
風船でネットワーク構築
ユビキタス
- 会社名
Space Data Corporation
- Web Site
Space Data Corporation (http://www.spacedata.net/)
- 事業開始年月
2003年
- 会社概要
4180 W. KittyHawk, Suite 200
Chandler, AZ 85226
(480) 403-0020 Voice
(480) 403-0021 Fax
- ビジネス
携帯電話はもはや一人一台の時代が到来しているが、都市部を離れるとまだ圏外エリアが存在しているものである。国土の広い米国にもなおさら、ネットワークの暗黒地帯が存在している。
こういった場所は人里離れた地域であることも多いが、そういった場所で怪我をしたり、車が故障したりして、誰かに助けを求めたいとき、携帯電波が届かなければ、最も必要な連絡手段が使えないことになる。
しかし、携帯電話の電波の中継リピータを人間がいない地域にたくさん設置するのはコストの上でも難しい。米国の住民の住むエリアのうち20%は電波中継タワーの設置がコストに見合わないのだ。そこで、Space Data社は、気象観測に使われるビニール製の風船に無線中継装置をつけて飛ばしておくことで、ネットワーク網を構築するサービスを計画している。
この風船は地上20マイルまで上昇して12から24時間無線中継の機能を果たす。
機能する時間がこれでは、ずいぶん短いように思われるが、米国ではこの50年間、毎日2回、気象観測用の風船は打ち上げられているので、この間隔でも役割を果たすことができるという。
またこの風船は6ポンド(約2.72キロ)以下の重さならば連邦航空局の許可が不要なので、気軽に発射することができる。また打ち上げもたった一人で行うことができるという。従来であれば衛星を使わなければできなかった圏外エリアの中継を、安価な風船で置き換えるという発想のである。
2003年にサービスを開始するとアナウンスしている。
- 競合可能性
特になし。
- 対象市場
携帯電話のキャリア。
独自ネットワークを構築したいISP。
- 収益性
現在計画中で収益モデルは公開されていない。
- コメント
強風や大雨の場合、風船は影響を受けやすいのでは?という質問に対して同社は、そのような天候の場合、電波塔も影響を受けて壊れたりする。風船なら直さずとも嵐が過ぎた24時間後には次の風船によってネットワークは復旧しているはずだ、と答えている。風船ネットワークは意外にみかけより強固なシステムかもしれない。