地域間移動を考慮した将来人口の推計
慶應義塾大学大学院 経済学研究科 戸田淳仁
主任研究員 新堂 精士
2008年6月
要旨
2005年から5年おきに2050年までの都道府県別人口の推計を行った。2005年の国勢調査の各都道府県の性、年齢(5歳)階層別人口を基準として、人口の地域分布に強いインパクトを与える都道府県間の人口移動について、都道府県間の移動を表す遷移行列を用い、出生率と死亡率には自己回帰モデルを適用して将来の予測値を得た。
推計結果によると、全国の総人口は、2025年時点に約1億1,880万人、2050年時点には9,215万人と見込まれる。また、総人口に占める65歳以上人口比率は2005年の20.1%から上昇を続け、2050年には43.4%となり、今後すべての地域で少子高齢化の加速が見込まれることや、その加速度合いには地域差が大きく、例えば、高齢者比率が5割程度の県が存在する一方、3割強程度にとどまる県もあることなどがわかった。
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