富士通エフサス

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導入事例レポート 杏林大学医学部付属病院様

導入事例レポート 杏林大学医学部付属病院様

掲載日:2005年11月24日


特定機能病院として、東京西部地区三多摩の中核的医療センターの役割を果たす杏林大学医学部付属病院様。入院患者 様が病院内でインターネットを楽しむための「患者インターネットシステム」の導入など、医療サービスの充実のためのIT化を、エフサスはネットワーク/システム構築から運用サポートまで、病院情報システム全体を支えています。


導入までの背景

杏林大学医学部付属病院 病院管理部課長 奥田 宗宏様

病院のIT化を進める中で、ネットワークの再構築が課題に。

杏林大学医学部付属病院様では、オーダリングシステムのリプレースを決定するなど、医療サービスの一層の充実を図るためにIT化を進めてきました。その過程の中で、患者様データなどの個人情報の保護、患者様への アメニティサービスの強化などが課題になっていました。また将来、電子カルテシステムの導入も視野に入れており、ネットワークの再構築が検討課題に上がっ ていました。

※オーダリングシステム・・・ 医師や看護師が、直接病院内の関係部署へコンピュータからオーダーを入力するシステム。


導入の経緯

導入以前の状況

  1. オーダリングシステムのリプレースを決定したが、ネットワークは以前のままの負荷が高い状態
  2. 個人情報保護が社会的なテーマになる中、セキュリティ対策の強化が課題に
  3. 患者様へのアメニティサービスの強化を検討

病棟の建て替えを進めるなど、より近代的な病院への飛躍を図る杏林大学医学部付属病院様では、治療の指示や処方をオンラインで結ぶオーダリングシステムを導入するなど、IT化にも積極的に取り組んできました。2003年にそのオーダリングシステムのリプレースを決定しましたが、ネットワークそのも のは以前のままで負荷が高く、大量のデータ転送などは難しい状態にありました。また患者様データなどの個人情報の保護についても強化が課題になり、さらに 患者様へのアメニティサービスの向上も検討されていました。


導入の概要

Fsas 医療ビジネス事業部 南 司郎

エフサスの提案

  1. 最高レベルのセキュリティを備え、大容量の情報通信が可能なネットワークに再構築
  2. 患者様が持ち込みPCで、簡単にインターネットを楽しめるシステムの構築
  3. 常駐スタッフを核とした病院情報システム全体の運用サポート

エフサスでは、新しいオーダリングシステムの稼働に合わせてネットワーク自体を再構築することを提案。今後のIT化の進展に対応できる容量と、個人情報である患者様データ等を強固にガードできる高いセキュリティ性能を備えたネットワークに変更することを提案しました。

また入院患者様が自らのパソコンを持ち込んで、面倒な設定をすることなくインターネットやEメールを楽しめる「患者インターネットシステム」の導入を提 案。このシステムの導入にあたって課題となった、持ち込みパソコンから診療系LANへの不正アクセスに対し、IEEE802.1x認証技術やスイッチでフィルタリングをかけることによって、診療系LANのセキュリティを最高レベルにすることで解決しました。

さらに、ネットワークを含めた病院情報システム全体の運用サポートを提案。オーダリングシステムのヘルプデスクやトラブル対応、障害監視、セキュリティの維持管理を提供しています。

特に、高セキュアなネットワーク端末の増設、撤去にともなう作業を常駐スタッフが対応することにより、セキュリティの維持管理までトータルに運用をサポートしています。

※IEEE802.1x・・・ ネットワーク接続時に認証を行うためのセキュリティ標準規格


ネットワークシステム

導入の効果

  1. セキュリティを強化することで、個人情報保護法に対応できる体制に
  2. 持ち込みパソコンによるインターネット利用が可能になり、患者様アメニティが向上
  3. 常駐スタッフを核とした運用サポートにより迅速な対応が可能に

新しいネットワークは最先端のセキュリティ性能を備えており、個人情報の保護にも有効に機能するため、より安心してLANを活用できるようになり ました。また、将来電子カルテシステムを導入することになった際にも対応できるよう、画像など容量の大きなデータも転送可能なネットワークを構築。安全で、 大容量なネットワークを実現しました。
また「患者インターネットシステム」は、より患者様の視点に立ったサービスを提供し、アメニティの向上に寄与しています。運用面でも常駐スタッフによる24時間365日サポートを核に迅速かつ的確な対応を可能にしています。


杏林大学医学部付属病院 副院長 齋藤英昭様

インタビュー

エフサスとのパートナーシップや、今後の展開について、杏林大学医学部付属病院 副院長 齋藤英昭様にお伺いしました 。


Q: 課題は何でしたか?
A: 従来の基幹システムを更新することになり、いろいろ検討し富士通さんにお願いすることになりました。今年の2月に新しいシステムに切り替えましたが、それ とともにネットワークについても改めて検討することになりました。それまでのネットワークは、将来電子カルテシステムを導入することを考えると容量が小さ く、セキュリティの面でも病院という性格上、患者さんの個人情報を多く扱いますので万全なものにする必要があるのではないかと考えました。
また、当時新しい病棟を建設しており、そこの情報網をどう整備するかということも検討していました。この病棟では、できれば患者さんが無料で自由に使えるようなインターネットシステムをベッドサイドに備えられないかというようなことを考えていました。
 
Q: エフサスはどのような提案をしましたか?
A: 富士通さんのシステムを入れた関係からエフサスさんが候補に挙がり、他の会社からもオファーがありましたので比較検討させていただきました。その際、こういったシステムに精通していらっしゃる東京大学医学部附属病院の美代賢吾先生にも検討していただいた上で、実績、コスト面でエフサスさんが勝っていたので、エフサスさんを選ばせていただきました。
患者さんのアメニティを上げていくことは、当院の目標のひとつで、今は情報化社会ですから、多くの方が家でもパソコンを使ってEメールをしたり、インターネットから情報を収集したりしている訳です。それをベッドサイドでもできればいいなと考えていたところ、エフサスさんから患者インターネットシステムのご提案がありました。
 
Q: どのような結果が得られましたか?
A: 基幹システムを更新するため、既存のデータを移行するにあたって、正直言って心配しておりました。それまでのデータを、一気に移すわけですから。 しかし結果から見ると非常にスムーズに移行できましたし、満足しています。それにエフサスさんには新システム導入の運用サポートの面でもお手伝いをしてい ただいているのですが、これもお願いしてよかったと思っています。システムが新しくなると、医師や看護師から「システムの使い方がよく分からない」といっ た問い合わせが必ず出てきます。そういったサポートを24時間体制で行わなければならず、それもやはり専門家でなければ対処できなかったと思っています。

患者インターネットシステムについては、アンケートを行ったところ5%程度の方が利用されているようです。家族や会社の方とEメールでやりとりしたり、自 分の病気についてインターネットで情報を取ってドクターに質問する方もいるようです。ただ、このインターネットシステムについては大々的には宣伝しており ませんので、患者さんが知らずに入院してきて、慌てて自分のパソコンを取りに帰ることもございました。今後も、新しく建設する病棟にはこのシステムを導入 しようと考えておりますし、現時点では導入して良かったと思っています。
 
Q: 今後エフサスにどのようなサービスを期待しますか?
A: 病院経営の面から言えば、病院の情報システムというのはすごくお金がかかります。数年すれば、バージョンアップが必要になる訳ですし、エフサスさ んにはできれば効率の良い、そして安全なシステムをよく研究していただきたいと考えております。その上で、ローコストなシステムを提供していただければ、 非常にありがたいと思っています。

杏林大学医学部付属病院様
杏林大学医学部付属病院様

<所在地> 〒181-8611
東京都三鷹市新川6-20-2
<病院長> 石井 良章 氏
<開院> 昭和28年
<病床数> 1,162床
<医療関係職員数> 1,675名
<事業内容> 高度医療の提供、臨床医学の教育・研究、高度救命救急、総合周産期母子医療
※2004年4月1日現在
<ホームページ> http://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/


本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページ の閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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