No.268 : 個人情報保護法の施行に伴う介護事業者の課題
主任研究員 渥美 由喜 / 上級研究員 瀧口 樹良
2006年6月
要旨
- 2005年4月に、個人情報の適切な取り扱いを事業者等に義務づける「個人情報保護法」が全面施行された。介護業務では、他の業務と比べて多くの個人情報を扱うのみならず、個人のプライバシー度も高い個人情報(センシティブ情報)を取り扱うという特徴があるが、大半の介護関連事業者における個人情報保護の対応は、遅れているようである。
- そこで本論では、保護法および厚生労働省ガイドラインのポイントと問題点、および介護事業者に求められる対策などについて、実際にどのような個人情報をどう取り扱うべきか、従来の守秘義務との違い、法により明文化されるさまざまな義務、セキュリティ対策の重要性などについて検討を行った。
- 個人情報保護法の施行を契機として、事業者、介護サービスに従事する者の双方にとって、「倫理コンプライアンスの確立」が最優先すべき課題である。
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