2008年5月30日
株式会社富士通総研
福岡・博多の観光案内サイト「よかなび」の開設について
~福岡市と民間企業・市民とが協力して観光案内していくサイト~
このたび、当社が福岡市様に対して、企画・調査および制作協力を行った、福岡・博多の観光案内サイト「よかなび」(パソコン版・携帯電話版・タッチパネル式情報キオスク端末版)が開設されました。また、福岡市様はこれにあわせ、動画共有サイトYouTube(ユーチューブ)(注1)に福岡・博多観光のチャンネルを開設し観光映像の配信を開始しました。
この事業は、福岡市様が、急増している国内外からの観光客に対して、幅広く、利便性の高い情報・サービスの提供を実現するため、情報内容・機能を一新させた観光案内サイトを新規開設したものです。コンシェルジェ機能や多言語の充実など、福岡・博多への観光客の視点にたったサイト構成となっているほか、行政の観光案内サイトとしては日本で初めて、民間サービス事業者と提携するなど、これまでにない画期的な取り組みを行っています。
当社は、サイト開設に向けた企画・調査や、福岡市様と「ぐるなび」「YouTube(ユーチューブ)」などの民間サービス事業者との提携を支援いたしました。また、過去の調査実績をもとに、コンシェルジェ機能(市民ボランティアによる観光情報提供)の企画および構築の協力を行いました。
1.福岡市内外の民間企業(サービス事業者)と協力した情報提供
・行政の公式観光サイトとしては日本初となる、株式会社ぐるなびとのパートナーシップ契約を締結し、飲食店情報を提供します。
・動画共有サイトYouTubeに、行政としては日本初となる観光専門チャンネルを開設し、福岡・博多の観光映像の配信をします。
・地元企業や関係機関などと、幅広く協力し、旬の情報を提供します。
2.地元市民(個人・グループ)が「コンシェルジェ」となり、おすすめ情報を提供
・地元の市民グループ、NPO(注2)、観光ボランティアガイド、在日外国人、さまざまな専門家や有名人などの方々が、ご自身の得意分野・専門分野から、福岡・博多の魅力を堪能できる生のおすすめ情報を提供する「よかなびコンシェルジェ」のコーナーを開設しています。
・また掲示板上で、利用者からの福岡・博多への観光に関するお問い合わせに対して、「コンシェルジェ」や事務局などが、可能な範囲でコメントをします。
3.その他の特長
・今回、これまでのパソコン版、タッチパネル式情報キオスク端末版に加えて、新たに携帯電話版も開設します。
・福岡市内の主要なバス停(にしてつバス、バスシェルター形式)に記されたQRコード(注3)から、地域情報を得ることができます。(6月下旬以降順次設置予定)
・YouTubeを利用し、「よかなび」から福岡・博多の映像約200本が閲覧できます。
・サイト内の各ページにおいて、関連カテゴリ、関連イベントを探しやすくするなど、利用者の視点にたったサイト構成としています。
2008年5月9日(金曜日)
・パソコン版:http://www.yokanavi.com/
・携帯電話版:http://www.yokanavi.com/m
・YouTubeチャンネル:http://jp.YouTube.com/yokanavi
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
(注1)動画共有サイトYouTube(ユーチューブ): 2005年2月に米国で設立されたネットベンチャーYouTube社が運営する、動画コンテンツ共有サイト。会員登録をすることによって誰でも容量100MB、再生時間10分以内の動画ファイルをアップロードし公開することができる。YouTubeで公開された動画ファイルは会員登録をしていないユーザでも無料で閲覧することができる。2006年10月にはYouTube社がネット検索大手のGoogle社に買収され、同社子会社となった。
(注2)NPO:民間非営利団体のこと。Non Profit Organization の略。
(注3)QRコード:1994年にデンソーの開発部門(現在は、株式会社デンソーウェーブ)が開発したマトリックス型二次元コードの一種。白と黒の格子状のパターンで情報を表す。なお、「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標。
以上
株式会社富士通総研 第一コンサルティング本部 公共コンサルティング事業部
担当:安藤日出夫
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