富士通総研

顔の記憶力に頼った認証システム

その他

  1. 会社名
    Real User Corporation
  2. Web Site
    Real User Corporation (http://www.realuser.com/)
  3. 事業開始年月
    2001年1月
  4. 会社概要
    顔の認知能力にもとづく認証システムPassfaceの特許を持っている。
    1133 21st Street, NW
    8th Floor
    Washington DC 20036
    Tel: 202.331.2200
    Fax: 202.331.7728
  5. ビジネス
    RealUserは極めてユニークな個人認証システムである。
    人間は生後1時間で他者の顔の方を見るようになり、2日目には顔の印象を記憶するという。そして私たちは親しい人物の顔を20ミリ秒で認知する。ある研究では35年間会わなかったクラスメイトの顔を90%の正確さで見分けたという実験結果もある。
    この人間の顔の認知力を使って、発明されたのがこのRealUserのPassface認証である。ユーザはパスワードの代わりに、5人の見知らぬ顔を記憶させられる。
    最初に無作為に3×3の升目グリッドに9人の顔が表示され、そのうちの1人をPassfaceとして記憶するように指示される。これを5回繰り返し、5人のPassfaceを選び、記憶する。練習セッションが終わって記憶が確認できたら、Passface認証が使えるようになる。
    ユーザはシステムにログインしようとすると、9人の顔から1人のPassFaceを選ぶ作業を5回連続で試され、5回とも連続して当てれば認証される仕掛けだ。
    一見3×3のグリッドパターンは単純すぎるようにも思えるが、実際には、3×3のグリッドからPassfaceを5回、無作為に選んだだけでは59049回に一度しか認証をパスすることはできない。これならば日常的な認証機構としては十分に使えるレベルのセキュリティを持っている。また3×3のグリッドは数字入力キーに割り当てることが可能なのでインタフェースとしてもちょうどよい大きさである。
    スマートカードやバイオメトリクス認証のようにハードウェアが必要なく、特別なソフトウェアのインストールも不要である。ActiveXの使えるマイクロソフトのインターネットエクスプローラーがあれば、誰でも使うことができる。
    システムのログインやWebサービスのアカウントなど多くの応用場面があると同社は主張している。
    この認証をさまざまなアプリケーションやWebサイトで使えるようにする開発者キットも用意されている。
  6. 競合可能性
    特になし
  7. 対象市場
    低コストで中レベルの、パスワード認証に代わるセキュリティはないかと探しているシステム部門
  8. 収益性
    Passfaceソリューションの販売。
  9. コメント
    大変ユニークなセキュリティ機構だ。実際に試してみたところ、用意されているPassfaceが欧米の人種の顔が多いせいか、個人的には記憶するまでが一苦労になった。しかし、一度覚えてしまうと感覚的に選んでいけるようになり不思議な感覚を味わった。