Web2.0企業の実態と成長に関する研究
上級研究員 湯川 抗
2008年1月
目次
1. 問題意識と研究の目的
2. 研究方法
2.1. Japan Venture Research(JVR)に関して
2.2. Web2.0企業の定義
2.3. Web2.0企業の抽出方法
3. Web2.0企業の実態に関する分析
3.1. ICT企業とWeb2.0企業の比較
3.2. Web2.0企業にIPOまでに流入したリスクマネー
3.3. Web2.0企業に対するVCの投資効果
3.4. VCの投資実績
3.5. 事業会社の投資実績
3.6. Web2.0の本質を考える
4. Web2.0企業の事業成長に関する分析
4.1. 事業成長の全体像
4.2. 資本政策と投資政策のベンチマーク
4.3. 分析対象としたドラマと期間
5. まとめ
要旨
- 近年、「Web2.0」というコンセプトに対する関心が高まると共に、「Web2.0的ビジネス」を行う企業が注目を集めている。本研究では、こうしたWeb2.0企業を定義し、既に上場を果たした17社に関し、設立以降の資金調達の方法や、これらの企業に積極的な投資を行ったVC(ベンチャー・キャピタル)や事業会社等の投資家、及びこれら企業の成長過程に関する分析を行った。
- 分析対象としたWeb2.0企業は、株式公開時には、市場からバブルともいえるような非常に高い評価を獲得し、大規模な資金調達に成功している。そして、これらの企業が成長する過程では事業会社との資本的関係は欠かせないものであったといえる。また、これらの企業は非常に速いスピードで意欲的な資金調達を行うと共に、資金調達後の成長も極めて早い。
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