに使い始める生産者が多数がいらっしゃったとのこと。口コミや新聞報道などでこのシステムが生産者の間に広まり、システム導入直後に直売所会員が約40名ほど増加。それまでの会員数の増加に比べると、飛躍的な会員数の伸びを記録しています。

直売所会員数の増加は、直売所店舗への出荷量の増加にもつながるため、今後の店舗の売上拡大にも期待が膨らみます。

「定期点検等でシステムを止めた日などは、システムから売り上げが送られてこなかったから翌日は出荷を少なめにしたという生産者様もいて、それだけ売り上げ通知システムは使われているんだと実感しています」と安田様。JA新ふくしま様が当初予測していた以上に、新システムは大きな成果をあげているそうです。


直売所の売り上げを伸ばし農家の売り上げ増加につなげたい

「売り上げがわかるようになったことで、翌日の出荷を調整するなど、生産者様にも情報を役立てていただいています」と安田様。おそらく、このように自分たちが作った作物の売れ行きを数値として見ることができるのは、生産者にとってもまったく新しい体験ではないでしょうか。直売所の目下の課題は、午後にも商品を納品してもらい午後の売り上げを伸ばし、午前午後平均して売り上げを上げることとのこと。

「午後にも商品があると直売所に買い物に来る地域住民の方々に認知していただくまでには時間がかかると思いますが、このシステムを販売増加に役立ててもらうよう生産者様にもっと紹介していきたいです。それが、結果的に農家の売り上げ増につながるはず」と、将来に向けてこのシステムを売り上げ増加に繋げたいと安田様はお考えです。

今後、ポイントカード等により、買い物に来る方々にも積極的なサービス提供を実施したいというご要望もお持ちのJA新ふくしま様。生産者と直売所を結ぶファーマーズマーケットシステムが、いつも新鮮な農作物が手に入る直売所運営を実現する日もそう遠くはないでしょう。

富士通エフサスでは、これまで培ってきた農業の分野におけるシステム活用の経験を活かし、今後もJA新ふくしま様をサポートしていきます。



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