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ロジスティクスのイノベーション
-3PLにみるイノベーションの要因と課題-

主任研究員 木村 達也

2007年4月

目次

1.  ロジスティクスのイノベーションの重要性と特性

2.  規制緩和のイノベーションに対する影響・効果

2.1.  90年代以降進むロジスティクス関連産業での規制緩和

2.2.  トラック輸送業で進展した経済的規制の緩和

2.3.  トラック輸送業における経済的規制緩和の影響

2.4.  イノベーションへの経済的規制緩和の効果

3.  イノベーションとしてのサードパーティ・ロジスティクス(3PL)

3.1.  3PLへの着目理由

3.2.  ハマキョウレックス

3.3.  山九

3.4.  3PLにおけるイノベーションの要因

4.  3PLにおける重要事項と更なるイノベーションへの課題

要旨

  1. トラック輸送業では、90年以降進んだ規制緩和が競争を激化させ、事業者の創意工夫を引出し、ロジスティクスにおけるイノベーションを促進した。またトラック輸送業以外のロジスティクス関連産業でも進展した規制緩和、新たに打ち出された法律や政策方針、ロジスティクス関連産業で重要性が高い情報通信ネットワークのインフラ整備の進展から、今後ロジスティクスにおけるイノベーションは更に進展するとみられる。
  2. サードパーティ・ロジスティクス(3PL)についてのケーススタディから、3PLにおけるイノベーションには、3PL事業者における以下の4つの要因が重要であることが判明した。(1)3PL関連のデータの蓄積:リファレンスデータベースの構築、(2)顧客企業と共同で3PLの業務改善を行うための努力、(3)従業員のモティベーションを向上させる制度に支えられた現場の高い業務遂行能力、(4)3PLに使用する情報システム開発能力の高さ
  3. 3PLのイノベーション促進には、上記の4つの要因を3PL事業者と業務を委託する顧客企業の双方が、十分に意識し活動を行う必要がある。また3PLのイノベーションを今後更に進展させるためには、3PL事業者と顧客企業間の情報連携を進展させる必要がある。そのためには、政府が物品の調達にEDI標準を用いEDI標準普及へのインセンティブを高めること、3PL事業者が提言力の向上等により顧客企業の業務に深く入り込むことが重要である。

全文はPDFファイルをご参照ください。

PDF ロジスティクスのイノベーション -3PLにみるイノベーションの要因と課題- [843KB]