導入事例レポート 株式会社静岡県農協電算センター様

掲載日:2006年2月22日
静岡県内のJA・経済連の情報処理システムの構築や運用業務を担う株式会社静岡県農協電算センター様(以下:JA静岡県電算センター様)を、エフサスの「ファーマーズマーケット※向け売上精算管理システム」がサポート。生産者の皆様にとっても、消費者の皆様にとっても、ファーマーズマーケットの皆様にとってもメリットの大きいシステムで、直売業務を支援しています。
※ ファーマーズマーケットとは農産物直売所のことです。
導入までの背景

県内の各ファーマーズマーケットごとに処理していた売上・精算業務を、 県単位のシステムで一括処理することのメリットを検討。
新鮮な野菜などが手に入る、生産者の顔が見えるなど、大きな注目を集めているファーマーズマーケット。静岡県でも地元の農産物を販売する店舗が各地で運営されていますが、出荷や売上、精算などの管理は各ファーマーズマーケット単位で行われていました。JA静岡県電算センター様では、これらを一括処理することで、業務を効率化し、コストを削減するとともに、より質の高いサービスを実現できると考え、全国でも初の試みとなる県単位での一括処理システムの導入を検討していました。
導入の経緯

導入以前の状況
- 売れ筋商品の把握など、売上を拡大するための情報が不足
- 生産者に対して効果的な売上情報を提供したいというニーズが発生
- 各ファーマーズマーケット単位での処理のため、システム構築や運用コストの無駄が発生
直売所の展開が積極化するとともに、業務の効率化や効果的なマーケティング情報を求める声が、各ファーマーズマーケットの現場から上がっていました。また店単位での処理となっていたため、システムを構築し、運用する上で、必ずしも効率的ではありませんでした。これらの課題をまとめて解決することのできるシステムの構築が求められていました。
導入の概要

エフサスの提案
- POSシステムと連動した、売上、精算処理を自動で行うシステムの構築
- 機械に不慣れな人でも使いやすいバーコードラベル発行機の導入
- 生産者への電話、FAX、インターネット、E-メールによる売上速報の発信
- 各直売所の情報を一括処理することのコスト的メリットを提案

各店舗での業務の負荷を軽減するために、バーコードラベルやPOSと連動させた「ファーマーズマーケット向け売上精算管理システム」を提案しました。売上情報はJA静岡県電算センター様のサーバで一括処理し、精算処理も自動的に行います。また直売所に設置するバーコードラベル発行機は、お年寄りや女性など機械に不慣れな人でも使いやすいよう大型のタッチパネル方式を採用。生産者はその日の売上速報を、固定/携帯電話、FAX、インターネット、E-メールで入手できます。エフサスが提案したシステムは、店舗単位で管理していた情報システムを県単位に広げるもので、システムの構築、運用面でのコスト削減が期待できます。

導入の効果

- 直売所の業務負担軽減と、売れ筋商品の把握など、マーケティング情報の入手が可能
- 簡単にラベル発行ができ、機械に不慣れな人にも違和感なく利用可能
- 生産者は売上情報をリアルタイムで把握
- 一括処理により、システム構築や運用コストの無駄を排除
昨年11月に第1号店として、JA大井川ファーマーズマーケット「まんさいかん」がこのシステムの利用を開始しています。運用開始直後から多くの生産者が参加し、日々売上速報を利用するなど順調にスタートしています。店舗では売上管理や精算処理の手間が大幅に省け、売れ筋商品の把握などマーケティング情報を簡単に入手できるようになりました。
また簡単にバーコードラベルが発行できるため、パソコンの操作を意識することなく、誰にでも出荷作業が行えます。さらに、生産者もリアルタイムで売上情報を取得できるため、必要に応じて再出荷ができ、販売機会拡大を図ります。
今後、「ファーマーズマーケット向け売上精算管理システム」の利用店はさらに増え、効率的な店舗運営の貢献に期待が膨らんでいます。

インタビュー
エフサスとのパートナーシップや、今後の展開について、株式会社静岡県農協電算センター 参事 大石辰彦様にお伺いしました。
| Q: | 課題は何でしたか? |
| A: | 県内の各地域のJAでは、以前からファーマーズマーケットを運営していますが、その管理は店舗ごとに行われており、結果的にコストの高いものになっていました。また今回導入いたしました売上げ案内システムのように、何か新しいものを採り入れようとしたときに手間がかかるという問題もありました。店舗ごとの管理を県単位でまとめて行うことで、課題は解消できるのではないか、そしてそれを行うのは静岡県内のJA・経済連の情報処理を担う立場にある当社ではないかと考えていました。 |
| Q: | エフサスはどのような提案をしましたか? |
| A: | 出荷から売上、精算までを総合的に処理する「ファーマーズマーケット向け売上精算管理システム」のご提案がありました。エフサスさんはファーマーズマーケットのシステムでは既に多くの実績を持っておられ、現場のニーズを的確に把握されているためか、非常に良いご提案をいただけたと感じています。 |
| Q: | どのような結果が得られましたか? |
| A: | 充分満足できるシステムが完成したと評価しています。バーコード発行機に関しては、タッチパネル方式で、文字も大きくて、大変使いやすく、農家の方が楽しんで操作できるものになりました。元のバーコードを読み込んでラベルを追加発行できる機能も素晴らしいと思います。また売上げ案内サービスに関しては、固定電話、携帯電話、電子メール、FAXと考えられる一通りの手段を用意できまして、農家の方はそれぞれの状況で使い分けているようです。 ファーマーズマーケットでは、他県から品物を仕入れるケースも考えられますが、このような場合にも仕入れ管理、在庫管理をできるようになっており、今後の発展を見据えたシステムになっていると思います。 今回エフサスさんと仕事ができて本当によかったと思っています。営業の方とSEの方が常に一体となって対応していただき、非常に効率よくものごとが進んだと思います。 |
| Q: | 今後、エフサスにどのようなサービスを期待しますか? |
| A: | 今後、県内の多くのファーマーズマーケットにこのシステムの導入を予定しています。当社の社員だけではなかなか充分なサポートをできませんので、是非エフサスさんにもご支援をお願いしたいです。またせっかく良いシステムができたのですから、他県にもどんどん勧めていただきたいと思います。それと今回のシステムに限らず、良いご提案をいただけないかと思います。 私どもはJAグループの中にどっぷりつかってしまっているので、エフサスさんにはITの専門家としてもっと良い提案をどんどん出していただきたい、教えていただきたい、と考えています。 |

| 株式会社静岡県農協電算センター様 |
|
| <本社所在地> | 〒422-8006 静岡県静岡市駿河区曲金3丁目8番1号 |
| <設立> | 1978年4月1日 |
| <資本金> | 3億5,000万円 |
| <事業内容> | 静岡県下JA・経済連の経済業務・管理業務の情報処理を受託。インターネット・イントラ系ネットワーク基盤の構築、JASNET21プロバイダ事業 |
| ※ 2006年2月22日現在 | |
| <ホームページ> | http://www.ja-shizuoka.or.jp/ndc/ |
本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページ の閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
