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  5. 組立業務の外部委託と製品・市場・企業特性 - ビジネスモデルと製品アーキテクチャに関する実証研究

組立業務の外部委託と製品・市場・企業特性
- ビジネスモデルと製品アーキテクチャに関する実証研究

主任研究員 浜屋 敏

2004年4月

目次


I.問題意識と既存研究
1.問題意識
2.既存研究
II.調査の方法と結果の概要
1.調査の方法
2.全体の傾向に関する集計結果
III.組立の外部委託と他の経営要素との関係
1.製品アーキテクチャとの関係
2.技術・市場特性との関係
3.企業特性との関係
4.委託先との関係
IV.まとめと課題

要旨

ビジネスモデルのあり方は製品アーキテクチャに左右されると考えられているが、ビジネスモデルと製品アーキテクチャの関係は、いくつかの例外を除いてこれまであまり実証的に分析されてこなかった。本稿では、製品の組立業務を自社で行うか外部委託するかというビジネスモデルのあり方と、製品アーキテクチャや企業特性との関係について、上場製造業の事業所を対象とした郵送調査から得たデータを使って、実証的に検証した。

その結果、まず第1に、製品の「モジュール化度」を標準部品の使用比率で測定した場合、モジュール化の進んだ商品を扱っている分野ほど、組立の外部委託を実施している事業所の比率も高いことを明らかにすることができた。また、製品アーキテクチャは、組立の自動化の進展度合いや熟練工への依存度、市場の競争の激しさといった製品・市場特性とも関係があり、それらが外部委託の有無に関係していることも実証することができた。

今回の調査結果からは、外部委託を行うかどうかという問題は、製品アーキテクチャなどの製品・市場特性と関係があるだけではなく、企業風土という企業固有の特性とも関係があることがわかった。つまり、外部委託を実施している企業は、そうでない企業に比べて、平均的にみると革新的な企業風土を持っている。また、委託先との関係では、事前のコミュニケーションを頻繁に行っている企業は事後のコミュニケーションも多いなど、コミュニケーションの効率という観点からは必ずしも効率的ではない現状も明らかになった。

全文はPDFファイルをご参照ください。

PDF 組立業務の外部委託と製品・市場・企業特性  - ビジネスモデルと製品アーキテクチャに関する実証研究 [600 KB]