富士通総研

地下鉄内にワイヤレス広告を放送

ユビキタス

  1. 会社名
    エムチューブ
  2. Web Site
    エムチューブ (http://www.mtube.co.kr/)
  3. 事業開始年月
    2001年3月
  4. 会社概要
    アジアセメントの新規事業部として発足した会社。
    ソウル瑞草区瑞草洞1586-7
    ポスゼンベンチャータワー9階
    Tel : 580- 2500
    Fax : 521- 4863
  5. ビジネス
    エムチューブは、韓国の地下鉄車両内に無線LANを利用したリアルタイム放送を提供している。2002年のワールドカップ開催に合わせて正式サービスを開始、車内で試合に関する情報を流したこともあって、当初より高い注目を集めることに成功した。
    放送時間は6時から23時まで。番組表はオンラインで参照できるが、ニュースやスポーツといった報道番組から、ドラマやアニメなどの娯楽番組、教養番組にいたるまで多様なコンテンツが提供されている。
    しくみとしては、エムチューブの放送センターで画像をMPEG2ファイルに変換、これを光ファイバーで無線アクセスポイントに配信、数百メートルおきに設置した無線アクセスポイントを切り替えつつ受信する。地下鉄ということで移動しながらの受信になり、安定したデータを確保するところにこのシステムのノウハウがある。
    同社のビジネスモデルは、配信する映像の前後や中間に挿入する広告に対して課金する形をとっている。注目率の高さ、通勤客などの反復性、地域限定性などに加え、行動途中の広告視聴であり、購買行動にもつなげやすい。同社ではこうした特長を訴え、広告主を募っている。
  6. 競合可能性
    韓国で地下鉄構内での無線ネットを提供している企業に、次の企業がある。
    ・KOMONET
    http://www.komonet.com/
    ・ハナロ通信
    http://www.hanaro.com/
  7. 対象市場
    地下鉄利用者。
  8. 収益性
    車内放送における広告費用は、その時間帯の輸送人員をもとに算出される。したがって、乗車人員が多い路線で映像を配信することが収益につながる。車内広告は入札によって競われるため、権利獲得がビジネスの拡大の鍵となる。
  9. コメント
    地下鉄利用客から見ると、場合によっては蓄積型の車内番組と変わらないこともありえる。無線インターネットのリアルタイム性を活かした広告などの提案力が今後の成長につながるのではないか。また、地下鉄に備え付けの端末だけではなく、多くの個人が携帯端末で番組を視聴するようになれば、新しい展開も考えられる