
オンラインで遺言保管サービス
その他
- 会社名
Finalthoughts
- Web Site
Finalthoughts (http://www.finalthoughts.com/)
- 事業開始年月
1999年
- 会社概要
1999年にCEOのTodd Michael Krimは、ロサンゼルスからロンドンに向かう飛行機に乗った。この飛行機がひどく揺れた時、フライト恐怖症のCEOは自分の死を意識した。そして同時に、遺族に特別なメッセージを残していなかったこと、財産分与の方法、大切な書類の場所、ペットの飼育方法のアドバイスなどを伝えられないことをとても後悔した。その後、飛行機は無事にフライトを終え、CEOは、自分が切実にその瞬間欲しかったサービスを提供するこのベンチャー企業を創業した。
FinalThoughts, Inc.
P.O. Box 1739
Los Angeles, California
90078-1739
USA
- ビジネス
Finalthoutght.comはオンラインに、自分の死後に遺族や友人に伝えたいメッセージを保管しておくサービスである。実際に死亡した際には予め用意したメールが指定した遺族や友人に送信される。
遺言を残したいユーザは、Webベースのアカウントにログインし、電子メールアドレスブックを作成する。死後に遺言を送信したい相手のメールアドレスをそこには登録する。そして、一人だけ、特別な「後見人」も指定して登録しておく。この後見人がユーザの死亡を確認する役になる。
次にメッセージセンターツールを使って遺族個別に送りたいメールの内容を編集する。そしてファイルキャビネットツールには、財産目録や不動産権利書、証券など大切な書類や動産の所在を文章で残しておくことができる。
ファイルキャビネットツールには以下のような情報の専用フォームが用意されていて、多くの人が死後に伝えたい情報を簡単に漏れなく編集できるようになっている。
・書類の保管場所
・財産目録
・ペットの飼い方
・自伝記述ツール
・葬儀のやり方に関する指示
・臓器の提供
これらの情報の登録作業が終わったらメール通知ツールを使って、自分が死後のメッセージを、Finalthoughtsに登録したことを通知するメールを遺族へ送信する。このメールにはサービスの説明と一緒に、電子メールアカウントを変更した場合に、変更を遺族自らが申告するフォームのURLも記述されている。
実際にユーザが死亡した場合は、後見人に指定されたユーザがFinalthoughtsにその事実を報告する。すると、予めセットされたメールが遺族ひとりひとりのメールアドレスへ送信される仕組みだ。ユーザは登録情報をいつでも書き換えることができる。
- 競合可能性
特になし
- 対象市場
死後にメッセージをメールで伝えたいユーザ
- 収益性
年間29.95ドルの利用料金をユーザから徴収している。
- コメント
紙の遺言の場合、家ごと被災して死亡したケースなどでは、書類自体が消失してしまったりする。また、メールで自動送信されるので死後に遺言が何らかの理由で発見されなかったという不運も避けることができる。
このサービス、一応、メリットはありそうなのだが、現実問題として、この運営企業自体が永続する保証はないし、メールアドレスの変更を届け忘れるケースもあるかもしれない。また、そもそも遺族・友人・知人がメールを使っているということが大前提となっている。